灰
まどろみ
MOURNING七灰。イッッヌもネッッコもどちらも可愛い七→←灰(ねこのひ)「七海は猫派ですよね…」
いつも元気な後輩が目に見えて落ち込んでいる。コーラを奢って理由を尋ねると突拍子もないことを言い出した。
「今日の任務先で『灰原さんは犬っぽいですね』って言われたんです。自分ではよくわからないんですけど、そうだとしたら七海の好みとはほど遠いことになるんですよね…」
最近になってようやく自身の恋心を自覚した後輩は、人が好きと豪語するくせに、自分が人から好かれることを想定していない節がある。
「どうやったら僕は七海好みになれるんでしょうか…?」
思い悩んでいるが考えてみてほしい。自分を振り回すわんぱく犬でも、すぐ他の人に尻尾を振る犬でも、そこが可愛いと思うようになってしまったらもう手遅れなのである。
932いつも元気な後輩が目に見えて落ち込んでいる。コーラを奢って理由を尋ねると突拍子もないことを言い出した。
「今日の任務先で『灰原さんは犬っぽいですね』って言われたんです。自分ではよくわからないんですけど、そうだとしたら七海の好みとはほど遠いことになるんですよね…」
最近になってようやく自身の恋心を自覚した後輩は、人が好きと豪語するくせに、自分が人から好かれることを想定していない節がある。
「どうやったら僕は七海好みになれるんでしょうか…?」
思い悩んでいるが考えてみてほしい。自分を振り回すわんぱく犬でも、すぐ他の人に尻尾を振る犬でも、そこが可愛いと思うようになってしまったらもう手遅れなのである。
fuyuharuu_trpg
SPOILER『永虹灰帰のポリス』現行未通過× 自陣は〇HO3の〇〇〇のクリティカル差分描きました!!
※元ネタはこちらのツイートです
https://x.com/5000tyo_hosi/status/1760978205949997155?s=20
すみませんでした!!!!!!! 2
しんした
PROGRESS3月インテの七灰原稿進捗です。生存if30代後半の七灰が古民家で暮らすお話。
ちょっとした事件編で灰原くんが病院で目を覚ますところの抜粋です。
※推敲まだなのでいろいろとご了承ください。
3月七灰原稿進捗④*
目を覚ますと、視界に入ったのは少し日に焼けた殺風景な天井だった。
初めて見る天井だが、よく似た光景は今までも何度か目にしている。
ああ、ここは。
安堵したのも束の間、全身の至るところから熱を持った痛みに襲われ、灰原は小さく声を漏らした。
「雄?」
反射的に閉じてしまった瞼をおずおずと開く。すると、微かに眉を寄せた七海がこちらを覗き込んでいた。
「ゆう」
「……けんと」
もう一度、さっきよりもゆっくりと名前を呼ばれる。痛みを紛らわすように深呼吸をしてから同じようにゆっくり名前を呼ぶと、七海の表情が和らいだ。
「ここ、病院?」
「そうだよ。痛みはどうだ?」
「痛いけど、まあ大丈夫」
「そうか」
少し無理をして笑ってみせたが、何もかもお見通しなのか七海は困ったようなため息をこぼすだけだ。それでも、頬を包み込む手のひらから伝わる七海の温もりは、ただ優しかった。
1881目を覚ますと、視界に入ったのは少し日に焼けた殺風景な天井だった。
初めて見る天井だが、よく似た光景は今までも何度か目にしている。
ああ、ここは。
安堵したのも束の間、全身の至るところから熱を持った痛みに襲われ、灰原は小さく声を漏らした。
「雄?」
反射的に閉じてしまった瞼をおずおずと開く。すると、微かに眉を寄せた七海がこちらを覗き込んでいた。
「ゆう」
「……けんと」
もう一度、さっきよりもゆっくりと名前を呼ばれる。痛みを紛らわすように深呼吸をしてから同じようにゆっくり名前を呼ぶと、七海の表情が和らいだ。
「ここ、病院?」
「そうだよ。痛みはどうだ?」
「痛いけど、まあ大丈夫」
「そうか」
少し無理をして笑ってみせたが、何もかもお見通しなのか七海は困ったようなため息をこぼすだけだ。それでも、頬を包み込む手のひらから伝わる七海の温もりは、ただ優しかった。
uto_aa_saiga
PROGRESS過呪灰七、手込め(仮)のおまけ。後日談?的な。なおやんも書いてみたかったので。
蛇足かなーとは思ってる…。
でも他キャラから見た推しって書くの楽しいんです… 1296