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    モリ

    huwasao

    PROGRESSバレンタインに上げる予定だった、ライヤン前提の皇帝+双璧他の途中。pixiv連載中のたまゆら〜でライヤンEndの先のイメージですが、皆生存してて反逆も起きてないIFの世界線話として、生暖かい目で見て貰えると助かります。この先ビッテンやミュラーが出て、最後にライヤンのR18のつもりです。書けたら頑張ります。本編がまだヤンが帝国に着いてすらいないので、こちらも頑張ります。
    たまゆら〜ライヤンEnd後のバレンタインIFこんな喜びを隠さない陛下、初めて見たな。

    実に珍しい光景に、皇帝首席副官のアルツール·フォン·シュトライト中将は、暫し逡巡する。手元の紙の束を、今渡すか渡さないかである。非常に迷ったが、渡さないことには話が始まらないので、当初の予定通り、執務机に座す皇帝の前に書類を差し出した。
    いつもなら直ぐに目を通し始めるラインハルトだが、条件反射で受け取りはしたものの、全く視線が動いていないことに、シュトライトはやれやれと内心溜息を吐く。 

    「ーーー陛下。私は暫し席を外した方が良うございますか?」
    「っ!?何だ突然?」

    いや、何だと言われても。
    さも意外と見上げてくる若き皇帝だが、手に取った書類はくしゃりと悲しい音をたててるし、明らかに動揺しているのが見て取れる。
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    五月雨 楪柊

    DONEスネフロ短編1の続きというかそれがあった時系列の後にあった話。
    閣下と首席のケンカ話ですが長官が思ったより出張ってる。
    真面目な話のまま終わるつもりが耐えられなかった。
    ※首席が総長のファンボーイ概念
    ※閣下のINT下がってる
    ※バスケットの中身はココアと閣下お手製サンドイッチ
    まだ続く。
     身体の正面から突撃された衝撃が来る。あらかじめ予測はできており、そのまま何事も無かったかのように受け流すことも出来たが、スネイルは甘んじて衝撃を受け入れそのまま床に向けて倒れる。
    「ふざけるなよお前……!」
    フロイトの怒りに満ちた声が、目がスネイルに向けられる。止めようとするオキーフの声が聴こえた気がするが、スネイルはフロイトの一挙手一投足に意識をそそいでいたので気づかなかった。
    「お前、何故レッドガンの件をレイヴンに依頼した!」
     馬乗りされ、ジャケットの襟を捕まれる。スネイルが知らない、否、向けられると思っていなかった感情が、今、この場でスネイルを射貫く様に向けられている。
    「……未だにコーラルの大半を手中に収めた訳ではありません。アイスワームのように、技研の兵器が潜んでいる可能性があります。貴方をこんなところで出す訳には行きません。」
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