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    ボーイ

    五月雨 楪柊

    DONEスネフロ短編1の続きというかそれがあった時系列の後にあった話。
    閣下と首席のケンカ話ですが長官が思ったより出張ってる。
    真面目な話のまま終わるつもりが耐えられなかった。
    ※首席が総長のファンボーイ概念
    ※閣下のINT下がってる
    ※バスケットの中身はココアと閣下お手製サンドイッチ
    まだ続く。
     身体の正面から突撃された衝撃が来る。あらかじめ予測はできており、そのまま何事も無かったかのように受け流すことも出来たが、スネイルは甘んじて衝撃を受け入れそのまま床に向けて倒れる。
    「ふざけるなよお前……!」
    フロイトの怒りに満ちた声が、目がスネイルに向けられる。止めようとするオキーフの声が聴こえた気がするが、スネイルはフロイトの一挙手一投足に意識をそそいでいたので気づかなかった。
    「お前、何故レッドガンの件をレイヴンに依頼した!」
     馬乗りされ、ジャケットの襟を捕まれる。スネイルが知らない、否、向けられると思っていなかった感情が、今、この場でスネイルを射貫く様に向けられている。
    「……未だにコーラルの大半を手中に収めた訳ではありません。アイスワームのように、技研の兵器が潜んでいる可能性があります。貴方をこんなところで出す訳には行きません。」
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    はなだ けい

    MENU3/8 Lovers Of Million2 新刊
    ニコラーシカ って名前の本が出ます。カクテルの名前ですね。
    ごつサブで未来からうっかり飛んできてしまったジュニアと司令の、一夜限りのボーイミーツガール。
    悲恋です。

    文庫/62P/全年齢/300円
    後日談のA5ペーパーが否が応でもついてきてしまいます。

    ちょっと短めの本ではありますが、どうぞよしなに……
    【3/8 Lovers Of Million 新刊】 ニコラーシカ サンプルニコラーシカ


     それは、日も傾きはじめた夕刻のことだった。
    「――レオナルド・ライト?」
     やけに見覚えのある背中が廊下の先にあって、つい声を零す。大先輩であり、恩人であり、それから憧れの人でもある、かっこいいあの人の背姿。ブロンドの髪が珍しくないこのニューミリオンの中でもひと際目を惹く絹糸みたいな細く艶やかな髪の流れが、ひた、と止まる。
     少々痩せたのだろうか。すらりとしなやかな背中にはカッチリとしたシャツがよく似合っていて、もしかしたら上層部や外部との打ち合わせなんかがあって今日はタワーに赴いたのかもしれないということが察せられた。
     随分距離があったというのに当の彼は私の声にも敏く反応してくれて、くるりと踵を返してずんずんとこちらへ向かってくるようだ。何をどう見ても、私に用がある足取りだった。
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    おこめ

    DOODLEアキイト 📼🔦(未成立)でラッキーすけべネタです。
    一日中どたばたデートしてるだけ!
    リクエストありがとうございました🥰長らくお待たせしました!!

    始終📼は(脳内で)よくしゃべるしむっつりプレイボーイ(?)、🔦は鈍感&無知の乙女です。
    ⚠️少しだけ犬×🔦の描写があります。地域猫ならぬ地域犬のような感じを想像していただければ…
    災い転じて福となせ! 開店前の静かなビデオ屋。カシャカシャとビデオのハードカバーが触れ合う音と小さな鼻歌が響く。「おはよー……」と眠たげな目を擦りながら階段を降りてきたリンは、カウンターの中で機嫌よく開店準備をするアキラと目が合うなり怪訝な顔をした。

    「うわあ」
    「おはようリン。お兄ちゃんに対していきなりうわあはないだろう。朝ごはんはそっちのテーブルに置いてあるよ」
    「あ、ありがと。じゃなくて! 随分とご機嫌だね?お兄ちゃんが朝からテンション高いとなんか違和感って言うかぁ……」
    「そうかい?」
    「そうだよ! 鼻歌なんか歌っちゃって。わ、もうコーヒーまで買ってあるし!」

     作業部屋に入るなり、彼女はもう一度うわあと声を上げた。今度は喜色が色濃く滲んでいる。そうだろう。妹の好物のひとつであるエビアボカドサンドは、六分街のコンビニにはごく限られた日にしか売られていない上に朝一に行かないとすぐ売り切れてしまう人気商品だ。
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