ジュン
みみも
MOURNING2024年ジュンブラ発行「キミに笑ってほしいから」で没にしたコマや下描きの一部をちょこっとだけまとめました。話はつながってません。こんな絵も描いたなぁ〜という思い出アルバム的な意味も込めて供養します。 5macropodum01
MEMOお見合いに行く☀️と不安な🌊(🌊☀️/ジュンひよ)
※シリアス、少し暴力表現あり
🌊☀️001「それじゃあ、行ってくるね」
そう言っておひいさんはオレの頬へ口付けた。だが、それでもオレのこの心のモヤモヤは晴れない。この日が来てしまったからには、オレは不安と後悔とやるせなさでいっぱいだ。
そうして、暫く黙ったままのオレを見かねて、おひいさんは再び口を開いた。
「ジュンくん!いってらっしゃいのキスは?約束したよね?ほら早く!ぼくが遅刻しちゃうね!」
そうやって自身の頬を差し出してくるおひいさんの様子は至っていつも通りだった。こんな気持ちを抱えているのは自分だけかもしれない、そう思うと何だか一方通行な気持ちの行き先がなくなってしまって、目頭が熱くなる。
「……っ、はい。おひいさん、いってらっしゃい」
3851そう言っておひいさんはオレの頬へ口付けた。だが、それでもオレのこの心のモヤモヤは晴れない。この日が来てしまったからには、オレは不安と後悔とやるせなさでいっぱいだ。
そうして、暫く黙ったままのオレを見かねて、おひいさんは再び口を開いた。
「ジュンくん!いってらっしゃいのキスは?約束したよね?ほら早く!ぼくが遅刻しちゃうね!」
そうやって自身の頬を差し出してくるおひいさんの様子は至っていつも通りだった。こんな気持ちを抱えているのは自分だけかもしれない、そう思うと何だか一方通行な気持ちの行き先がなくなってしまって、目頭が熱くなる。
「……っ、はい。おひいさん、いってらっしゃい」
junko_1026
DOODLECoC『 敗北より灼ける 』⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
KPC / KP
一之宮 真命 / りりりりさん
PC / PL
千ヶ崎 結月 / じゅんこ
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
END ▹▸ A
「あんたはもっと自分のこと大事にした方がいいよ」
だなぽぽ
PAST2024年はゼオデュ本脱稿で始まり2月HQ映画で心乱され
3月春コミでゼオデュ本ニコニコしながら頒布し
影日目当てでHQ履修し始めたら何故か月山にドボンして
6月ジュンブラで流花本ドキドキしながら頒布し
後半は忘バ履修して情緒てんやわんや
月山にどっぷりあっぷあっぷ
流花♀♀原稿にぜーはーしながら何とか脱稿しました。
さあ今度は5月スパコミに向け月山本描くぞ!
来年もマイペースに描くぞ!
AsksmiJuniba
DONEジュン茨♀のジュンが弓弦に嫉妬して茨にお仕置き?する話ちょっとジュンが病んでるのか…?ちょっと酷いので注意⚠️
社会人x年目でジュンは茨と付き合う前にかなり火遊びしてました。注意⚠️
🗝:18⤴︎ yes or no 4188
tunaaaaan
DONE以前ポイピクにあげていた漫画のラフを、じゅんたく用に清書したものです。ページを増やして物理本にしたいと思っているんですが間に合えばページ作ります。
チラみせもあります。
2024年12月30日-31日開催
TRPGオールジャンル二次創作webオンリー
『準備はいいか?卓に着けッ!』
#じゅんたく2024
#じゅんたくサークル
スペース番号:D-2
サークル名:TZチャンネル ツナ缶支部 14
norishioh
INFOTRPG二次創作Webオンリー「準備はいいか?卓に着けッ!」
12月30日(月)22:30〜
#じゅんたく2024 #じゅんたくサークル
配置:C-2
サークル名:のりしお生産ライン
TRPGのらくがきログ本サンプルです。
現状想定ページ70P 価格700円
概ね全ページこんな感じです。 7
rajio_156
DOODLE【CoC】「KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件」
KP/KPC:ラジオ/紀ノ高ミミ
PC/PL:榎村ほのか/じゅんこさん
END▶▶2 両生還
デレノイ継続で回しました〜!
「え〜ちゃんと猫ですよ、ほら!」
junko_1026
DOODLECoC『KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件』⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
KPC / KP
紀ノ鷹 ミミ / ラジオさん
PC / PL
榎村 ほのか / じゅんこ
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
END ▹▸ 2
「ミミちゃん、返してきなさい。」
進明 歩
MOURNING放置していたSSの供養です。今後内容を修正したり、画像にして別サイトに投稿するかもしれません。他にもこんなのがいくつかあるんですが、画像にするのが苦手でして…。過去作を読んでくださったり、スタンプをありがとうございました!
2024/12/6
さみしさをはんぶんこ「はぁ、はぁ、はぁっ……」
ジュンは一曲終えたところでタオルを取り汗を拭った。すでにタオルは多分に汗を含んでいる。ペットボトルを開けミネラルウォーターを煽った。
「……まだ帰らねぇんすか?」
レッスンルームの大きな鏡には、険しい顔をした汗だくのジュン。それから腕を組んで壁に凭れた、涼しげな日和が映っている。
「きみが帰らないんだもの」
「先に帰っててくださいよ。すみませんけどメシは適当に――」
「もうきみも止めるべきだね」
「……ほっといてください」
「そんな状態でレッスンしたところで怪我をしかねないね。だから――」
「放っておいてくださいよぉ……!!」
ジュンの怒鳴り声に日和はピクリと片眉を震わせた。壁から背を離し、ゆっくりとジュンへ近づいてくる。これは完全に八つ当たりだ。どんな反撃が返ってくるのかとジュンは身構えた。
1717ジュンは一曲終えたところでタオルを取り汗を拭った。すでにタオルは多分に汗を含んでいる。ペットボトルを開けミネラルウォーターを煽った。
「……まだ帰らねぇんすか?」
レッスンルームの大きな鏡には、険しい顔をした汗だくのジュン。それから腕を組んで壁に凭れた、涼しげな日和が映っている。
「きみが帰らないんだもの」
「先に帰っててくださいよ。すみませんけどメシは適当に――」
「もうきみも止めるべきだね」
「……ほっといてください」
「そんな状態でレッスンしたところで怪我をしかねないね。だから――」
「放っておいてくださいよぉ……!!」
ジュンの怒鳴り声に日和はピクリと片眉を震わせた。壁から背を離し、ゆっくりとジュンへ近づいてくる。これは完全に八つ当たりだ。どんな反撃が返ってくるのかとジュンは身構えた。
進明 歩
MOURNING誓うのは神にではなく──合わないな…と思われたら引き返してくださいね。
ジュンひよです。
憂いいろのJune もとより綺麗な人だ。そんなの彼を一番近くで見てきたジュンが誰よりも知っている。日和はやや光沢のあるホワイトのタキシードを着て、手には同じくホワイトのグローブを握っている。形のいい額を惜しげも無く晒して、片側の耳に髪をかけたヘアスタイル。ステンドグラスから差し込む陽光を受けて、彼の美しさはより鮮烈だった。朗らかに笑うその姿はおとぎ話から抜け出てきた王子さまそのもの。傍らにはウエディングドレスを着たお姫様が良く似合うだろう。
『おひいさん』だなんて、いくらジュンが厭味ととびきりの愛情を込めて呼んだところで、この人は本来、王子さまであって然るべき人なのだ。
曇りなく眩い笑顔の日和とは対照的に、ジュンの胸の内では暗い感情がグルグルと渦を巻いていた。
4722『おひいさん』だなんて、いくらジュンが厭味ととびきりの愛情を込めて呼んだところで、この人は本来、王子さまであって然るべき人なのだ。
曇りなく眩い笑顔の日和とは対照的に、ジュンの胸の内では暗い感情がグルグルと渦を巻いていた。
進明 歩
MAIKING※全文は載せていません。※ジュン 特待生×日和 非特待生のパラレルです。
本文の最初に注意を載せていますので、ご一読お願いします。半年以上前に一応完成していたのですが、また直したくなってしまった...。いつ完成をあげられるか分からないので、一章+αお試しに載せてみました。
過去作に絵文字をありがとうございます!
つよくて NEW GAME※ジュンが特待生×日和が非特待生のパラレル。捏造しかない。(ジュンの父、日和の家族、玲明のシステムなども)
※日和が痛い目にあったり、馬鹿にされる。
※名前のない、喋るモブが数人出てくる。
※現在35000文字くらいですがどうなるか分かりません。今回載せた部分やタイトルも変更あるかもしれません。
※今のところ全年齢~R15くらいの内容です。
第一章+αのお試し版です。よろしければ読んでください。自己満足でもいつかどこかに載せられたら...
────────────────────
1
「漣ジュンくん、きみをぼくのユニットの相方にしてあげるね!」
光栄でしょ? と言いたげにお貴族様が微笑む。
「はぁぁぁ〜??」
9763※日和が痛い目にあったり、馬鹿にされる。
※名前のない、喋るモブが数人出てくる。
※現在35000文字くらいですがどうなるか分かりません。今回載せた部分やタイトルも変更あるかもしれません。
※今のところ全年齢~R15くらいの内容です。
第一章+αのお試し版です。よろしければ読んでください。自己満足でもいつかどこかに載せられたら...
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1
「漣ジュンくん、きみをぼくのユニットの相方にしてあげるね!」
光栄でしょ? と言いたげにお貴族様が微笑む。
「はぁぁぁ〜??」
進明 歩
DOODLE恋人の二人が痴話喧嘩して仲直りする話。何度も書いて、きっとこれからも書くワンパターンのやつです。かっこいい日和さんはいません。半分以上コメディ※年齢操作※星奏館はどこまで土足なんでしょうか?分からなくて捏造しています。ご存知の方教えてくださったら嬉しいです。X→@ayumu_shinマロ→https://marshmallow-qa.com/ayumoon
絵文字をありがとうございました!
ひよりがはしる「ハッハッ……ハッ……!」
心臓が破けそうなくらいに苦しい。肺は酸素を取り込むのを諦めたのか、もう息が続かない。生え際から流れる玉のような汗が、ぼくの眉間から鼻の横を通って口に入る。セットする間もなかったけれど、前髪はそれはもう無惨なほどぺしゃんこになって、ぼくの額に張り付いていた。
「あぁ、ほんっと……わるいひよ……り!」
ぼくはもう何度目か分からない口癖を呟いた。否、呟いたつもりだった。まともな言葉は出ていない。多分ハヒューハヒューと壊れた笛みたいな音しか聞き取れないだろう。──だって、さっきから三十分も全速力で走り通しなのだから。
なんでこのぼくが……! こんなこと後にも先にももうないんだからね!
10773心臓が破けそうなくらいに苦しい。肺は酸素を取り込むのを諦めたのか、もう息が続かない。生え際から流れる玉のような汗が、ぼくの眉間から鼻の横を通って口に入る。セットする間もなかったけれど、前髪はそれはもう無惨なほどぺしゃんこになって、ぼくの額に張り付いていた。
「あぁ、ほんっと……わるいひよ……り!」
ぼくはもう何度目か分からない口癖を呟いた。否、呟いたつもりだった。まともな言葉は出ていない。多分ハヒューハヒューと壊れた笛みたいな音しか聞き取れないだろう。──だって、さっきから三十分も全速力で走り通しなのだから。
なんでこのぼくが……! こんなこと後にも先にももうないんだからね!
進明 歩
DONE桜蘂の降る道恋人の二人が桜の下でお別れして、復縁するお話です。こんなに短いのに…。
前作に沢山の絵文字をありがとうございました!
桜蘂の降る道「ジュンくん、お花見行こうか?」
日和はふと思いついたように言った。けれどきっと日和の中では予め決めていたこと。切り出すタイミングを窺っていただけだろう。
「……そうですね。行きましょうか」
こんなに心が弾まない花見があるだろうか。ジュンはそう思ったけれど、なんとか微笑んでみせた。
川沿いに続く桜並木は、遠目に見ればピンクの雲が浮かんでいるように見える。だんだんと近づいて行くと、ピンクの中にも薄い色や濃い色、白や藤色に近いものもあって、緩やかなグラデーションを作りだしていた。
ジュンと日和が桜並木の中央入口に立ったときには、日は完全に暮れていた。その分街灯と花見時期だけ飾られた提灯がくっきりと灯り、桜をいっそう幻想的に見せていた。満開の桜の下で、楽しそうに花見をしている人々がいる。何軒かの食べ物の屋台も並んで、さながら祭りのようだった。
4445日和はふと思いついたように言った。けれどきっと日和の中では予め決めていたこと。切り出すタイミングを窺っていただけだろう。
「……そうですね。行きましょうか」
こんなに心が弾まない花見があるだろうか。ジュンはそう思ったけれど、なんとか微笑んでみせた。
川沿いに続く桜並木は、遠目に見ればピンクの雲が浮かんでいるように見える。だんだんと近づいて行くと、ピンクの中にも薄い色や濃い色、白や藤色に近いものもあって、緩やかなグラデーションを作りだしていた。
ジュンと日和が桜並木の中央入口に立ったときには、日は完全に暮れていた。その分街灯と花見時期だけ飾られた提灯がくっきりと灯り、桜をいっそう幻想的に見せていた。満開の桜の下で、楽しそうに花見をしている人々がいる。何軒かの食べ物の屋台も並んで、さながら祭りのようだった。
進明 歩
DONEジュンへの片想いを隠し続けてきた日和。ゆっくり日和への気持ちが育ってきたジュン。ジュンの卒業式の日、二人の気持ちが繋がる話。
巣立ちのときを待って『答辞、卒業生代表――』
玲明学園の大講堂に響き渡るマイクの音声。名を呼ばれた生徒がやや緊張気味に登壇した。
『冷たい風の中でも桜の蕾が膨らみはじめ──』
日和はその様子を来賓席から眺めていた。昨年は日和があの場所に立っていた。日和自身が書いた原稿をその場でアレンジした答辞は、定型を踏みながらも時折笑いを、最後には涙を誘った。なかなかよいものになったと自負している。
ありきたりのつまらない答辞をとうとうと述べる卒業生代表から、最前列に座るジュンへ視線を移した。ジュンは腿の上で軽く拳を握り、背筋をピンと伸ばしている。真剣に答辞を聞いているように見えるが、彼の心中はどのような思いだろう。
非特待生として過ごした辛い日々や、日和と出会ってからの目まぐるしい日々。それらを思い起こして、学び舎から巣立っていくことへの感慨に耽っていたりするのだろうか。
6039玲明学園の大講堂に響き渡るマイクの音声。名を呼ばれた生徒がやや緊張気味に登壇した。
『冷たい風の中でも桜の蕾が膨らみはじめ──』
日和はその様子を来賓席から眺めていた。昨年は日和があの場所に立っていた。日和自身が書いた原稿をその場でアレンジした答辞は、定型を踏みながらも時折笑いを、最後には涙を誘った。なかなかよいものになったと自負している。
ありきたりのつまらない答辞をとうとうと述べる卒業生代表から、最前列に座るジュンへ視線を移した。ジュンは腿の上で軽く拳を握り、背筋をピンと伸ばしている。真剣に答辞を聞いているように見えるが、彼の心中はどのような思いだろう。
非特待生として過ごした辛い日々や、日和と出会ってからの目まぐるしい日々。それらを思い起こして、学び舎から巣立っていくことへの感慨に耽っていたりするのだろうか。
進明 歩
PAST『世界が滅びるとき、最後のふたりになるとしたら相手は誰がいいですか?』※相手が死んでしまったらとの想像、夢などがあり。
※二人ともかなり泣く。
※ジュンひよですが、逆にも見える。
※凪砂、茨もちょっと登場。凪砂→茨。
この中のワンシーンを書いたのが二次創作を書いた最初。恥ずかしくて投稿できず、ずっと支部の下書きにありました。公式ストが出てくるとどんどん解釈がずれそうなのでここで…
最後のふたり『世界が滅びるとき、最後のふたりになるとしたら相手は誰がいいですか?』
「みなさん、おはようございます! Eveの巴日和です!」
「漣ジュンです! よろしくお願いします!」
生放送の朝の情報番組にEveで出演していた。今日は日和が主演するドラマの初回放送日。主題歌はEveが務めるとあって、ジュンも日和と共にドラマと曲のプロモーションで出演していた。
「それでは視聴者からの質問コーナー! 時間の許す限り訊いていきますね!」
アナウンサーの女性が明るくハキハキとした声で進行していく。出演時間は十分程、順調にドラマの映像を見てのコメント、曲の紹介などを終え質問コーナーとなった。
「次が最後の質問になりますね。『世界が滅びるとき、最後のふたりになるとしたら相手は誰がいいですか?』……巴さんから!」
10751「みなさん、おはようございます! Eveの巴日和です!」
「漣ジュンです! よろしくお願いします!」
生放送の朝の情報番組にEveで出演していた。今日は日和が主演するドラマの初回放送日。主題歌はEveが務めるとあって、ジュンも日和と共にドラマと曲のプロモーションで出演していた。
「それでは視聴者からの質問コーナー! 時間の許す限り訊いていきますね!」
アナウンサーの女性が明るくハキハキとした声で進行していく。出演時間は十分程、順調にドラマの映像を見てのコメント、曲の紹介などを終え質問コーナーとなった。
「次が最後の質問になりますね。『世界が滅びるとき、最後のふたりになるとしたら相手は誰がいいですか?』……巴さんから!」
進明 歩
TRAINING付き合っていない二人がバレンタインにキスする話。遅刻です。新書メーカー、初めて使ってみました。絵文字をありがとうございました!嬉しいです!
X→@ayumu_shin
どうなるか分かりませんが作ってみました。 4
進明 歩
DONEジュンくんに恋するコズプロのモブ女子社員視点のお話。ジュンモブ女っぽいモノローグ(もちろん勘違い)も出てきますので、苦手なかたはご注意ください。絵文字をありがとうございました!
漣ジュンと付き合う方法「おはよう! 今日もいい日和だね♪」
コズプロの事務所に、芯の通った大きな声が響き渡った。「おはようございます」と事務所スタッフから声がかかる中を声の主、巴日和さまは優雅に歩き進む。
「おはようございます!」
続いて濃紺の髪を揺らした彼が現れた途端、私の周りは薫風が吹き抜けたように爽やかな空気に包まれた。それと同時に鼓動は馬鹿みたいに高鳴る。
彼──私の最推し、漣ジュンくんである。
「ちょっとぉ、おひいさん。ちっとは自分で持てっての!」
「んもぉ、煩いジュンくんだね! 持てばいいんでしょ!」
日和さまはジュンくんの手から一部の紙袋を取り上げると、すぐ近くにいた私に手渡す。
「はい。北海道のお土産のチョコレートだね。みんなで分けて食べるといいね!」
4941コズプロの事務所に、芯の通った大きな声が響き渡った。「おはようございます」と事務所スタッフから声がかかる中を声の主、巴日和さまは優雅に歩き進む。
「おはようございます!」
続いて濃紺の髪を揺らした彼が現れた途端、私の周りは薫風が吹き抜けたように爽やかな空気に包まれた。それと同時に鼓動は馬鹿みたいに高鳴る。
彼──私の最推し、漣ジュンくんである。
「ちょっとぉ、おひいさん。ちっとは自分で持てっての!」
「んもぉ、煩いジュンくんだね! 持てばいいんでしょ!」
日和さまはジュンくんの手から一部の紙袋を取り上げると、すぐ近くにいた私に手渡す。
「はい。北海道のお土産のチョコレートだね。みんなで分けて食べるといいね!」
進明 歩
DOODLEある朝のジュンと日和。燐音もでてきます。口調など変だったらすみません。間違いに気づいたらこっそり直します。
『月隠れの宴』ストを少し踏んでいます。
絵文字をありがとうございました!
再生 ▷再生
ツンツンとした紺青の髪の毛が冷たい風に揺れていた。透き通るような空気の中で、ジュンは空を見上げ薄く煌めく朝の陽の光を見つめている。瞬きとともに、ジュンの瞳に一瞬光が反射した。
ジュンは手のひらを口元に持っていく。はぁ、と息を吐いて凍えた手を温めた。それからポケットに手を突っ込んで、二本の缶ココアを取り出す。首元から取ったマフラーをココアに巻いて、着ている上着の内側に抱え直した。少しでも長く温かさを保っていられるようにということだろうか。
腕時計を見て「遅せぇな……」と呟いている。次いでスマホを開いて何かを確認すると、ため息をついた。
ジュンは誰かを待っている。
踵を上げ下げして、少し屈伸をして。どこか風が避けられるところへ移動すればいいのに、通りが見渡せるその場で立っている。
2482ツンツンとした紺青の髪の毛が冷たい風に揺れていた。透き通るような空気の中で、ジュンは空を見上げ薄く煌めく朝の陽の光を見つめている。瞬きとともに、ジュンの瞳に一瞬光が反射した。
ジュンは手のひらを口元に持っていく。はぁ、と息を吐いて凍えた手を温めた。それからポケットに手を突っ込んで、二本の缶ココアを取り出す。首元から取ったマフラーをココアに巻いて、着ている上着の内側に抱え直した。少しでも長く温かさを保っていられるようにということだろうか。
腕時計を見て「遅せぇな……」と呟いている。次いでスマホを開いて何かを確認すると、ため息をついた。
ジュンは誰かを待っている。
踵を上げ下げして、少し屈伸をして。どこか風が避けられるところへ移動すればいいのに、通りが見渡せるその場で立っている。
進明 歩
MOURNING夏にpixivに投稿した話と、『森、迷う、不思議な話』という設定が似ているのと、毒薬のくだりが分かりにくいなと思ってスマホにしまいこんでいました。推敲重ねていませんが、供養投稿します。こんなシチュエーションなのにエチ要素、全くありません。
絵文字をありがとうございました!
毒薬を飲まないと出られない部屋 ジュンは焦点の合わない目で、ぼんやりと天井を見つめていた。
「……どこだ、ここ」
いつもの星奏館の天井とは違う。打ちっぱなしのコンクリートだ。天井からは裸の白熱灯が二つ吊り下がっている。目玉だけをくるりと動かして様子を見るが、何だか不穏な雰囲気の部屋だ。
寝ている背中に当たる感触は柔らかい。ジュンはすっかり凝り固まっている首をゆっくりと動かし、横を向いた。
「おひいさん!?」
セミダブル程のベッドの上、ジュンの隣には日和がこちらへ背を向けて横たわっていた。ジュンは手を伸ばして日和を揺する。
「おひいさん!」
「……んーなぁに、ジュンくん、朝ぁ?」
コロリとジュンのほうへ寝返りを打った日和が、寝ぼけ眼を薄っすらと開いた。ジュンはホッと息を吐く。
6226「……どこだ、ここ」
いつもの星奏館の天井とは違う。打ちっぱなしのコンクリートだ。天井からは裸の白熱灯が二つ吊り下がっている。目玉だけをくるりと動かして様子を見るが、何だか不穏な雰囲気の部屋だ。
寝ている背中に当たる感触は柔らかい。ジュンはすっかり凝り固まっている首をゆっくりと動かし、横を向いた。
「おひいさん!?」
セミダブル程のベッドの上、ジュンの隣には日和がこちらへ背を向けて横たわっていた。ジュンは手を伸ばして日和を揺する。
「おひいさん!」
「……んーなぁに、ジュンくん、朝ぁ?」
コロリとジュンのほうへ寝返りを打った日和が、寝ぼけ眼を薄っすらと開いた。ジュンはホッと息を吐く。
進明 歩
DOODLE温泉旅館でオフを楽しむジュンと日和。R15くらいです。
すごい短い、なんてことないお話。
ポイピク、気楽にSSが投稿できますね。
絵文字をくださった方、ありがとうございました!
花びらを数えて「いち、に、さん、し……ご、ここもだね、ろく……」
十を数えたところで、日和は鏡の前でため息をついた。
「ふぁ〜〜、おはようございます。おひいさん何を数えてるんすかぁ? んーー」
日和は眉を吊り上げて、寝ぼけまなこで伸びをするジュンを振り返る。浴衣の前をはだけてジュンに見せた。
「キスマーク! キスマークの数だね!」
「ああ、、」
ははっと笑い、ジュンも布団から出て日和の近くに擦り寄る。
「いくら好きに付けていいよって言ったからって、酷いね! これじゃ折角の温泉に入れないよね!」
「じゅういち、」
「何?」
ジュンは人差し指で日和の肩甲骨の辺りを押した。
「じゅうに、じゅうさん……」
次いで腰、腿をつつく。日和がぴくりと身体を震わす。
1122十を数えたところで、日和は鏡の前でため息をついた。
「ふぁ〜〜、おはようございます。おひいさん何を数えてるんすかぁ? んーー」
日和は眉を吊り上げて、寝ぼけまなこで伸びをするジュンを振り返る。浴衣の前をはだけてジュンに見せた。
「キスマーク! キスマークの数だね!」
「ああ、、」
ははっと笑い、ジュンも布団から出て日和の近くに擦り寄る。
「いくら好きに付けていいよって言ったからって、酷いね! これじゃ折角の温泉に入れないよね!」
「じゅういち、」
「何?」
ジュンは人差し指で日和の肩甲骨の辺りを押した。
「じゅうに、じゅうさん……」
次いで腰、腿をつつく。日和がぴくりと身体を震わす。