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    投げ銭

    soryu2soul

    MOURNING流血表現有り。前回描いた乙の拘束絵に投げ銭💴があったことで思いついた闇オクネタ。夏乙です。時系列は乙が2年の時のどこか。夏油は百鬼夜行で負けはしたものの逃げて生存してる設定。なんでも読める方向け。
    特級術師の少年が闇オークションに出品される話月も姿を見せない闇夜。この場所は何十年も前に全住民が移住し人々の記憶から忘れ去られた山奥の小さな町。町の中央にある廃れたビルの地下に一際賑やかな場がある。ここはとあるオークション会場。すり鉢上に並べられた椅子の中央にはステージがあり中規模程度の広さがある。
    オークションに出品されるのは呪術に関係するものがほとんど。主に呪具が多く持ち主のいないものや盗品など、そして稀に術師本人を拉致し本人の意思なく売買の道具とすることもある。彼らを何に使用するのか定かではないがこういうものを好んで集まる客も案外いるようだ。この場所に法などありはしない無法地帯。裏社会そのものだ。そして今宵も不正な売買で儲けたのであろう大金を握りしめ、沢山の観客が一際明るく照らされたステージを見つめ盛り上がっていた。今日の客席は満員御礼。それもそのはず、今日はいつもに増して珍しいものが出品されるらしい。
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