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    永遠に

    nbsk_pk

    DOODLE香水の話。思いっきり過去を捏造しています。
    ヴィジペナ永遠にいちゃもだしててくれ…
    香水 レオントゥッツォは自分が未熟な人間であることを理解している。特に幼いころから姉と慕う彼女のことについては。

    「ラヴィニア姉さんは香水とかつけないのか?」
     どうしてそんな余計なことを言ってしまったのかというと、レオントゥッツォ――いや、ここロドスではオペレーター・ヴィジェルであるのだからヴィジェルと名乗るのが正しいのだろう――がその日に受けた任務ともいえない雑用で、療養庭園という場所に行ったからだった。その庭園の主は自らを調香師であると名乗り、急ぎの荷を届けてくれたお礼にとヴィジェルに手製のハーブティーを振舞ってくれた。そして流れで新作だという香水の品評を頼まれ、数種類のムエットを目の前に並べられたのだった。上耳付きの種族の中でも、ペッローとループスの鼻の良さは別格だ。しかしヴィジェルはそこまで香水に、しかも女性ものの香水に詳しいわけではなかったので内心ひどく困惑した。だからこそ無意識に指標としたのはただ一人の女性のことで、『彼女』が纏うのならばとあれこれ考え込んでしまった表情から庭園の主にはすべてお見通しであったのだろう、プレゼントの相談が必要ならいつでもお気軽にどうぞ、と帰り際にハーブティーのパックを手渡されながらにっこりと微笑まれ、ヴィジェルはすごすごと自室への道を歩いたのだった。
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    九条なぎさ

    MOURNING6.0クリア後から衝動的に書いて永遠に懐で温めていたゼノ光♂【6.0クリア必須】
    私が読んで楽しければいいので小説のルール基本無視。細かいこと気にしない人向け。置く場所が無いのでポイピクに一旦供養。
    ※自機の名前は出ていませんが、黒髪長髪のヒューラン♂の設定。
    【FF14/6.0クリア必須】シリウスの流星【ゼノ光♂】メーティオンが飛び去った宙の先。夜明けの明るい空がどこまでも続いていく。脅威は退き、アーテリスの、宇宙の全てが絶望の闇に飲まれることはもう無くなった。終わったのだ。エオルゼア主要都市の近辺から始まった小さな一歩が紡いでいた冒険の日々が、ようやく。
    長かったな、と深呼吸をする。
    木桶で川の冷たい水を掬い、酔っ払い客にぶっ掛けたこともあった。逃げ出した羊を捕まえて柵の中に戻したこともあった。ダンスの先生を探すだけのはずが、ダンスをレクチャーされた事もあった。人攫いを解決するために身体を張った捜索活動をして、気づいたら当時脅威とされていた蛮神を目の前にすることもあった。あれよあれよという間に多くの蛮神を討ち倒していた。気づけば帝国からエオルゼアを守るための大きな戦いに身を投じ、千年もの長き間続いていた竜詩戦争を終わらせ、帝国の配下となっていたアラミゴとドマを解放し、第一世界という別の世界を光の氾濫から守り抜いた。
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