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DONE夏マぐ♀。新しいマスター礼装『サマー・ストリート』アーツ系は勿論、お揃いのパーカー/フーディーだし、差し色グリーン系もあるし、何よりスキルが3つともマに噛み合っていて最高じゃないっすか…本当はサークルカットに使う予定だったのですが、ピクスクさんの復旧具合によってはwebイベントが開催されないかもしれません。今後のイベントについては、主催者さんの判断に任せます
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はむタロス
DONE黒ルクジェミ/あんまりラブラブじゃない/R-15くらい愚か者どもの夜 くしゃくしゃになったシーツに必死に縋って、切れ長の眼に涙を溜めるジェイミーの姿に、ルークは欲情するのを隠せなかった。
ぐすっ、と鼻を啜る音が聞こえて思わず笑みが零れる。口に出せば後が恐すぎる、しかしどうしても声を大にして言いたくなるのだ。ジェイミー、可愛い、と。
「っおまえ、今、なんか言いかけた?」
「ああ?気のせいだろ」
「あ、うぅ…んっ」
ごまかすようにへらりと笑って見せ、それからぐぐっ、と腰を押し進める。持ち上げていた長い脚が空を蹴るのを愛おしげに見遣り、痛くないか、と形だけの心配をしてやった。ジェイミーからどんな返事が来てもやめるつもりは毛頭ないのだ。ただ、強引に押し倒して行為を進めてきた恋人がこうして時折見せる優しさにジェイミーは弱く、本当は辛いだろうにそれらを我慢して大丈夫だから、と頷く健気な姿をルークは気に入っていた。
1277ぐすっ、と鼻を啜る音が聞こえて思わず笑みが零れる。口に出せば後が恐すぎる、しかしどうしても声を大にして言いたくなるのだ。ジェイミー、可愛い、と。
「っおまえ、今、なんか言いかけた?」
「ああ?気のせいだろ」
「あ、うぅ…んっ」
ごまかすようにへらりと笑って見せ、それからぐぐっ、と腰を押し進める。持ち上げていた長い脚が空を蹴るのを愛おしげに見遣り、痛くないか、と形だけの心配をしてやった。ジェイミーからどんな返事が来てもやめるつもりは毛頭ないのだ。ただ、強引に押し倒して行為を進めてきた恋人がこうして時折見せる優しさにジェイミーは弱く、本当は辛いだろうにそれらを我慢して大丈夫だから、と頷く健気な姿をルークは気に入っていた。
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DONEお久しぶりの連弾くわぶぜです!やっと第2章突入となります。が、まだ第1章とたいして状況は変わらないですw
【あらすじ】
動画投稿サイトでストリートピアノを弾いているくわぶぜ。チャンネル登録者数の伸び悩みについて悩んでいたけれど、とあるきっかけで大バズりして大台を突破。次なるステージへまた階段を一つ上るのでした。 6140
yama_suki
DOODLE新規絵ギンガkidsキキョミツギずっと描きたかったギンガkidsを描いた〜私なりのギンガkidsです..たぶんパラレル世界でキキョミツ2人は古参ギンガファンのマジのストリートkidsでギンガと関わりないけど自分のグッズ着てる、、でもギンガは気付いてない感じな妄想。3枚目は75話の無職の大人にゲラってるユストギいいな〜〜なり描きました。イベ開催後に過去描いたギンガkidsミツクリ追加しました〜 4
kohya
DONEジェミルク無自覚両片思い 他人がつけた痕が気になる剥き出しの傷夜中のMCトレーニングセンター、俺とルークはマットの上に伸びていた。
こんな時間だと俺たち二人以外誰もいない。
えーと今夜の戦績は、10勝8敗だっけ?9敗?
あまりにも打撃を受けたせいで、頭がぼんやりする。
でも今夜勝ったのが俺なのは間違いない。
「今回は俺の勝ち…だな」
高圧的に言ったつもりが、上がった息のせいで、全然思ったように声が出なかった。
「…あそこで、俺の攻撃が入っていれば」
ルークも俺と同じように息も絶え絶えで、それでも負け惜しみをほざく。
本当ならそんな言葉すら出ないくらいに圧勝する予定だったってのに。
ああだめだ、しばらく立ち上がれそうにない。
癪ではあるがルークに尋ねてみた。
「お前、もう帰んのか?」
1672こんな時間だと俺たち二人以外誰もいない。
えーと今夜の戦績は、10勝8敗だっけ?9敗?
あまりにも打撃を受けたせいで、頭がぼんやりする。
でも今夜勝ったのが俺なのは間違いない。
「今回は俺の勝ち…だな」
高圧的に言ったつもりが、上がった息のせいで、全然思ったように声が出なかった。
「…あそこで、俺の攻撃が入っていれば」
ルークも俺と同じように息も絶え絶えで、それでも負け惜しみをほざく。
本当ならそんな言葉すら出ないくらいに圧勝する予定だったってのに。
ああだめだ、しばらく立ち上がれそうにない。
癪ではあるがルークに尋ねてみた。
「お前、もう帰んのか?」
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。女装ルチとTF主くんが遠征を口実にファッションストリートでデートする話です。デート 駅のホームに、女性の声のアナウンスが響いた。メロディが流れ、電車が音を立てながら滑り込んでくる。行き先表示を確認してから、僕はルチアーノの手を引いた。
僕たちは、シティの外に来ていた。僕の家から電車で二時間ほどかかる、隣県の大都市だ。行こうと思えばいつでも行けるけど、わざわざ出向くほどでもない。そんな場所だった。
デュエルの大会が開催されるのは、ネオドミノシティだけではない。シティほど活発ではなくても、全国各地で大会は開かれているのだ。中には、賞金額が大きかったり、プロデュエリストと戦えるような大規模な大会もあった。
僕たちが参加するのは、プロデュエリスト養成所の公式大会だった。養成所の宣伝を兼ねた大規模な大会で、養成所の生徒を対象にした部門のほか、一般参加者を募る部門も設けられている。優勝した参加者は、プロデュエリストへの挑戦権が与えられるのだ。
7250僕たちは、シティの外に来ていた。僕の家から電車で二時間ほどかかる、隣県の大都市だ。行こうと思えばいつでも行けるけど、わざわざ出向くほどでもない。そんな場所だった。
デュエルの大会が開催されるのは、ネオドミノシティだけではない。シティほど活発ではなくても、全国各地で大会は開かれているのだ。中には、賞金額が大きかったり、プロデュエリストと戦えるような大規模な大会もあった。
僕たちが参加するのは、プロデュエリスト養成所の公式大会だった。養成所の宣伝を兼ねた大規模な大会で、養成所の生徒を対象にした部門のほか、一般参加者を募る部門も設けられている。優勝した参加者は、プロデュエリストへの挑戦権が与えられるのだ。
kohya
DONEWT後の話 恋愛要素ほぼなし滲む月夜ジェイミーはいつものように屋上から紅虎路を眺めていた。
なにか起きればトラブルバスターとして飛んでいくのが毎晩のことだが、この日は黄巾族たちの小さなトラブルがあった程度で、平穏な夜だった。
今日は一階の好好饅頭店が夜の営業を休んでいるらしく、いつもに比べ人通りも少ない。
「ま忙しくないことは良いことだな」
ジェイミーは一人そう呟くものの、正直なところつまらないという気持ちも少なからずあった。
今夜は誰かと闘うこともなさそうだ、といつもよりゆったりと動いていたジェイミーの瞳が、黄巾族の黄色い段ボールではない、金色の髪を捉えた。
ジェイミーはすぐにその人物が誰なのか気づく。
(…ルーク)
ジェイミーは細く息を吐いた。
2463なにか起きればトラブルバスターとして飛んでいくのが毎晩のことだが、この日は黄巾族たちの小さなトラブルがあった程度で、平穏な夜だった。
今日は一階の好好饅頭店が夜の営業を休んでいるらしく、いつもに比べ人通りも少ない。
「ま忙しくないことは良いことだな」
ジェイミーは一人そう呟くものの、正直なところつまらないという気持ちも少なからずあった。
今夜は誰かと闘うこともなさそうだ、といつもよりゆったりと動いていたジェイミーの瞳が、黄巾族の黄色い段ボールではない、金色の髪を捉えた。
ジェイミーはすぐにその人物が誰なのか気づく。
(…ルーク)
ジェイミーは細く息を吐いた。
nagakura0315
DONE付き合ってるルクジェミがいちゃつくだけの話。ジェは構いたがりの構われたがりだと思ってます。多分ネコチャン。
続きはまた、二人で コントローラーを握って画面に集中する男と、ソファの背後から背もたれに肘をついて退屈そうに眺める男。二人の夜は今始まったばかりではない。もう見慣れた光景ではあるが、それでもジェイミーは耐えきれずに金色の頭へ顎を乗せた。
「いつまでやってんだよ、ルークくぅん?」
「だから今日は来るなって言っただろー?」
ルークは悪びれずに言い返した。のし掛かる体重が徐々に増えていくが、びくともせずにゲームを続けている。
「今度埋め合わせしてやるから」
「ちげぇよ、そろそろ休憩しろって言ってんの」
背から伸びた手がふにふにと控えめに両頬を揉む。思わず笑みを溢しながらルークは軽やかな手付きでボタンを連打した。次々と倒れていく敵キャラクターを暗い眼が見つめる。
2188「いつまでやってんだよ、ルークくぅん?」
「だから今日は来るなって言っただろー?」
ルークは悪びれずに言い返した。のし掛かる体重が徐々に増えていくが、びくともせずにゲームを続けている。
「今度埋め合わせしてやるから」
「ちげぇよ、そろそろ休憩しろって言ってんの」
背から伸びた手がふにふにと控えめに両頬を揉む。思わず笑みを溢しながらルークは軽やかな手付きでボタンを連打した。次々と倒れていく敵キャラクターを暗い眼が見つめる。
はむタロス
DONE盗聴器を仕掛けられたジェイミーにおこぷんのルーク。R-15くらいかも。アロンダイトの錆になっておしまい/ルクジェミ ドッ、と重々しい音を立ててベッドに押し倒されたジェイミーがやや億劫そうな眼差しで自分に覆い被さる恋人を見上げる。普段穏やかな浅葱色の瞳は薄っすらと翳り、冷たく細められていた。
「……俺の話、聞いてたか?ジェイミー」
「……聞いてたけど」
「ふうん。それなのに、やったんだ」
ルークの低い声が冷えた空気を震わせる。常の爽やかで優しい低音ではない、何の感情も乗っていない声色だった。
今日、ジェイミーは久方振りに男と会っていた。特に理由があったわけではなく、恋人の帰りが遅くなるというからそれまでの暇つぶしとして選んだ手段だった。セックスはしていない。身体の接触すらなく、ただ飲み屋で他愛ない会話を楽しんでいただけだった。
1667「……俺の話、聞いてたか?ジェイミー」
「……聞いてたけど」
「ふうん。それなのに、やったんだ」
ルークの低い声が冷えた空気を震わせる。常の爽やかで優しい低音ではない、何の感情も乗っていない声色だった。
今日、ジェイミーは久方振りに男と会っていた。特に理由があったわけではなく、恋人の帰りが遅くなるというからそれまでの暇つぶしとして選んだ手段だった。セックスはしていない。身体の接触すらなく、ただ飲み屋で他愛ない会話を楽しんでいただけだった。
はむタロス
DONEフラれたルークと慰めるジェイミーの恋愛に発展しそうな雰囲気。ハイスピードラブソング/ルクジェミ「フラれた……」
「……は?」
心底訳が分からないと言う表情で短く聞き返してきたジェイミーに、俺だって分からねえよと言いたくなる。ああもう、泣きそうだ。
「フラれたって、……先月付き合い始めたって言ってたあの娘だよな?」
「……うん」
「上手くいってるって言ってたじゃねぇか」
「そう思ってたのは俺だけだったのかも……」
げっそりと落ち込んでいる俺に、ジェイミーも困ったように眉を下げて話を聞いてくれている。呆れたり、めんどくさそうにしながらも、結局はこうして親身になって相談に乗ってくれるジェイミーが好きだ。だからコイツには1番最初に打ち明けたかった。
「私は貴方のお人形じゃないの、って言われてさぁ……そんなつもりなかったんだけど」
1786「……は?」
心底訳が分からないと言う表情で短く聞き返してきたジェイミーに、俺だって分からねえよと言いたくなる。ああもう、泣きそうだ。
「フラれたって、……先月付き合い始めたって言ってたあの娘だよな?」
「……うん」
「上手くいってるって言ってたじゃねぇか」
「そう思ってたのは俺だけだったのかも……」
げっそりと落ち込んでいる俺に、ジェイミーも困ったように眉を下げて話を聞いてくれている。呆れたり、めんどくさそうにしながらも、結局はこうして親身になって相談に乗ってくれるジェイミーが好きだ。だからコイツには1番最初に打ち明けたかった。
「私は貴方のお人形じゃないの、って言われてさぁ……そんなつもりなかったんだけど」
はむ坊
DOODLE女にフラれたルークと慰めるジェイミーのもしかしたら恋愛に発展するかもしれない雰囲気ハイスピードラブソング/ルクジェミ「フラれた……」
「……は?」
心底訳が分からないと言う表情で短く聞き返してきたジェイミーに、俺だって分からねえよと言いたくなる。ああもう、泣きそうだ。
「フラれたって、……先月付き合い始めたって言ってたあの娘だよな?」
「……うん」
「上手くいってるって言ってたじゃねぇか」
「そう思ってたのは俺だけだったのかも……」
げっそりと落ち込んでいる俺に、ジェイミーも困ったように眉を下げて話を聞いてくれている。呆れたり、めんどくさそうにしながらも、結局はこうして親身になって相談に乗ってくれるジェイミーが好きだ。だからコイツには1番最初に打ち明けたかった。
「私は貴方のお人形じゃないの、って言われてさぁ……そんなつもりなかったんだけど」
1786「……は?」
心底訳が分からないと言う表情で短く聞き返してきたジェイミーに、俺だって分からねえよと言いたくなる。ああもう、泣きそうだ。
「フラれたって、……先月付き合い始めたって言ってたあの娘だよな?」
「……うん」
「上手くいってるって言ってたじゃねぇか」
「そう思ってたのは俺だけだったのかも……」
げっそりと落ち込んでいる俺に、ジェイミーも困ったように眉を下げて話を聞いてくれている。呆れたり、めんどくさそうにしながらも、結局はこうして親身になって相談に乗ってくれるジェイミーが好きだ。だからコイツには1番最初に打ち明けたかった。
「私は貴方のお人形じゃないの、って言われてさぁ……そんなつもりなかったんだけど」
はむ坊
DOODLE盗聴器を発見してしまったルークアロンダイトの鯖になっておしまい/ルクジェミ ドッ、と重々しい音を立ててベッドに押し倒されたジェイミーがやや億劫そうな眼差しで自分に覆い被さる恋人を見上げる。普段穏やかな浅葱色の瞳は薄っすらと翳り、冷たく細められていた。
「……俺の話、聞いてたか?ジェイミー」
「……聞いてたけど」
「ふうん。それなのに、やったんだ」
ルークの低い声が冷えた空気を震わせる。常の爽やかで優しい低音ではない、何の感情も乗っていない声色だった。
今日、ジェイミーは久方振りに男と会っていた。特に理由があったわけではなく、恋人の帰りが遅くなるというからそれまでの暇つぶしとして選んだ手段だった。セックスはしていない。身体の接触すらなく、ただ飲み屋で他愛ない会話を楽しんでいただけだった。
1667「……俺の話、聞いてたか?ジェイミー」
「……聞いてたけど」
「ふうん。それなのに、やったんだ」
ルークの低い声が冷えた空気を震わせる。常の爽やかで優しい低音ではない、何の感情も乗っていない声色だった。
今日、ジェイミーは久方振りに男と会っていた。特に理由があったわけではなく、恋人の帰りが遅くなるというからそれまでの暇つぶしとして選んだ手段だった。セックスはしていない。身体の接触すらなく、ただ飲み屋で他愛ない会話を楽しんでいただけだった。
nagakura0315
DONE自分以外がジェをpretty boy扱いするとキレるルの話。Don't look「お前の新しい生徒、すげぇ美人だよな」
ロッカールームでの休憩中に同僚がそう話しかけてきた。首にかけたタオルで顔を拭きながら考えてみる。嬉しいことに最近は新規のお客が多いから、特定の誰かを思い浮かべることはできなかった。
「そうだっけ?」
「おいおい、生徒の顔くらい覚えろよ」
「覚えてるよ。あれじゃね、お前と俺の好みが違うんだろ」
「ああ……」
坊主頭の男は鼻をフンと鳴らした。何だ、腹が立つ反応しやがって。
「お前の好みはアジア系だもんな」
「何だよそれ」
タオルを足元のバスケットに放り投げる。
口ではそう言ったが、そっちには心当たりがあった。オレと関わりがあって誰かが揶揄ってきそうなアジア人なんて今は一人しかいない。あれは好みでも何でもないが。
2136ロッカールームでの休憩中に同僚がそう話しかけてきた。首にかけたタオルで顔を拭きながら考えてみる。嬉しいことに最近は新規のお客が多いから、特定の誰かを思い浮かべることはできなかった。
「そうだっけ?」
「おいおい、生徒の顔くらい覚えろよ」
「覚えてるよ。あれじゃね、お前と俺の好みが違うんだろ」
「ああ……」
坊主頭の男は鼻をフンと鳴らした。何だ、腹が立つ反応しやがって。
「お前の好みはアジア系だもんな」
「何だよそれ」
タオルを足元のバスケットに放り投げる。
口ではそう言ったが、そっちには心当たりがあった。オレと関わりがあって誰かが揶揄ってきそうなアジア人なんて今は一人しかいない。あれは好みでも何でもないが。
nagakura0315
DONEいつもと違う化粧をするジェの話。しばらく無自覚にこじらせててほしい。
戦化粧 卓上の鏡に映る顔は、いかにもつまらなさそうに歪んでいる。
ジェイミーはアイブロウで眉を描き足しながら唇を尖らせた。最近はどうも面白い出来事がない。平和、という意味ではない。いつも通り諍いを適度になだめたり、小規模な試合やストリートファイトで小銭を稼ぐ日々を送っている。その相手に張り合いを感じないのだ。
トラブル続きで大々的な大会が開かれていないから。それも理由の一つだ。だが元凶ではない。
記憶の片隅で、ツーブロックの上に金の髪を揺らした男が嘲笑う。
生温い血を滾らせられたときから、ずっと彼の影を追いかけてしまう。あの野生に満ちた眼光で睨まれなければ満たれない欲を抱いている。そんな相手に出会ったのは幸運であり不幸でもあった。それ以外の刺激がこうして物足りない日々に変わってしまったからだ。
1782ジェイミーはアイブロウで眉を描き足しながら唇を尖らせた。最近はどうも面白い出来事がない。平和、という意味ではない。いつも通り諍いを適度になだめたり、小規模な試合やストリートファイトで小銭を稼ぐ日々を送っている。その相手に張り合いを感じないのだ。
トラブル続きで大々的な大会が開かれていないから。それも理由の一つだ。だが元凶ではない。
記憶の片隅で、ツーブロックの上に金の髪を揺らした男が嘲笑う。
生温い血を滾らせられたときから、ずっと彼の影を追いかけてしまう。あの野生に満ちた眼光で睨まれなければ満たれない欲を抱いている。そんな相手に出会ったのは幸運であり不幸でもあった。それ以外の刺激がこうして物足りない日々に変わってしまったからだ。