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    流星

    ふう。

    DONE翠千ワンライより
    お題『偶然のふり』

    翠→千
    個人の仕事が忙しすぎて流星隊メンバーと足並みが揃わない千秋。なんとか追いつこうと無理をするが体がついて行かず……。そんな千秋の元に翠が迎えに来る話。今よりも少しだけ進んだ時間軸のつもり。
    ※Pがちょこっとだけいる
    ※ES分からなさすぎて間違ってたらごめんなさい
    「あ、プロデューサーさん。こんな遅い時間までお疲れ様です。………はい。俺は仕事終わりでこれから帰るところです。………え?俺に頼みたいこと?俺で良ければ聞きますけど……?………え?守沢先輩が……?はぁ……何やってんだかあのひと……。すみません、アレのせいでプロデューサーさんに迷惑をかけてしまって……。………ああ、気にしないでください。アレの対応には慣れてるんで」


    ◇◇◇


    スマホで流していた音楽を止めて、思わず大きく息を吸う。吸っても吸っても体内に酸素が入っていかない感覚に、ぼんやりとした頭では思考もうまくまとまらない。体は鉛のように重く、思うように動いてくれない。

    一体何時間ぶっ通しで踊り続けているのだろうか。脳に酸素が回らない状態ではそれすらも思考するのに労力を使う。いいや、そんなことを考えたってしょうがないか。とにかく時間がない。今は少しでも早く振り付けの精度を高めないと。俺のせいであいつらに迷惑はかけたくない。
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