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    依り

    1dcyukke

    MEMOカルデアのぐだ♂と聖杯戦線
    エミヤ→士郎だけど村正の依り代に過保護ってかんじの話「 」はセイバーの式
    「聖杯戦線とやら催しに、儂も連れていけマスター」

    ずかずかとマイルームに入ってきた千子村正はキラキラと眼を輝かせてマスターの令呪がある右手を両手で包みながら懇願してきた。
    村正は最近ランサーと仲がよく、昨日も前線から無傷で帰還したことを肴にされ語り明かしたようだ。
    防御や攻撃力のサポートがあるキャスターアルトリアと……どうしても並ばせたい気持ちが沸いてしまい、周回中ずっと休みなしで可愛そうだったので休ませている。
    村正さんも同様の理由だったのだが、どうにもこうも戦があれば体は動いてしまうようだ。


    「ん~……村正さんは回避とかガッツがないから…」 
    「おっと、それはなしだ。礼装を渡すか、マスターが与えるか、できるだろう?儂はこの1ヶ月で把握したからな。」
    「ハハハ」


    宇宙や鎌倉という名の各地へ何度も連れていってはくたくたになるまで宝具を出していた村正さんでもその辺り覚えていたのかと計算が甘かった………自分の礼装も色々増えたからといって自慢したのも仇となってしまった。

    「それじゃあ明日、もし出られるようだったら……」
    「決まりだ!真剣勝負の一騎討ち、いや二騎でも三騎でも、できる 2480