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    俺達

    pimankoubo

    DONE世界には自分のそっくりさんが3人はいると言われている。
     その理由は、顔の特徴を決める遺伝子の数が限られているからで。
     だから俺と似ている人間も世界に3人、君に似ている人間も世界に3人いるんだ。
     だけど、もしもその俺や君にそっくりな人間が悪意をもって俺や君の振りをして接触してきたらその悪意に俺達は気付けるんだろうか?
    ましてやそれが人ではなかったら…
     ある休日。ダンデはキバナと自宅で他地方のバトル資料鑑賞会をするべくパタパタと朝から忙しく走り回っていた。
     久しぶりの休日。しかも自宅デートとなれば普段のお出かけデートよりもイチャイチャできる筈とワクワクしながらちらりと時計を見れば約束の時間はもう間も無くで、これは急がねば!とダンデはさらに忙しく準備を再開した。
    そうして暫くたったころ
    ピンポーン
    インターホンがなった。
    パタパタと足音を立てモニターを見ればそこには待っていたキバナがいる。
    「あぁキバナ待っていたぜ!今」
     鍵を開けるからなそうダンデが言葉を発しようとするのを遮り「ダンデ来たよ鍵開けて」碧い瞳がモニターのレンズを覗き込んで、ゆっくりと弧を描いた。笑みを浮かべたキバナの涙袋が下まぶたのしたに影を作り、優しげな雰囲気を作り出す。
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    yowailobster

    DOODLE20210424 「くすぐり合って遊ぶ愛抱夢とランガ 普通にすると愛抱夢が圧勝するので今日はハンデを付けてみることにした」のお題ガチャを丸無視しました。愛抱夢はランガに加減しないしランガは愛抱夢に加減を求めません 強い意思
    話は違うけどランガ、物語内のトロフィーになりかねない立ち位置なのに本人がトロフィー適正0だからセーフなのすごく奇跡の存在だなと思います 俺達のフィジカル極強イブ
    トロフィー代わりの景品一名「ハンデは?」
    「要らない」
    「本当に?」
    「要らない」
    「なら今日も僕が勝っちゃうんじゃない?」
    「……要らない」
     強情な子供だ。
    「やっちまえランガ!」
    「暦――うん、今度こそ勝つ」
    「……はあ」
     勢いがあるのは悪いことではない。けれどいい加減戦いに工夫ってものをしてみたらどうなんだ。滑る時の大胆さも緻密さも今のランガからは一切見いだせない。そこで押せ押せの応援ばかりしている赤毛だって、姑息な手の一つや二つ出してやればいいのに。
     大体何だくすぐり勝負大会って。キャップマンの困惑しきった報告を受けそんな物Sでやるなと言いに行ったところ「何?お前弱えの?」と舐めた口を叩かれ即参加即優勝したまではまあ良いとしよう。二回三回と続くとは夢にも思わなかった。つい勝利してしまう自分も自分だが、毎度のことながら出場メンバーが軒並み弱すぎる。自分とランガの一騎打ちになると解ってどうして彼らは何度もこんなおかしな大会を催すのか。理解に苦しむ。
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