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    レンド

    yuki

    PROGRESS6月発行予定のはじぐ♀のサンプルのサンプルをポイピクに上げました!2部6章まで踏破済のカルデアにいるフレンド鯖の一ちゃんと新米ぐだちゃんの恋のお話です。一ちゃんを曇らせたい一心で書いています!
    ハッピーエンドになる予定なのでよろしくおねがいします!
    フレ鯖の一ちゃん 始まり

     並行世界と言うものがある。
     この世界は無数のページが綴じられた本のようなものだと仮定する。例えばこの世界の一枚捲ったページの世界は何もかも一緒だが、ただ一つ誰か一人の靴下の色だけが違う。次のページでは同じ者の靴下と靴の色が違うのだ。そう言った少しずつだが、確かに差異のある世界が合わせ鏡をしたように無数に存在しているのである。そしてページを捲れば捲るほどその差異は確かに広がっていくのだ。
     それは即ち、自分のマスターたる青年、藤丸立香が少女の世界もある。と言うことだ。
     この話はそんな並行世界の物語である。


     
     まず耳にしたのはパチパチと火が爆ぜる音であった。ゆっくりと周りを見渡せば街のあちこちで深紅の炎と黒煙が上がっているのが見える。遠くに視線をやると、高層ビルや近代的な赤い鉄橋が見えた。看板や標識に書かれた日本語から此処は現代の日本なのだろうと推察される。
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    melrose_E

    DONEうちよそ自己紹介のつもりで書いていたんですが、どちらかというとうちの子が抱える悩みとか、うちよその関係が変わるターニングポイントみたいな話になってしまいましたとさ。

    友情出演にフレンドのお二人。
    快諾いただきありがとうございます!
    わらにもすがるおもいだったのです それはダンジョン探索を終えて、宝箱の中から手に入れた装備品のうち自分では使わないものを黒渦団の軍令部に納品に向かっていた時のことだ。楽しそうな女の子達の声が聞こえてきた。別に聞こうと思っていたわけじゃなくて。彼女達の近くを通ったら聞こえてきてしまっただけ。断じて盗み聞きしたわけじゃない。
    「彼も大事に思っているって言ってもらえたから、私頑張る!」
    「あ、例の占い師? 行ってきたんだ!」
    「そうなの。誕生日しか教えてないのにウソみたいに当たるのよ!」
    「ララフェルの二人組でしょう? 私も行ったわ!」
     占い。相性とかみてもらったのかな。冒険者としての占星術師ではなく。街中でカードを使ったり星の巡りを見たりして運勢を占ったりすることを生業としている人がいるのは知っていた。悩みを聞いてくれることも。でも私みたいに日々の生活にやっとな人間にはちょっと手が出ないお値段なことが多くて。悩んでいることはあっても死ぬような内容ではないのだからと極力考えないようにして過すなどお茶を濁していた。
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