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    ワイルド

    youkanOkibasyo

    MOURNING短編をまとめていたら没ネタが出て来て、これはこれで悪くないなと思ったのでここに供養です。二つあり、どちらもジェトヴァニ(ジェット×ヴァージニア)です。没ネタなのでめちゃめちゃ書きかけ注意です。
    ジェトヴァニ没ネタふたつ(ボツその1)
    「――ッ!」
     ヴァージニアが急にぴんと背筋を真っ直ぐにする。それから彼女は背負っていた荷物を地面に置いて、一目散にどこかへと駆けていった。
    「なッ!おま、どこ行くんだよッ!」
     ジェットが叫ぶと、遠くから声が聞こえて来る。
    「そこに魔獣に襲われてる人がいるわッ!」
    「はあ!?」
     そのやり取りをしていた僅かの間にヴァージニアの姿が小さくなっていく。
    「チッ、くそ、うんざりだな……ッ!俺が追いかけてくから、お前らは荷物の方を頼むッ!」
    「ええ、わかりました」
    「リーダーを頼むぞ!」
     クライヴとギャロウズを背に、ジェットは荷物を適当に放り投げた後、アクセラレイターを使いながらヴァージニアを追った。
     銃声を何度か聞きながら辿り着いた場所では、ヴァージニアが数匹の熊型魔獣を相手にしていた。ジェットはひとまず加速した勢いのまま、自分に一番近い位置の魔獣の背中に蹴りを入れる。
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    すたうさ

    DONE※再掲文字版
    槍盾(ですぞ槍×ワイルド盾) 常識の勘違いから生まれるなんやかんや槍盾。ギャグです。深く考えてはいけない。
    かぼちゃの誘惑にご用心 とある村の定食屋から甘い焼き菓子の香りが漂う厨房に、二人の少女がせっせと菓子作りの材料の追加や、次々と焼きあがってくる菓子を型から外したりと忙しそうに、しかし手際よく準備をしていく。
     菓子作りの邪魔にならないよう、一人の少女は、若々しい亜麻色の髪が美しいロングヘアを高く一本にまとめて結い上げてから毛束がばらついて邪魔にならないよう三つ編みにしており、もう一人の少女は、煌びやかな淡い黄金色をツインテールに結い上げた後にお団子にしてまとめている。
     そんな愛らしい二人の少女が手伝いに追われている作業は、ハロウィンに向けた菓子の準備だ。
     少女たちが逗留しているこの村で、催されるというイベント、ハロウィン。その際に用いられるかぼちゃの提灯――なんでもジャック・オー・ランタンを用意したは良いが、くり抜いた中身をどうしようかと悩んでいた、この厨房の持ち主である定食屋の店主に、二人の少女とはまた違う人物が、どうしたのかと声をかけたのがきっかけである。その声をかけた人物は今、店の奥側で一人せっせこと仕事をこなしている。
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