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    新米

    なめこ

    PAST【同人小説風】

    『新米隊員の長い一日』序章・あらすじ

    見慣れないピンク色のマンホールの蓋を開け、救助活動に向かう新米隊員たち。そこは様々な修羅場を潜り抜けてきた新米隊員も青ざめるような予想外のトラップばかりで──。果たして、無事に脱出できるのか!?

    ※以前Twitterであげた、新刊同人小説サンプル雑導入編風のネタ文章です
    ※そういう、トラップダンジョンっぽいですが年齢指定入る描写は無いです
    新米隊員の長い一日「あれ?地下への入口がピンク色の蓋なのはじめてみますよね?」
    オペレーターのコリーが無線越しにそう言うと、新米隊員もマンホールの蓋の色に目を向ける。

    「ここにも遭難者がいるかもしれないな。様子を見に行ってもらえるか?」

    シェパード隊長の指示に従い、蓋を開け洞窟内に向かう新米隊員とオッチンたち。
    新米隊員は洞窟に入ってすぐ脳みそがぐわんぐわん、と掻き回されるような感覚に違和感を覚え、思わず岩壁に手をついて立ち止まる。
    どうやらオッチンとピクミンたちは平気らしく、心配そうに新米隊員の顔を覗き込んでいる。

    「大丈夫ですか!?……!まって、あの扉に何か書いていますっ!」
    「なになに…各層に配置されたトラップを解除して出口を目指せ………?トラップを解除しないと途中で地上に戻れないようだな…」
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    kototo7777

    DONEクロイン。ED後パルミラ宮中で。捏造名前ありオリジナルキャラ視点(ナデルの姪で名前はナディア。イングリットの新米侍女兼護衛)のお話なのでご注意ください。クロードは本名表記。
    思い出(※捏造キャラ視点その2) 早朝……ようやく日が昇るかといった頃合いの時間、パルミラ王城内の訓練場では掛け声と共に槍を交わす音が響き渡っていた。

    「させません!」

     相手の攻撃をかわしたナディアは、体勢を立て直し反撃に出た。相手は渾身の一撃を放ってきたが、なんとか、かわすことが出来た。大きく隙が生まれているはずだった。勝てる、と確信する。

    「遅い!」
    「えっ!?」

     速さには自信があったのだが、相手の方が上手だった。あると思っていた隙が全くなく動揺したところを打ち込まれ、気づくと手にあったはずの槍が床に転がっていた。

    「このくらいにしておきましょう」

     ふーっと、息を吐き、目の前の女性は槍の構えを解いた。その女性をナディアは複雑な面持ちで見つめる。白い肌、ブロンドの髪、一見華奢にも見える、すらっとした体形。パルミラの子供向けの絵本によく出てくる異国のか弱いお姫様がまさに彼女のような外見をしていたように記憶している。だから、きっとこの女性もそうなのだろう、自分が守らねば……そう初対面の時は思ったのであるが。
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    yuki

    PROGRESS6月発行予定のはじぐ♀のサンプルのサンプルをポイピクに上げました!2部6章まで踏破済のカルデアにいるフレンド鯖の一ちゃんと新米ぐだちゃんの恋のお話です。一ちゃんを曇らせたい一心で書いています!
    ハッピーエンドになる予定なのでよろしくおねがいします!
    フレ鯖の一ちゃん 始まり

     並行世界と言うものがある。
     この世界は無数のページが綴じられた本のようなものだと仮定する。例えばこの世界の一枚捲ったページの世界は何もかも一緒だが、ただ一つ誰か一人の靴下の色だけが違う。次のページでは同じ者の靴下と靴の色が違うのだ。そう言った少しずつだが、確かに差異のある世界が合わせ鏡をしたように無数に存在しているのである。そしてページを捲れば捲るほどその差異は確かに広がっていくのだ。
     それは即ち、自分のマスターたる青年、藤丸立香が少女の世界もある。と言うことだ。
     この話はそんな並行世界の物語である。


     
     まず耳にしたのはパチパチと火が爆ぜる音であった。ゆっくりと周りを見渡せば街のあちこちで深紅の炎と黒煙が上がっているのが見える。遠くに視線をやると、高層ビルや近代的な赤い鉄橋が見えた。看板や標識に書かれた日本語から此処は現代の日本なのだろうと推察される。
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