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    ライカ

    ひいらぎ

    DOODLE閲覧ありがとうございます
    現パロクリスマスライカブです
    以下のツイネタのその後のようなイメージです
    「ドラゴンセーター先輩にクリスマスにお家に誘われてドキドキして行ったら、ファリとマルが遊びに来てて、マルは「信じらんないっ」って怒ってるけど、家族みたいなパーティに迎え入れて貰えて「こういうのもいいな」って思うカブの現パロライカブも好きです」
    そういうとこだよ、この野郎ッ「戻りました。片付けありがとうございます」
    「おかえり」
     おかえり。パーティーの後片付けは役に立てないからとマルシルさんとファリンさんを駅まで送って帰ってきた俺に、台所で洗い物をしながら、先輩が振り返らずに返した言葉。たった一言で、妙にそわつく。
     先輩にクリスマスに家に来ないかと誘われて、お家デートだと張り切って来てみれば、そこには妹さんとその友人がいる、という事態に当初はショックを受けたものの、過ごしてみれば穏やかで優しい温かな時間に満たされた。父を知らず、7つで母を亡くし養母に育てられた俺は、一般的な家族というものがよくわからない。ドラマや小説の一般的な家族像というのは想像できたけれど、それはあくまで想像にすぎなくて……。けれど、今日、先輩たちのクリスマス会に呼ばれて、マルシルさんやファリンさんと過ごす中で、母と過ごした時間のあの安心感を、思い出せたような気がする。
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    さとこ

    DONE43ワンドロテーマ【獣耳】

    人間界で修行するたぬきの戸田くんと、神主の松岡くんのお話です。ワンドロお題ですが2時間くらいかかったのでツードロです……

    ベタ打ちなので、後日また直します。
    【松戸ワンドロ】その正体見破られたり【ぽん戸田くんと神主の青年松岡くんの話】

    「わぁぁぁぁ!?」

     大きな声が、ゲゲゲの森に響きわたった。

     ゲゲゲの森の片隅にある小さな庵。その中で頭を抱えている声の主は、この森に住むたぬきの戸田である。戸田は普段は人間のような姿をして生活しているが、その正体は化けたぬきであり、基本は森で自給自足の生活をしながら、時折人里に降りては人間と交流する生活をしていた。

    「も、戻らないよぉ!?なんでぇ!?」

     そんな戸田であったがたぬきとしては未だ修行中の身であり、体術の類は完璧であるものの、妖術変化の類は苦手であり、人間に混ざっても違和感なくとけ込む修行の為に、親元を離れてこのゲゲゲの森に一人で小さな庵を構えて暮らしていたのだった。ゲゲゲの森は、戸田たち小さな妖怪が住む世界と人間の世界のちょうど狭間にあり、両方を行き来する橋の役割を果たしている場所であるため、修行の場には持ってこいであった。
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