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    unknown_thunfan

    DONE★注意★
    萬軍破中心の殤不患との友情+睦天命の小説
    「虎嘯風生」後日談ネタバレあり
    「月の都」から別の話の「砂漠の花」へ一部の設定が続きますが、別々でも読むことができます。
    雷鳴に続け2025で無償配布しました。
    ★あらすじ★
    ◎月の都
     西部総督の告発の証拠を受け取った萬軍破は、逆に濡れ衣を着せられて追われてしまう。逃げる萬軍破を殤不患と睦天命が助けて、告発のために一緒に関所まで旅をする。
    月の都「魔剣を作る呪法に心あたりはあるか?」
     萬軍破の発した問いかけに、殤不患と睦天命は驚いた。
    「そんなもん、しらねぇな」
     殤不患の言葉に、睦天命も首を振る。
     崩れかけた廃墟で夜の焚き火を睨みながら、萬軍破は言葉を続けた。
    「俺が西部総督について調査を行ったところ、西部総督は不正を行い私腹を肥やしていたが、それ以外にも魔剣の情報を集めて、あまつさえ神誨魔械も手に入れようと画策していた。
     そして、魔剣を作る呪法にも関わっていた」
    「俺がいうのもなんだが、西幽じゃ魔剣は厳しく管理されてるはずだろ?
     西部での皇帝の代理人の総督が隠れて禁断の魔剣集めか?
     こりゃ、驚きだな。あんな迷惑な代物、集めて喜ぶ奴の気がしれねぇが」
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