ズゴック
tasuku
DONEズゴックコクピットのアスキラ書きました。「キラ、何があった?」
負傷した肩を庇いながらコクピットによじ登るキラに手を貸すアスランは、周囲とキラの身体の状況に素早く目を走らせる。
敵影なし、爆発の恐れのある残骸もなし、視認可能なミサイルの類もなし。頭部の外傷、及び出血なし。手足の動作に異常なし。左上腕負傷部に僅かな出血。
「……わかんない。なにも」
顔面蒼白。呼吸浅め。瞳孔の拡張、及び焦点が合ってない。極度のストレス状態と推定。
「わかった。俺が調べる。だからもう大丈夫だ」
「……うん」
複座式では無い狭いコクピットにキラの席があるはずもなく、操縦席のアスランの膝に座らせる。抵抗もなく当然のように横抱きにされたキラは俯いて、どこでもない虚空を見詰めて黙っている。
1118負傷した肩を庇いながらコクピットによじ登るキラに手を貸すアスランは、周囲とキラの身体の状況に素早く目を走らせる。
敵影なし、爆発の恐れのある残骸もなし、視認可能なミサイルの類もなし。頭部の外傷、及び出血なし。手足の動作に異常なし。左上腕負傷部に僅かな出血。
「……わかんない。なにも」
顔面蒼白。呼吸浅め。瞳孔の拡張、及び焦点が合ってない。極度のストレス状態と推定。
「わかった。俺が調べる。だからもう大丈夫だ」
「……うん」
複座式では無い狭いコクピットにキラの席があるはずもなく、操縦席のアスランの膝に座らせる。抵抗もなく当然のように横抱きにされたキラは俯いて、どこでもない虚空を見詰めて黙っている。