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    ドラマ

    sakuraba_ac

    DOODLE※ドラマCD「二人の逃避行」の試聴版 約2分+映画特典 小説「二人の逃避行」から発生した妄想です
    ※上記ふたつがミックスされた内容になっております
    ※ドラマCD版では現時点で不明ではありますが、アスランがミニスカガリに「かわいい」と伝えなかったという幻覚に基づいています。
    乙女のタイミング敬愛する上司からの相談は、とても可愛らしいものだった。

    「えっ、私とショッピングに?」
    思いもよらぬ頼みに、ミリアリアは驚いて声をあげた。身体が軽く揺れて、手元で琥珀色の紅茶がゆったりと波を立てる。
    カガリに呼ばれたとき、話がある、と彼女は神妙な顔で切り出した。だから、もう少し重い話かと身構えていた。たとえば、彼女の想い人であるアスラン・ザラと何かこじれたとか、仕事のことで悩みがあるとか。しかし、蓋を開けてみれば、ショッピングのお誘いだ。拍子抜けするのも無理ないだろう。

    目の前のカガリは、「ああ」と、頷いた。彼女はミリアリアの座するソファの隣に腰かけているから、顔がすぐそばに見える。その表情は妙に真剣だ。少し太めの眉がぐっと上がり、どこか緊張しているのか、膝上に置かれた手はこぶしが握られ、頬が薄く紅潮している。
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