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    人外

    hyoukaaisu

    DOODLE『真珠の心』
    疑人外ブレイサ
    丸くなくて歪んでいる心の核をイサ三が自身の中に見つけて
    こんなものを誰にも見られたくないと捨てる勇気もなく隠して
    ブバにその歪は勇気と同じくらい誰にでもあるし、恥ずかしいことではない。
    乗り越えられるものだと気づかせてくれたから、勇気を出して全部受け入れて包んで愛してその勇気の結晶をブバに差し出す。
    丸くなくて歪んだハートの形になった真珠の心を。
    『真珠の心』力の強い雄の象徴である金色の角、太陽光で煌めく海藻を思わせるエメラルドグリーンの瞳を大きく輝かせ、鍛え上げた両腕で長いブレイドを振り上げながら真紅の長く美しい髪と長く美しい鰭をたなびかせ

    一槍の紫電と激突する。

    『また強くなったなスペルビア』
    『そちらこそ、ブレイバーン!』
    ブレイバーンのブレイドを槍で弾き返しながらクルクルと回り、アメジストを想起させる紫の角と金色の瞳、紫の長い髪と鰭をたなびかせながらスペルビアはブレイバーンと距離を取る。

    第一王子、スペルビアと第八王子、ブレイバーン。
    なぜこの二人が戦いをするようになったのかは、この国の女王であるヴェルム・ヴィータがスペルビアに決めた許嫁であるルルが関係する。
    19783

    himmel_blumen

    DOODLE2019年3月に公開していたまどマギ式魔法少女パロFling Posse編(帝幻+乱数)の断章の再録です(特に前半は断片的です)
    2019年当時の情報で書いています。
    まどマギの基本設定(魔法少女は人外の存在と願いを叶える契約をする・契約の代価として魔女(人外の存在)と戦う・持ってる宝石の魔力が尽きたら死ぬ)が前提ということだけわかればパロ元知らなくても多分読めます。
    桂冠詩人とフォルトゥーナ
     素寒貧で公園に座り込んでいた時に、そいつは現れた。困っているのなら願いを叶えてやろうかという、小さな白い生き物が。
     戦いの運命を受け入れるなら何でも願いを叶えてやる、とそいつはいった。何と戦うんだ。そう問えば色々説明してくれたが、何だか夢物語のような話だった。世界を害する魔女だとか、何だかそういう話だ。幻太郎の小説の方がまだ地に足がついていると思えるくらいに、そいつの話は現実離れしていた。
     一通り話を聞いて――三割も理解できなかったが――、だけど俺は断った。
     誰かに与えられた幸運など、何が楽しいというのだろう。そういうものは自分でつかみ取ってこそだ。だからそんな奇跡に用はない、と言ったら、そいつはあっさりといなくなった。
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