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    サンタ

    まとぺ

    DONE2024年に相互さんたちと考えた概念を振り返りがてらちまちま書いてた
    現世の二人じゃ絶対認識できない世界を、もしもの体で話して実は知らずのうちにその世界線は存在している…って感じの話。
    身内ネタ、雪の女王に関するネタバレ、そんなに重要では無いけどメインストめっちゃ最後のネタバレ入ります。
    P.M.4:43「パラレルワールド?」
    「そう。パラレルワールド。」

    日が傾き始めたP.M.4:26。ゲルダから出た聞き慣れない言葉に、カイは一言一句間違わず聞き返した。特になんでもない日、強いて言うなら今日はカイがゲルダの小屋の方に泊まるらしい。そしていつものなんでもない会話。

    「もしもの世界。ちょっと難しいけど、面白いんだよ。」
    「それって存在するの?」
    「わかんない。本当に、もしかしたらこんな世界があるかも?っていう話みたいだから…」

    パラレルワールド。またの名を並行世界とも言う。
    例えば、そこに雪の女王が居たとしよう。女王の歩んだ結末としてはこうだ。
    「冷酷非道、人間の心を理解出来ない女王はある日を堺に人に興味を持つようになり、(記録なし)を獲得。本来結末を見届けないはずの女王は眼の前の(記録なし)のことを気にかけ(記録なし)ことにした。女王は(記録なし)を放棄したと見なし、第(記録なし)回目のメルヘン時点で雪の女王の存在は確認されなかった。」
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