大正浪漫
sayutaba18
DONE大正浪漫時代のいずレオ妄想。妹の代わりにお見合いに行くレオくんです。「ルカがお見合い!?」
今日一番の声が出た。すごく驚いてしまった。だって妹はまだ十六歳になったばかりだ。結婚なんて早すぎる。
「ルカだって、早く結婚して、いいお婿さんの所に行くのが幸せに決まっているじゃない」
母が言った。それが女の子の幸せなのか? 全員結婚して同じレールの上を歩いて行かなきゃいけないのか? そこに本人の意思はないのか? なんだかそれは、ひどくつまらない。と思った。
「あなただって早くお見合いして、お嫁さんをこの家に連れてきてくれない? こないだもお見合いをすっぽかして、先方はかなりお怒りだったのよ」
そんなこと知ったことではない。おれはまだ二十歳そこそこで結婚なんてしたくないし、好きな子とちゃんと恋愛して、結婚して幸せになりたいのだ。月永家を継ぐ覚悟は出来ているけれど、それはまだその時じゃない。
「ルカはそれでいいのか…?」
ルカを見ると、はにかんだ顔で笑っていた。きっと嫌なんだろうなと思った。どこの誰かともわからないやつと急に生涯を誓って無理矢理結婚させられるなんて、自分だったら絶対ごめんだ。そうだ、いいこと考えた。ようはお見合いを台無しにしてしまえばいいん 2461
wata_ro_
SPOILER大正浪漫ふ〜たが誕生日に頂いたもので、夏劇ツインズがエアスケブとしてリクエストし合って頂いたものです。ツインズ、別に女装で頼んでないのですが……これが女装の業か……!
ちなみになんですけど。これを描いていただいているときあんこさんと話してたのですが、再演のシナリオ自体氷雨が原因だし、女装の業を背負ったのもそもそも氷雨(厳密に言うとはそ氏ですが)が原因だという結論に至りました。氷雨ッ 2