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    概念

    3mew

    PROGRESS人狼ゲームを楽しむ星核ハンター。
    過去の星核ハンター概念。5人で仲良く人狼で心理戦したりして、遊んでる話を書きたかった~。

    ざっくり本文で説明してない用語っぽいの補足。
    白・黒→白は村人陣営、黒は人狼陣営のこと。
    対抗 →同役職により対立のこと。
    吊る →投票に寄る処刑のこと。
    CO  →カミングアウト。役職の開示。
    真  →真実。真占い。みたいに使う。
    星核ハンターの休日「本日、みんなを集めた理由は他でもない。今日は皆さんに……人狼ゲームをしてもらいます」
     ちょうどいい円卓を星核ハンターの5人が囲みながら、主催者の星が意気揚々とデスゲームの前口上のように話しはじめた。それぞれ、半分が嬉しそうに、もう半分は呆れ気味に、思い思いの反応で楽しそうな主催者である星に注目していた。
     銀狼は深い溜め息を吐いて、星を半目で見やる。
    「私が集めたんでしょ……」
    「うむ。助手の銀狼くん、大義であった……エーテル編集って便利だね」
    「あなたはどういう立場なの」
    「ゲームの開催者……?」
     星と銀狼は楽しそうに話しているが、この中で詳細な話を知っているのはその2人しかおらず、カフカ、刃、ホタルは集められた理由を聞いていない。
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    8kawa_8

    DONEブラレノです。二人で酒飲んで愉快に二次会(概念)に行く話です。5周年読みました? ありがとうございました。
    【ブラレノ】たまにはこんな夜も! あ、と。その一言を発したのは果たしてどちらが先だっただろうか。
     ひっくり返したボトルから、ぽたんと。ひとつの雫が落ちていく。グラスに琥珀色の波が広がって、それ以上増幅することなく消えていった。
    「終わっちまったな」
    「終わってしまった」
     感嘆詞と同じ、喪失の寂しさを乗せたような落胆の声をお互いに口にして。ブラッドリーとレノックスは、相手の赤色の瞳を覗き込み合う。何を考えて、何を望んでいるのか。酒に酔って、しかし酔い切れなくて、愉しさと物足りなさとが綯交ぜになったそれらを感じ取りながら、先に言葉を発したのはレノックスの方である。
    「他に酒はあるのか?」
     ふっと、ブラッドリーのロゼ色の瞳が細められた。白い頬には、その瞳と同じ色が化粧のようにわずかに混ざり、消さない勲章の傷跡も普段より存在感を強めている。「あるぜ」と答え、彼は大きく指を鳴らす。途端にふわりと浮き上がったのは、部屋に鎮座する宝飾品たちと並んで飾られたブラッドリーのお気に入りの美酒たちだ。
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