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    動物園

    秀二🐻‍❄️

    DOODLEそろそろ鯉月動物園シリーズにでもなりそうな感じがしてきました。
    推しカプには動物園に行っていただきたいオタクです。

    ようこそジャパ○パークへ、大好きな曲です。
    君をもっと知りたいな「ミーアキャットって、いうほど猫っぽくはないな」

     俺たちはミーアキャットの展示場に向かいながら歩いていた。鯉登さんが俺の顔を見て呟く。この人は疑問を共有したがる。俺に対して意味を聞いているわけではない。謎を共有し、一緒に考えたいのだと思う。即物的とまではいかないが俺はあまりそういった考え方をしない。答えがあるような疑問であればすぐに調べてしまう。しかし鯉登さんのこの投げかけに付き合うのは嫌いでない。寧ろ好きかもしれない。

    「例えば、ネコ科だったりするのでは」
    「そうなんだろうか」
    「どうなんでしょうね」

     深い意味のない会話だ。もし馴染みのない人間とであれば居心地が悪くて堪らなかったろうが、俺たちの間ではよくあることだった。「嘘」という漢字はよく見てみると悲しくなるだとか、モルモットはどうしてあんなに色柄が違うのだとか。アイスクリームは結局どの季節に食べるのが一番美味いのかだとか。その度、俺たちはこれまたとるに足らない会話を繰り広げるのだった。
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    秀二🐻‍❄️

    DOODLEイラストレーターのナガ○先生の大ファンです。
    先生に影響され、サイタマの動物園へキボシイワハイラックスを見に行きました。
    とても可愛いのでググってみてください。なんとも言えない絶妙な表情です。

    Q.鯉登さんのことショタだと思ってるの?
    A.分類上はショタに近似していると思ってます
    (完璧な母をひかえ情緒が乱れています)
    みてるよ「分類上はゾウに近く胃はウマに、骨格はサイに似ているそうです」
    「つまり……何なんだ?」
    「それがキボシイワハイラックスです」



     きっかけはいつも通り鯉登さんの一言だった。鶴の一声ならぬ龍の一声。数日前SNSで見たクオッカがいたく気に入ったらしく、ここ最近は嬉しそうにクオッカサーチをしていた。小さくて丸くてぴょんぴょん跳ねて可愛いとのこと。俺はそんな動物にめろめろになっている貴方の方が可愛いと思うんですが。
     なんと国内でクオッカを見れるのは隣の県の動物園だけらしい。それを知った鯉登さんが案の定である。

    「そんなに近くなら行くしかないだろう!」

     お隣の県とはいえ、国内10本の指に入る大きな動物園だ。やはり都心部ではなく郊外にある。急行を乗り継いでもそれなりに時間がかかりそうだった。
    1890