Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    奥田

    CottonColon11

    DONE※小諸商工のモブ、ショートの奥田くん視点。
    ※守備コレをそのままさせると不可解な行動になりそうなので、三年生をそのまま入れた形になります。
    ※打席ログを見て書いてますがたまに間違ってるかも。雰囲気でお読みください。
    まめねこ工科高校、夏のドラマの裏側で たくさんのカメラの前で甲子園の黒土を掻き集める、まめねこ工科高校の選手たち。甲子園初出場、初戦敗退。ありきたりな終わり方をしたまめねこ工科高校。去年突如として岡山のベスト4に現れて、今年甲子園に出場した。
     前情報がほとんどない高校だったけれど、難なく突破した。先輩たちと笑いながらベンチへ戻る。甲子園の第一歩としては十分すぎる、6-1の快勝だ。


    「来年また来よう!」


     まめねこ工科の監督の声が、広い広いグラウンドを隔てたこちらにまで届いた。
     俺は振り返ってまめねこ工科の方を見る。マネージャーと一緒に監督に慰められている、どうやら俺とタメらしい、ピンク色の髪のピッチャーが目に入る。二年生が甲子園の先発ピッチャーなんて珍しいと田中先輩が言っていたのを思い出した。俺の打席では、フォアボール2回と凡打2回で、燃え切らない勝負になったけれど、チームが勝てたからまあ良しとしよう。
    12629