ロスジェネ
秋月蓮華
DONEロスジェネとそーうんとそーへきとまさおかとなつめさんとで七夕の飾りを飾る話
七夕も記念日【七夕も記念日】
「Hey.親友! これから七夕の準備をするんだがお前もどうだ?」
「うわあああああ!!」
朝からスコット・フィッツジェラルドに軽快に挨拶をされるのは尾崎放哉にとってはキャパオーバーであるようだった。
六月下旬、何日か待てば七月がやってくるある日、帝国図書館は開館準備に追わていた。放哉は散歩をしていて、たまたま本館の方に
行ったのだが、出会ったのがフィッツジェラルドであった。
「叫び声が聞こえたが」
「一体、どうしたの」
放哉が心を落ち着かせようとすると高浜虚子と河東碧梧桐が来る。フィッツジェラルドも放哉にとってはきつい。明るすぎてきついのだが、
虚子は別の方向で苦手であった。この中で一番碧梧桐がマシだったので放哉は碧梧桐の後ろに隠れる。
3610「Hey.親友! これから七夕の準備をするんだがお前もどうだ?」
「うわあああああ!!」
朝からスコット・フィッツジェラルドに軽快に挨拶をされるのは尾崎放哉にとってはキャパオーバーであるようだった。
六月下旬、何日か待てば七月がやってくるある日、帝国図書館は開館準備に追わていた。放哉は散歩をしていて、たまたま本館の方に
行ったのだが、出会ったのがフィッツジェラルドであった。
「叫び声が聞こえたが」
「一体、どうしたの」
放哉が心を落ち着かせようとすると高浜虚子と河東碧梧桐が来る。フィッツジェラルドも放哉にとってはきつい。明るすぎてきついのだが、
虚子は別の方向で苦手であった。この中で一番碧梧桐がマシだったので放哉は碧梧桐の後ろに隠れる。
秋月蓮華
DONEロスジェネ、フィッツとヘミの会話書きたいところだけ書いた
万年筆を置き、自室にてヘミングウェイは伸びをした。
小説を書きたいところまで書けたのだ。
ゆっくりと息を吐いていると足にどすどすと痛みを感じる。
「餌を準備しよう。グーパオ」
ヘミングウェイに一番懐いている元野良猫は先ほどまで彼のベッドの上に丸まっていたのだが、餌を所望していた。ヘミングウェイは餌皿に餌を盛る。
自分も食事をとろうと、食堂へと向かう。
「パンケーキで頼むぜ。食べられればいい」
「それだけだと……サンドウィッチも追加しますか? キューバサンドを作れますよ」
「それで。料理長が作る飯は旨いからな」
ロスジェネとひとくくりにされる感情が複雑と言えば複雑なある意味では会い方であるフィッツジェラルドが食堂で料理長に食事を注文していた。
1501小説を書きたいところまで書けたのだ。
ゆっくりと息を吐いていると足にどすどすと痛みを感じる。
「餌を準備しよう。グーパオ」
ヘミングウェイに一番懐いている元野良猫は先ほどまで彼のベッドの上に丸まっていたのだが、餌を所望していた。ヘミングウェイは餌皿に餌を盛る。
自分も食事をとろうと、食堂へと向かう。
「パンケーキで頼むぜ。食べられればいい」
「それだけだと……サンドウィッチも追加しますか? キューバサンドを作れますよ」
「それで。料理長が作る飯は旨いからな」
ロスジェネとひとくくりにされる感情が複雑と言えば複雑なある意味では会い方であるフィッツジェラルドが食堂で料理長に食事を注文していた。
秋月蓮華
DONEロスジェネとにゃおきとはわとよしかわさんとあつしくんのはなしログにしました
作業後の甘味と蓋のこと【作業後の甘味と蓋のこと】
「ヘミングウェイ殿!! 手伝ってくれて感謝するぞ」
「構わない。手伝いにも慣れてしまった」
「鯉のぼりの数が凄いな。派手だぜ」
帝国図書館の近くにある商店街のすぐそばにある、広々とした公園にて吉川英治がアーネスト・ヘミングウェイに礼を述べていた。
スコット・フィッツジェラルドが自分たちの下作業の成果を見上げる。四月半ば、彼等は商店街の者たちに頼まれて、鯉のぼりを飾っていた。
ヘミングウェイが転生してやってきた先は日本であり、日本文化に触れ続けて何年か経過した。鯉のぼりにもなれた。
日本は四月から五月になると鯉のぼりという飾りを飾ることにより、男の子の健康や成長を願うのだそうだ。
「鯉は逞しいからこうやって飾る」
3529「ヘミングウェイ殿!! 手伝ってくれて感謝するぞ」
「構わない。手伝いにも慣れてしまった」
「鯉のぼりの数が凄いな。派手だぜ」
帝国図書館の近くにある商店街のすぐそばにある、広々とした公園にて吉川英治がアーネスト・ヘミングウェイに礼を述べていた。
スコット・フィッツジェラルドが自分たちの下作業の成果を見上げる。四月半ば、彼等は商店街の者たちに頼まれて、鯉のぼりを飾っていた。
ヘミングウェイが転生してやってきた先は日本であり、日本文化に触れ続けて何年か経過した。鯉のぼりにもなれた。
日本は四月から五月になると鯉のぼりという飾りを飾ることにより、男の子の健康や成長を願うのだそうだ。
「鯉は逞しいからこうやって飾る」
秋月蓮華
ArtSummary2022タイトルの通りロスジェネの大晦日ですフィッツとヘミが蕎麦をフォークで食べる話
ロスジェネの大晦日大晦日。アーネスト・ヘミングウェイは帝国図書館で過ごすことにした。図書館の文豪は三十二人しかいないがこれは帝国図書館が対侵蝕者の前線基地として動き出して転生が確認された文豪より少し少ないぐらいだそうだ。北原白秋曰く、よっぽどの緊急事態ではない限り対応は出来るのだよとのことだが。
「……真冬のキャンプ地で過ごしたかったのだが」
「そんな寂しいことってあるかよ! それにキャンプするとテントが燃えねえか?」
年越しそばをすする。吉川英治が作った蕎麦だ。ヘミングウェイの部屋ではフィッツジェラルドも蕎麦を食べている。ヘミングウェイとしては一人キャンプに出掛けて真冬のキャンプ地にテントを張ってのんびりとしたかったのだが、フィッツジェラルドが今度でもできるから図書館で過ごそうぜと言ってきた。
869「……真冬のキャンプ地で過ごしたかったのだが」
「そんな寂しいことってあるかよ! それにキャンプするとテントが燃えねえか?」
年越しそばをすする。吉川英治が作った蕎麦だ。ヘミングウェイの部屋ではフィッツジェラルドも蕎麦を食べている。ヘミングウェイとしては一人キャンプに出掛けて真冬のキャンプ地にテントを張ってのんびりとしたかったのだが、フィッツジェラルドが今度でもできるから図書館で過ごそうぜと言ってきた。
秋月蓮華
DONE訂正版、ここにのせておくロスジェネのクリスマス話し
フィッツの台詞をちょっと足しただけ
ロスジェネサンタ「アーネスト! お前がサンタにならねえと『くま』がミニスカサンタクロースになっちまうからなってくれ!!」
「何があった」
クリスマスにはまだ早いはずだ。ヘミングウェイは執筆中の原稿を片付けた。声の主はフィッツジェラルドである。ヘミングウェイは自室で作品を書いていた。
「一足早い保育園のブックサンタが必要になっちまったんだ……」
フィッツジェラルドが言うには分館の管理者の白い方である『くま』と松岡譲が買出しに出かけたら、雪道でこけて怪我をした女性を助け、
彼女が保育園に絵本をこれからクリスマスプレゼントとして寄付をしに行こうとしていた時だったらしい。慈善活動としてこちらもちょっと絵本を寄付することにしたのだが、
514「何があった」
クリスマスにはまだ早いはずだ。ヘミングウェイは執筆中の原稿を片付けた。声の主はフィッツジェラルドである。ヘミングウェイは自室で作品を書いていた。
「一足早い保育園のブックサンタが必要になっちまったんだ……」
フィッツジェラルドが言うには分館の管理者の白い方である『くま』と松岡譲が買出しに出かけたら、雪道でこけて怪我をした女性を助け、
彼女が保育園に絵本をこれからクリスマスプレゼントとして寄付をしに行こうとしていた時だったらしい。慈善活動としてこちらもちょっと絵本を寄付することにしたのだが、
秋月蓮華
DONEポイピク模索中というわけで最近書いたロスジェネ、しませ、しんぺ、ぽー、ゲーテ、くめめ、フランス文豪、キャロが出ている話です。フィッツとヘミが中心
正装ティ―パーティ【正装ティ―パーティ】
帝国図書館の最高責任者は館長であり、次はアルケミスト関係については館長補佐ということになっている。
とある場所にある帝国図書館は国定図書館であり、国が運営している図書館で、半分は研究施設だ。
ちなみに図書部分にも副責任者はいるが、館長も館長補佐も忙しく殆ど帝国図書館にはいないので何かあったときのための最高決定については、
副館長がそれなりにできるようになっている。
そんな帝国図書館だが珍しいことに館長と館長補佐が同時に帰ってきた。トラブルに会いつつも無事に用事を終わらせたらしい。
二人は高級抹茶を持ってきていた。貰ったらしい。
高級抹茶を受け取ったのは文豪たちを転生させた特務司書の少女であり、彼女は抹茶と丁度やっていたことであることを思いついた。
3953帝国図書館の最高責任者は館長であり、次はアルケミスト関係については館長補佐ということになっている。
とある場所にある帝国図書館は国定図書館であり、国が運営している図書館で、半分は研究施設だ。
ちなみに図書部分にも副責任者はいるが、館長も館長補佐も忙しく殆ど帝国図書館にはいないので何かあったときのための最高決定については、
副館長がそれなりにできるようになっている。
そんな帝国図書館だが珍しいことに館長と館長補佐が同時に帰ってきた。トラブルに会いつつも無事に用事を終わらせたらしい。
二人は高級抹茶を持ってきていた。貰ったらしい。
高級抹茶を受け取ったのは文豪たちを転生させた特務司書の少女であり、彼女は抹茶と丁度やっていたことであることを思いついた。
秋月蓮華
DONEロスジェネへのお題は『このまま世界の果てに行こう』です。で書いてみた話。
コメディ
世界の果てには行きたくない(これで)ヘミングウェイが借りているログハウスの近所の家の配管に猫が入っていたのだが救出された。猫はヘミングウェイが預かることとなった。首輪をつけていて迷子札もついていたのだが書いてある電話番号にかけてもらったら使われていないと出た。
「この猫、人懐っこいし何なら俺たちで飼おうぜ」
「勝手に決めるな」
「良いだろう? アーネスト」
フィッツジェラルドが猫を、ジャパニーズボブテイルの猫を撫でる。茶色い猫だ。猫が鳴く。
猫は可愛がるものだということは魂が理解している。フィッツジェラルドに言われるのが嫌なだけだ。
猫について進展があったのは、図書館でのことだ。
「猫の飼い主が見つかっただと?」
「ええ。電話が来たの。島田君と未明が寄った店の張り紙にあったのよ。三十キロ先のところ」
1071「この猫、人懐っこいし何なら俺たちで飼おうぜ」
「勝手に決めるな」
「良いだろう? アーネスト」
フィッツジェラルドが猫を、ジャパニーズボブテイルの猫を撫でる。茶色い猫だ。猫が鳴く。
猫は可愛がるものだということは魂が理解している。フィッツジェラルドに言われるのが嫌なだけだ。
猫について進展があったのは、図書館でのことだ。
「猫の飼い主が見つかっただと?」
「ええ。電話が来たの。島田君と未明が寄った店の張り紙にあったのよ。三十キロ先のところ」