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    トウマ

    amei_ns

    DOODLE不味そうに食べるトールとうまそうに食べる呂布の雷飛「貴様は実にうまそうに食べるな」
     スープを音を立てて啜っていたのでイヤミかと思ったがどうやら違うらしい。トールの言葉に裏はない。言葉そのままの意味だろうな、と呂布は思った。
    「そういうお前は不味そうに食うな」
     イヤミではない、とわかった上だが、口に出たのはそんな言葉であった。
     トールに招かれた食事の席である。呂布は多少薄味なところはあるが美味い料理を、遠慮などせずばくばくと食い荒らしていた。会話も少なく、本当に空きっ腹を埋めるだけのそれである。今日の呂布は腹を空かせていたので、それはもう、豪快に皿を空けていったのだった。
     トールは不味そうに食べる、と言われたことで少し目を見開いた。他人からどう思われていようが関係ないが、関係ないはずなのだが、呂布からそう見られていたというのは、あまり好ましくなかったのだろう。顔を顰めたトールは「しかたないだろう」と言った。
    「神にとって、食事とはあまり必要がない。うまいもの――珍しいものであればたしかに楽しむこともあろうが、こう言った日常のものは大抵飽きていることが多いのだ」
    「ふぅん?」
     呂布は興味なさげに相槌を打った。これが不味く感じる、 1546

    ele_sim2

    MAIKING「それでも気色悪い」の続き、だけどちょっとうまくいかないのでここに置いておきます!探納ですいつもと違う匂い。初めて気づいたのはそれだった。それから目を開けると違う部屋。
    「え」と声が溢れて、僕は何かに飛ばされたように跳ね起きる。それからガンッと頭が痛んで、連なるように身体中の痛み達を認知していく。腰が動かない、正確には動けないほど痛い。それから、お尻が、おしりのあながいたい。おなかもいたい。からだがぜんぶ痛い。
    「あ、起きたの」
     その声を聞いて僕はとても大きな声で叫んだ。
     
     気分は最悪だった。二日酔いも織り交ぜて、吐き気を催す、実際に何度か吐いた。
    「な、無かったことにしましょう」
     僕は震える声と嗄れた喉で彼に言った。人と交わってしまったのが、酷く気持ち悪かった。カタカタと身体が震える。記憶はないが身体が事実だと訴えている。振り絞った言葉であったのに返事はない。彼は押し黙ったままだ。
    「あの、その、覚えが全くありません。ごめんなさい。あなたは、記憶は……」
    「ない」
    「……」
     酒を飲みすぎたんだ。でもまさかこんなよりにもよってキャンベルさんなんかと、ああ、気持ち悪い吐き気がする。
     
    「……ひとつ覚えてるんだけど」
     突然、長い沈黙を彼は皮切った。
    「カール、あん 1180