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    ッ!

    ナンナル

    DOODLEメイテイ 30
    期間がめちゃくちゃ開いてしまってすみません( 。>﹏<。)
    とりあえず、あと五話以内に終わるっ!はずっ!!
    喧嘩のターンもう一話やる予定だったのですが、この二人に喧嘩させられなかった。
    ここからは書き始めた時に考えてた所に行くはず…多分……!
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 30(司side)

    「………神代さん、が…」

    やっと出た言葉に、神代さんがふわりと笑う。
    頭をなにか固いもので思いっきり殴られた様な感覚がした。ぐわんぐわんと、思考が大きく揺れる。『なんで』とか、『どうして』と、同じ様な言葉ばかりが浮かんでは消えていく。
    朝、えむがぼろぼろと泣いていた姿を思い出して、胸がツキ、と痛くなった。

    「……神代さんが、そんな人だとは思わなかったっ…」
    「………天馬くん…?」
    「えむの大事な店だからって、…でも、それ以上に、オレにとっても、この店は大事な場所なんだっ…」

    グッと強く拳を握り込んで、俯いた顔をくしゃりと歪ませる。足元を睨みつけたまま、唇をきゅ、と引き結んだ。
    えむの家族が大切にしているお店。家族の好きな物を沢山並べた、家庭の味を大事にしたお弁当屋さん。ちょっと変な看板も、安すぎる値段設定も、不思議なメニューも、全部えむ達が大切にしてきたものだ。えむが大好きな、家族のお店。
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