ヒル
鵺卷恢
DOODLE※妄想注意(シンがマヒルだったらっていうネタ)8章読破済推奨
ここまできたら最早シンがマヒルであってくれ。髪型違ったけど。
いきなり敵組織のボスが攻略キャラになっても、会ったことないし…ってなるから新キャラは困る 2
マリウス
DONE大変遅くなりすみません。『みにくいアヒルの子』もしくは『よだかの星』にまつわる直圭のリクエストをいただきました。ありがとうございました。※CP要素薄めで、89代弓張美術部のメンバーも出ています
※『サクラノ刻』ネタバレあり
晴天線路は君に続かない 仰ぎ見れば晴れ渡る群青が奔る。澄み通る青藍が泳ぐ。それは初めてあいつを見つけた時の色に似ていた。ギラギラと、キラキラと、生命力と覚悟だけが煌めいては燃えて、見る者の眼球を焼いては心の臓を動かし続けた。
何処までも広がる狭い砂漠。砕けた石。弾けた原石。かつて星だった砂の粒。光と熱を放ち続ける恒星。
何処までも続く途切れた線路。見下ろせばそれは登り続けなければならない梯子に見えた。またはいつか必ず捨てなければならない脚立。
乾いた温い風が吹き抜けて体力を奪う。それでも足を止めることなく、まるで本能のように砂上に一人分の足跡を残し続けた。神様が代わりに歩いてくれているのだろうか。だったら、その神様は──……。
16684何処までも広がる狭い砂漠。砕けた石。弾けた原石。かつて星だった砂の粒。光と熱を放ち続ける恒星。
何処までも続く途切れた線路。見下ろせばそれは登り続けなければならない梯子に見えた。またはいつか必ず捨てなければならない脚立。
乾いた温い風が吹き抜けて体力を奪う。それでも足を止めることなく、まるで本能のように砂上に一人分の足跡を残し続けた。神様が代わりに歩いてくれているのだろうか。だったら、その神様は──……。
dosukoi_hanami
DONEヒュン右Lab./ Hyun-Migi Lab.展示作品
ラーヒュンプレアンソロ(非売品)寄稿作品
+
ラーヒュンアンソロ 漫画冒頭3p
ラーヒュンアンソロは、ヒュン右イベントで
主催こひるの様のスペース(あ7)にて頒布されています✨
とても素敵なアンソロです!
よろしくお願いします😆 5
まえにし猿棚
DOODLEイチャイチャ×ヒルビリー×都市伝説。アメリカのど田舎のお巡りさんコンビ、40代の自分をおじさんって言うタイプの先輩×20代のスカした後輩【スリーピング・デューティ】塩対応よりはペッパーポッツ 明らかに何かおかしいと思っているのだろう。マルボロの家へ行くと行った時、母は2回に1回の「何しに行くの」と尋ねる。もう21を超えた息子に言う言葉ではない。が、疎みつつもリグレーは母を尊敬していたし、こんな狭い田舎町、下手な嘘はすぐに露見する。だから大抵は正確に答える。「野球カードを見せて貰いに行くんだよ、何せ彼のは凄いコレクションだからね」「来週の競馬の勝ち馬を予想するんだ、下手なマネートレードより難しいよ」
嘘はついていない。ただ、その建前は等閑にしかこなされず、大抵の場合ビールを一本飲んだらベッドへ雪崩れ込む。
今夜のように、警察署から呼び出しがあった時はいっそ気楽だった。昔はサイレンを鳴らしていたそうだが、何度も襲われる内に人は学習した。アレは大きな音へ過剰反応するので、刺激しないよう個別受信機、最近はスマートフォンに通知が入る。
3228嘘はついていない。ただ、その建前は等閑にしかこなされず、大抵の場合ビールを一本飲んだらベッドへ雪崩れ込む。
今夜のように、警察署から呼び出しがあった時はいっそ気楽だった。昔はサイレンを鳴らしていたそうだが、何度も襲われる内に人は学習した。アレは大きな音へ過剰反応するので、刺激しないよう個別受信機、最近はスマートフォンに通知が入る。
まえにし猿棚
DOODLEイチャイチャ×ヒルビリー×都市伝説。アメリカのど田舎のお巡りさんコンビ、40代の自分をおじさんって言うタイプの先輩×20代のスカした後輩【スリーピング・デューティ】ここはヒルビリーのビバリー・ヒルズ「これは焼きもちを妬いてるんじゃ無いんですが」
そう前置きし、リグレーは懐中電灯のスイッチをカチリと押す。濡れたような黒髪と、ハッとするような青色の瞳が人目を惹く青年は、自分の強みを嫌と言うほど理解していた。だからいつも制服のズボンはワンサイズ小さめ、こうしてしゃがみ込めば、ぱつぱつになったカーキ色のスラックスが破裂しそうになっている。
「ただ、気になったんです。昨日の晩、あんなに熱心に話し込んでたので」
「話だって?」
「しらばっくれたって無駄ですよ。ブロンドで、アイシャドウをコッテリつけたヤク中丸出しの女」
ああ、と頷く代わりに、マルボロは咥えていた紙巻煙草を指でつまみ、前歯についた刻み葉を舌先でちっと跳ね飛ばした。その仕草に何を想起したのだろうか。リグレーの耳と言えばトマトスープよりも真っ赤だった。本人も状況を分かっているのだろう。殊更真面目腐った表情を浮かべて顔を背けると身を屈め現場検証に戻る。
3171そう前置きし、リグレーは懐中電灯のスイッチをカチリと押す。濡れたような黒髪と、ハッとするような青色の瞳が人目を惹く青年は、自分の強みを嫌と言うほど理解していた。だからいつも制服のズボンはワンサイズ小さめ、こうしてしゃがみ込めば、ぱつぱつになったカーキ色のスラックスが破裂しそうになっている。
「ただ、気になったんです。昨日の晩、あんなに熱心に話し込んでたので」
「話だって?」
「しらばっくれたって無駄ですよ。ブロンドで、アイシャドウをコッテリつけたヤク中丸出しの女」
ああ、と頷く代わりに、マルボロは咥えていた紙巻煙草を指でつまみ、前歯についた刻み葉を舌先でちっと跳ね飛ばした。その仕草に何を想起したのだろうか。リグレーの耳と言えばトマトスープよりも真っ赤だった。本人も状況を分かっているのだろう。殊更真面目腐った表情を浮かべて顔を背けると身を屈め現場検証に戻る。