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    少女漫画

    はるつき

    DOODLEちーとど。
    多くを語らないちぱやともっとちぱやのことが知りたいあおいちゃんの話。
    キッスも手も繋がない少女漫画BL。

    初めて書いたちーとどの後軸の話。
    初書きの奴は手探りがすぎるのでダメージ食らうけど解釈としては結構あってたのかもしれないなと思います。
    君と話がしたいのだ「好きだなぁ」
    ロッカールームで無意識にこぼれた千早の本音。泡沫のように消える前に藤堂がそれを易易と拾い上げた。
    「俺も」
    キャッチボールのように言葉を返すと珍しく千早がそれを取りこぼした。
    イップス克服のための練習の時ですら必ず捕球していたのに珍しいと藤堂は顔をあげて千早の顔を見る。
    「俺今なんて言いました?」
    耳まで真っ赤なのに額から目元はやや青白い。器用な男は顔色も自由自在なのかと感心する。
    「好きだって言うから。オレも好きだって返した」
    藤堂からしたら僥倖だった。最近気になる相棒から好意を伝えられて断る理由はない。むしろ千早も同じように思ってくれていたならこれ以上の幸運は無かった。
    この後藤堂のそんな思いを知る由もない千早に言うつもりはなかったので忘れてくださいと泣かれたのは予想外だったが、とにかく二人はこうして恋人関係となったのである。
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