真珠
tomoya_t
TRAINING書籍「ドット絵教室」引き続き。「水晶玉」のページ。①ガラス玉の描き方を見ながら打った
②飽きてきたので真珠打った
③RPGで使いたい水晶玉ってこんなやろ
④また飽きてシャボン玉打った 4
hijshiz__love
DONE真珠ちゃん物語第二話です。銀魂5話、「ジジィになってもあだ名で呼び合える友達を作れ」の真珠ちゃん視点のお話になってます。
今更だけど原作介入無理〜って人は今すぐブラウザバックを!!!!
忘れ草に一雫。*2話 ー ジジイになってもくだらない事だけ覚えてるよね*
「おいコラァ!俺が以前から買いだめしていた大量のチョコが姿を消した。食べた奴は正直に手挙げろ。今なら四分の三殺しで許してやる。」
「四分の三ってほとんど死んでんじゃないすか。っていうか、アンタいい加減にしないとほんと糖尿になりますよ?」
「チョコなんてまた買えばいいですよ。ね?神楽さん。」
そう告げると、彼は持っていたお茶を啜った。
私、如月真珠が万事屋に居候するようになって数日。何となく三人の性格が分かってきたような気がする。
「 ”またも狙われた大使館。連続爆破事件凶行続く“。物騒な世の中アルなぁ。私怖いよパピー、マミー。」
ソファの上で新聞を広げていた少女は新聞の見出しを声に出して読み上げた。
10467「おいコラァ!俺が以前から買いだめしていた大量のチョコが姿を消した。食べた奴は正直に手挙げろ。今なら四分の三殺しで許してやる。」
「四分の三ってほとんど死んでんじゃないすか。っていうか、アンタいい加減にしないとほんと糖尿になりますよ?」
「チョコなんてまた買えばいいですよ。ね?神楽さん。」
そう告げると、彼は持っていたお茶を啜った。
私、如月真珠が万事屋に居候するようになって数日。何となく三人の性格が分かってきたような気がする。
「 ”またも狙われた大使館。連続爆破事件凶行続く“。物騒な世の中アルなぁ。私怖いよパピー、マミー。」
ソファの上で新聞を広げていた少女は新聞の見出しを声に出して読み上げた。
hijshiz__love
DONE如月真珠物語 第一話!忘れ草に一雫。*1話 ー 箱入り娘*
「またバイクで人はねたアルか。」
「いや…これは事故でぇ………」
人の声が聞こえる。男が一人、
「事故でも人をはねた事には変わりないでしょ!!……死んでないといいですけど……」
「ふ、不謹慎な事言うんじゃねぇよ新八ぃぃッ!!!」
いや二人。それと女の子が一人。
数分の記憶が飛んでいる。何をしていたのだろうか。
無我夢中で逃げていたのは思い出せたが、その後の記憶は真っ白である。
「…息はしてるみてェだな。」
見慣れた白髪が見えた。否、銀髪と言った方が正しい。
”きっと彼女だ。“
直感でそう思った。
「お雪さんッ!!!」
「「「!?!?」」」
ガバッと起き上がると、目の前に三人の家族が見えた。
2829「またバイクで人はねたアルか。」
「いや…これは事故でぇ………」
人の声が聞こえる。男が一人、
「事故でも人をはねた事には変わりないでしょ!!……死んでないといいですけど……」
「ふ、不謹慎な事言うんじゃねぇよ新八ぃぃッ!!!」
いや二人。それと女の子が一人。
数分の記憶が飛んでいる。何をしていたのだろうか。
無我夢中で逃げていたのは思い出せたが、その後の記憶は真っ白である。
「…息はしてるみてェだな。」
見慣れた白髪が見えた。否、銀髪と言った方が正しい。
”きっと彼女だ。“
直感でそう思った。
「お雪さんッ!!!」
「「「!?!?」」」
ガバッと起き上がると、目の前に三人の家族が見えた。
hijshiz__love
DONE如月真珠ちゃんがかぶき町で過ごす笑いあり涙あり(?)恋ありの物語!!!忘れ草に一雫。*プロローグ*
あつい。
涙か汗か分からない雫が、赤みがかった道に滴り落ちる。
ストロベリームーン。
六月の満月の名称として使われる。米国の先住民の風習が由来である。
紅色に光る月を見ながら、昔読んだ本でそう記されていたのを思い出した。
月が出ているはずなのに、
涼しい夜風が吹いているはずなのに、
月が赤に染っているせいか、汗も涙も流れ続けるだけだった。
私がどんなに逃げ続けても、月は私を照らし続ける。
彼女はここに居る、と誰かに教えているかのように。
「っ…はぁ……はぁ…………。」
暗い夜道を無我夢中で走る。
まだ斬撃の音と、枯れながらも叫ぶあの人の声が耳の中に響いている。
母親は小さい頃病気でいなくなった。
648あつい。
涙か汗か分からない雫が、赤みがかった道に滴り落ちる。
ストロベリームーン。
六月の満月の名称として使われる。米国の先住民の風習が由来である。
紅色に光る月を見ながら、昔読んだ本でそう記されていたのを思い出した。
月が出ているはずなのに、
涼しい夜風が吹いているはずなのに、
月が赤に染っているせいか、汗も涙も流れ続けるだけだった。
私がどんなに逃げ続けても、月は私を照らし続ける。
彼女はここに居る、と誰かに教えているかのように。
「っ…はぁ……はぁ…………。」
暗い夜道を無我夢中で走る。
まだ斬撃の音と、枯れながらも叫ぶあの人の声が耳の中に響いている。
母親は小さい頃病気でいなくなった。
Sachi
DOODLEこれから鯉月になる。↓
色々端折りまくりました。
1/28追加
人魚の涙=真珠=月のしずく💧
昨晩はよく泣かせましたね。
薬の効きにくいツキシマは完全に人間になった訳
じゃあないようです。
※ツキシマは海から来た事もコイトにちゃんと話してあります。
半信半疑だったコイトですが真珠の涙を見て考えを改めます。
※年齢に対して幼いイメージのツキシマ。
人間に成り立てなので赤ん坊みたいなもんです。 4
trumpet0823
SPOILERこれが自陣海枯れリング(答え)や!!!!!!!!!!!!!!!!ナツミくん、手紙に真珠の指輪入れてたの……だから自陣海枯れのイメージリングってマジで真珠で……。嬉しいオタク活動した。 3
途綺*
DONE🐑🔮//エヴァの真珠真珠貝の唄(https://poipiku.com/6922981/9265246.html)の続編。前作読了済を推奨します。※👟の友情出演多めです
「〜♪ 〜♪」
普段は昼近くまで寝ている癖に朝から入り浸っては、興味もない本ばかりだからと今まで頼んでも手をつけなかった本棚の整頓を自ら始めた浮奇に、明日は海底火山の噴火でも起きるのかと瞠目していた。鼻歌まじりに作業するその姿にやけにご機嫌だなと思いつつ、理由は余りにもハッキリしているので問い掛けるなんて野暮だと分かっている。それでも少し突っ込んでみたくなるのは、日々魔法の技術を磨く研究者としての悪癖なのかも知れない。
「何か良いことでもあったの?」
小さな鍋をかき混ぜながら聞けば、手を止めた浮奇は嬉しそうに頷いた。
「ふーふーちゃんがね、背中が随分と綺麗になってきたって」
「薬が効いてるようで何よりだよ」
8536普段は昼近くまで寝ている癖に朝から入り浸っては、興味もない本ばかりだからと今まで頼んでも手をつけなかった本棚の整頓を自ら始めた浮奇に、明日は海底火山の噴火でも起きるのかと瞠目していた。鼻歌まじりに作業するその姿にやけにご機嫌だなと思いつつ、理由は余りにもハッキリしているので問い掛けるなんて野暮だと分かっている。それでも少し突っ込んでみたくなるのは、日々魔法の技術を磨く研究者としての悪癖なのかも知れない。
「何か良いことでもあったの?」
小さな鍋をかき混ぜながら聞けば、手を止めた浮奇は嬉しそうに頷いた。
「ふーふーちゃんがね、背中が随分と綺麗になってきたって」
「薬が効いてるようで何よりだよ」
nekohiyuu
MOURNING描きかけにしてるけど力尽きた…。ウィッチクイーンのシルエットが真珠のドレスに似てるなぁと思っちゃったのが悪かった。
ついでだからパール様にスペルキャスターの服着せてしまえと思ったのも悪かった。
作画コスト高すぎない????
きっと色は塗らない。
…しかし股間付近を隠せばウィッチクイーンのはドレスっぽくなるね。
隠さなかったら途端に危なくなるけど!
greynoneko
REHABILI2枚目はジーク斬った後の兵長。もうじき誕生日だね…😘かっちゃんのやつは描きかけもいいところなのですが今ジャンプで頑張ってるから何か描いたものをアップしたくて。本誌めちゃくちゃハラハラする。4枚目は夏目アラタの結婚の真珠ちゃん。5枚目はオリ絵で、先週ライブに連れてってもらったので最後のはamazarashi。空に歌えばも聴けた。 6血圧/memo
DOODLE真珠採り112023.12.3 十日間の有給消化を終えた降谷は職務に復帰した。ギプスも取れていない降谷に公安一同はもっと休んでくれてもいいと言いつつも、降谷でなければ消化が難しい案件がかなり溜まっており、復帰早々それらをこなす。
骨折の急性期は過ぎたのだから降谷も身体を動かしたい。瞼の抜糸も済み視界は良好、痛みも炎症もない。普段通りに過ごしたほうが降谷は有難かった。
あの赤井が作った家で赤井と二人きりでいると、どうしても感情が募ってしまう。
好意はすぐに明確な恋心へと変わった。恋をした降谷は、赤井相手に隠す気はなかった。けれど伝えるつもりも叶えるつもりもない。何より付け入るのだけは絶対に嫌だ。戒めは肝に銘じている。
だから普段通りが一番良い。
3093骨折の急性期は過ぎたのだから降谷も身体を動かしたい。瞼の抜糸も済み視界は良好、痛みも炎症もない。普段通りに過ごしたほうが降谷は有難かった。
あの赤井が作った家で赤井と二人きりでいると、どうしても感情が募ってしまう。
好意はすぐに明確な恋心へと変わった。恋をした降谷は、赤井相手に隠す気はなかった。けれど伝えるつもりも叶えるつもりもない。何より付け入るのだけは絶対に嫌だ。戒めは肝に銘じている。
だから普段通りが一番良い。
血圧/memo
DOODLE真珠採り102023.12.2 全く結び付かなかった。
だって赤井秀一だぞ。
けれど今なら、すとんと腑に落ちた。
降谷の何かが赤井を不安にさせた。もしくは懸念、憂慮、恐怖かもしれない。安堵の真逆にある感情だ。それを解決するために、赤井は降谷に執着している。
何って降谷の満身創痍であろう。理由はどうであれ降谷のこの負傷は赤井によってもたらされたものだ。過去にバーボンがライに撃たれた時と明確に違うのはバーボンとライにまだ面識がなかったことと、赤井自身の殺意の有無。狙撃は「誰かからの指令」であって「赤井自身が下した殺意」ではなかったから。
赤井は赤井の意思で降谷を殺そうとした。
その殺意が赤井に影を落としている。
「……はー……」
降谷は息を殺しながら静かに吐いた。
2521だって赤井秀一だぞ。
けれど今なら、すとんと腑に落ちた。
降谷の何かが赤井を不安にさせた。もしくは懸念、憂慮、恐怖かもしれない。安堵の真逆にある感情だ。それを解決するために、赤井は降谷に執着している。
何って降谷の満身創痍であろう。理由はどうであれ降谷のこの負傷は赤井によってもたらされたものだ。過去にバーボンがライに撃たれた時と明確に違うのはバーボンとライにまだ面識がなかったことと、赤井自身の殺意の有無。狙撃は「誰かからの指令」であって「赤井自身が下した殺意」ではなかったから。
赤井は赤井の意思で降谷を殺そうとした。
その殺意が赤井に影を落としている。
「……はー……」
降谷は息を殺しながら静かに吐いた。
血圧/memo
DOODLE真珠採り92023.11.30「何をやってるんだ君は」
呆れた声と共に赤井が布団を抱えて部屋に入る。一人ベッドで悶えて転がっていた降谷を後目に、赤井は寝室の端にマットレスを置いた。降谷のベッドがある壁側とは真逆の位置だ。
「何でそんな離れたとこ?」
「寝惚けた君に踏まれるのは御免だからな」
「一度寝たら滅多に起きないよ」
と降谷が言っても赤井はそこを寝床に決めたようだ。黙々とマットレス、敷布団、掛布団を用意する。一応用意してあった一式が役立って良かった。何だかお泊り会みたいだ。
「あ。寝室チェックしていいよ」
盗聴器やら何やらを気にするのは降谷や赤井のような立場では職業病みたいなものだ。しかし赤井は枕にカバーを掛けながら首を振る。
「不要だ」
3635呆れた声と共に赤井が布団を抱えて部屋に入る。一人ベッドで悶えて転がっていた降谷を後目に、赤井は寝室の端にマットレスを置いた。降谷のベッドがある壁側とは真逆の位置だ。
「何でそんな離れたとこ?」
「寝惚けた君に踏まれるのは御免だからな」
「一度寝たら滅多に起きないよ」
と降谷が言っても赤井はそこを寝床に決めたようだ。黙々とマットレス、敷布団、掛布団を用意する。一応用意してあった一式が役立って良かった。何だかお泊り会みたいだ。
「あ。寝室チェックしていいよ」
盗聴器やら何やらを気にするのは降谷や赤井のような立場では職業病みたいなものだ。しかし赤井は枕にカバーを掛けながら首を振る。
「不要だ」
血圧/memo
DOODLE真珠採り82023.11.28 二階の寝室で就寝しようとしていた降谷の元へ、赤井が結構な勢いでやってきた。基本的にドアはいつも開け放したままだ。そこへ顰め面の赤井が現れる。
「これは何だ」
勢いよくタブレットを突き付けられた。
「もう気付いたの?」
「これは何だと聞いている」
「正当な報酬?」
降谷の答えに赤井は眉を顰めて首を振る。外国人っぽい仕種だ。あ、外国人かコイツ。
タブレットに表示されているのは数字の羅列。赤井秀一の口座である。
「勝手に人の口座に大金を振り込むな」
赤井は首を振って溜め息交じりに吐き出した。
「だって」
「だってじゃない」
「こうでもしないと赤井は受け取らないだろ」
「というかよく俺の口座が分かったな」
「久々に頑張って調べました」
3048「これは何だ」
勢いよくタブレットを突き付けられた。
「もう気付いたの?」
「これは何だと聞いている」
「正当な報酬?」
降谷の答えに赤井は眉を顰めて首を振る。外国人っぽい仕種だ。あ、外国人かコイツ。
タブレットに表示されているのは数字の羅列。赤井秀一の口座である。
「勝手に人の口座に大金を振り込むな」
赤井は首を振って溜め息交じりに吐き出した。
「だって」
「だってじゃない」
「こうでもしないと赤井は受け取らないだろ」
「というかよく俺の口座が分かったな」
「久々に頑張って調べました」
t_asgiri2
DONE拗らせたエースに『大丈夫?おっぱい揉む?』と言い出す女監督生がいます。いきなり言い出したから、書いててびっくりしましたよ。どうしたの監督生さん。
既刊「星乙女の真珠」の続編になる[天秤の碇]のチラ見せです。
未来設定となりまして、エースたちが二年生です。
なので、三年生は不在です。
未来捏造、星乙女の真珠後に少しギクシャクし始めてているエースと女監督生です。
とばりの枷異世界に渡り監督生を迎えに行き、無事に彼女を連れ帰ってきたエース・トラッポラは、一躍時の人となった。
なにしろ、まだ高校生でありながら将来を約束した相手が居ることが、学園中に知れ渡ったのだ。
そんな彼が変化したかと思えば….…変わらなかった。
相変わらず飄々と要領良く立ち回り、楽しいことを優先させる。
変化したのは、監督生はますます真面目になった。
これまで以上に様々な相手と交流を深めるようになった。
真意を聴けば「そうかな?」とはぐらかすばかり。
その姿を見てエースは、どこか面白くなさそうに眺める。
「不満があるなら直接言えばいい。
言わずに不貞腐れるなんて、君らしくない」
見かねたエースの所属寮の寮長であるリドルは、彼を呼び出してそう告げる。
1840なにしろ、まだ高校生でありながら将来を約束した相手が居ることが、学園中に知れ渡ったのだ。
そんな彼が変化したかと思えば….…変わらなかった。
相変わらず飄々と要領良く立ち回り、楽しいことを優先させる。
変化したのは、監督生はますます真面目になった。
これまで以上に様々な相手と交流を深めるようになった。
真意を聴けば「そうかな?」とはぐらかすばかり。
その姿を見てエースは、どこか面白くなさそうに眺める。
「不満があるなら直接言えばいい。
言わずに不貞腐れるなんて、君らしくない」
見かねたエースの所属寮の寮長であるリドルは、彼を呼び出してそう告げる。
nekohiyuu
DOODLEいつぞや書いた瑠璃くんのコイノカタチのアンサーでもあり、真珠姫の「仲間なんて見つからなければいい」のパール様バージョンを意識したなにか。うちのパール様の愛情は瑠璃くんが思っている以上に重い気がしている。
そしてそんな自分がパール様はきっと好きではない。
だから見せたくない、そんな感じ? 1107
血圧/memo
DOODLE真珠採り72023.9.14 赤井秀一が降谷の隣人になってから一週間が過ぎた。
惜しみない手間と心遣いに満ちた三食が用意され、家の中は隅々まで清潔さが保たれている。絶賛連休中の降谷は快適な日々を過ごしていた。ラスボスが有能すぎて怖い。あまりの快適さに赤井なしでは生きられなくなりそうだ。
ペダルを足で踏みながら降谷はぼんやり考えていた。ランニングも出来ないため(もう平気だと走ろうとしたら赤井に猛反対された)器具を使っての筋力保持トレーニングだ。ペダル式器具は赤井が何処かから持ってきた。
結構負荷がかかる。あと百回。筋力落ちてんなー。
ペダルを踏み踏み降谷はぼんやり考える。
しかし隣人になった意味はあるのだろうか。この一週間、赤井は降谷の家に居着いていて隣に帰る素振りもない。就寝はいつも降谷が先で、降谷が眠っている間に帰宅しているかどうかも分からなかった。なんせ降谷が目覚めると毎度赤井は目の前に居るのだ。だから怖いって。
5293惜しみない手間と心遣いに満ちた三食が用意され、家の中は隅々まで清潔さが保たれている。絶賛連休中の降谷は快適な日々を過ごしていた。ラスボスが有能すぎて怖い。あまりの快適さに赤井なしでは生きられなくなりそうだ。
ペダルを足で踏みながら降谷はぼんやり考えていた。ランニングも出来ないため(もう平気だと走ろうとしたら赤井に猛反対された)器具を使っての筋力保持トレーニングだ。ペダル式器具は赤井が何処かから持ってきた。
結構負荷がかかる。あと百回。筋力落ちてんなー。
ペダルを踏み踏み降谷はぼんやり考える。
しかし隣人になった意味はあるのだろうか。この一週間、赤井は降谷の家に居着いていて隣に帰る素振りもない。就寝はいつも降谷が先で、降谷が眠っている間に帰宅しているかどうかも分からなかった。なんせ降谷が目覚めると毎度赤井は目の前に居るのだ。だから怖いって。
途綺*
DONE🐑🔮//真珠貝の唄人魚姫パロ。※👟 の友情出演があります。※🐑の翻訳はTwitterで投稿していますが、見なくても楽しめます。
海底に住む人魚が陸に住む人間に恋をする、遥か昔から語り継がれる物語。好奇心旺盛な人間と人魚によって、いつしかその物語は人間と縁を切っても切れない存在である人魚の世界にも広まっていた。人間の世界のそれとは、少し話の尾鰭を変えて。
「ねぇ、お願い!」
「やだってば」
海底深くにある煌びやかな世界で生まれ育った浮奇もまた、人間の世界に憧れる人魚だ。もう何十回も断られているにも関わらず、諦めの悪い浮奇は今日も人魚の魔法使いであるシュウの元へ通っていた。
「シュウもほんとしつこいよね」
「浮奇が言えたことじゃないよ、これで何回目だと思ってるの」
「十五回くらい?」
「三十二回目だよ」
わざわざ数えていたことに笑い出す浮奇を横目に、シュウは溜息を吐いた。作業場に篭りがちなのをいいことに二日と間を空けずに通ってくるこの人魚は、小さい頃から知っていることもありシュウにとっては弟的な存在である。
12106「ねぇ、お願い!」
「やだってば」
海底深くにある煌びやかな世界で生まれ育った浮奇もまた、人間の世界に憧れる人魚だ。もう何十回も断られているにも関わらず、諦めの悪い浮奇は今日も人魚の魔法使いであるシュウの元へ通っていた。
「シュウもほんとしつこいよね」
「浮奇が言えたことじゃないよ、これで何回目だと思ってるの」
「十五回くらい?」
「三十二回目だよ」
わざわざ数えていたことに笑い出す浮奇を横目に、シュウは溜息を吐いた。作業場に篭りがちなのをいいことに二日と間を空けずに通ってくるこの人魚は、小さい頃から知っていることもありシュウにとっては弟的な存在である。
血圧/memo
DOODLE真珠採り62023.8.18 利き手が使えなくなると一番不便なのは何だろうか。多くの人はトイレと言うだろう。それも大のほう。思う存分尻を拭けない不便さといったら、この世にウォシュレットがあることを降谷は心から感謝した。ウォシュレットという偉大な文明を築いた僕の日本を僕は護る。
「いや、降谷さん。ウォシュレットを讃えてる場合じゃないでしょう」
風見は何ともいえない表情で憂いた。
「大丈夫なんですか、それ」
「何が」
「限りなく犯罪に近い気がするんですが」
「うーん。ちょっと過剰な介助だとは思う」
「監視とか軟禁みたいじゃないです?」
「確かにそう見えなくもないかな」
「そんな呑気な」
「どうもあいつ、僕から目を離したくないっぽい」
「大丈夫なんですか、それ」
4121「いや、降谷さん。ウォシュレットを讃えてる場合じゃないでしょう」
風見は何ともいえない表情で憂いた。
「大丈夫なんですか、それ」
「何が」
「限りなく犯罪に近い気がするんですが」
「うーん。ちょっと過剰な介助だとは思う」
「監視とか軟禁みたいじゃないです?」
「確かにそう見えなくもないかな」
「そんな呑気な」
「どうもあいつ、僕から目を離したくないっぽい」
「大丈夫なんですか、それ」
nekohiyuu
DOODLE「あなたの恋を宝石にしてみた」ガチャで「瑠璃くん」の結果が黒真珠だったのを見て、勢いで。パール様の全部を繋ぎ止めたい瑠璃くん。
そんな気持ちが全部相手に届けばいいのにとかそんな感じの瑠璃くんの独白。
勢いだけだからいつもより雑!!www
…書きながら、それでも今のパール様は他でもない瑠璃くんがいるから命をかけられるのかもしれないと思ってみたりする瑠璃パ。 573
血圧/memo
DOODLE真珠採り52023.7.31「降谷くん」
「……あ」
またうたた寝してしまった。降谷が目を開けると赤井が腰を屈めて覗き込んでいる。
至近距離にも慣れてきた。あんなに遠かったのになあ。まさか赤井のほうから詰められるとは思わなかった。
「あー、また寝てた」
「寝るならベッドに行け」
「ん。ありがと」
「……何を」
「全部赤井にさせちゃった」
「そのために来たんだ」
「助かった」
「もう寝ろ。疲れてるだろう」
声は柔らかかった。
「赤井は?」
間近で瞬く赤井の睫毛も柔らかそうだ。
「泊まってくだろ」
「いいのか」
「だってもう遅いし。赤井がベッド使っていいよ」
「……」
「こっわ」
柔さ一変赤井は苦虫を噛み潰したような顔をした。赤井の、こういったポイントが何処にあるのかサッパリ分からない。
2984「……あ」
またうたた寝してしまった。降谷が目を開けると赤井が腰を屈めて覗き込んでいる。
至近距離にも慣れてきた。あんなに遠かったのになあ。まさか赤井のほうから詰められるとは思わなかった。
「あー、また寝てた」
「寝るならベッドに行け」
「ん。ありがと」
「……何を」
「全部赤井にさせちゃった」
「そのために来たんだ」
「助かった」
「もう寝ろ。疲れてるだろう」
声は柔らかかった。
「赤井は?」
間近で瞬く赤井の睫毛も柔らかそうだ。
「泊まってくだろ」
「いいのか」
「だってもう遅いし。赤井がベッド使っていいよ」
「……」
「こっわ」
柔さ一変赤井は苦虫を噛み潰したような顔をした。赤井の、こういったポイントが何処にあるのかサッパリ分からない。
血圧/memo
DOODLE真珠採り42023.7.25 あの赤井秀一だ。一夜限りの女が途切れず酒を食事代わりと言いそうなイメージの赤井秀一だ。ごく普通の健全な日々を営んでいるとは誰も思うまい。
車は降谷がよく利用するスーパーに立ち寄った。何も言ってないのにこのスーパーを選ぶ辺り、風見辺りから聴取済みだったのかもしれない。こんなメンドクサイのラスボスみたいな赤井秀一が出てくるのなら礼でも詫びでももっと受け取っておくんだった。
「リクエストは」
「赤井にお任せします。好き嫌いないんで」
「ほう」
「出来れば箸を使わないメニューにして貰えると助かります」
「了解した。米はあるか」
「冷凍したのがたくさんある」
「使っていいか」
「ええ。調味料の類も一通りあります。結構変わったのもあるから割と対応できると思う」
4313車は降谷がよく利用するスーパーに立ち寄った。何も言ってないのにこのスーパーを選ぶ辺り、風見辺りから聴取済みだったのかもしれない。こんなメンドクサイのラスボスみたいな赤井秀一が出てくるのなら礼でも詫びでももっと受け取っておくんだった。
「リクエストは」
「赤井にお任せします。好き嫌いないんで」
「ほう」
「出来れば箸を使わないメニューにして貰えると助かります」
「了解した。米はあるか」
「冷凍したのがたくさんある」
「使っていいか」
「ええ。調味料の類も一通りあります。結構変わったのもあるから割と対応できると思う」
血圧/memo
DOODLE真珠採り32023.7.23 やっぱり定時には帰れないよなー。知ってたー。
と降谷が半眼無心でパソコンに向かっていたら後ろから珍しい声がした。
「それはこちらで処理しておく」
「赤井」
珍しい。警視庁内に用意された公安とFBIのスペースはフロアが別になっていて、赤井がこちらへ来ることは殆どなかった。先程の黒あめ騒ぎを窺っていたのだってレアケースである。
仮に赤井が貸し借りとか良心の呵責を感じているとしたら、赤井ならば返すのもまた任務上だろう。今じゃない。まさか本気でキスが不愉快だったと抗議するのだろうか。
赤井は降谷が向かうパソコンのモニタを指差している。
「こちらにデータを送ってくれ」
「いいんですか」
「ああ」
公安でもFBIでもどちらが処理しても構わない内容のものだった。殆どの情報は日本語英語と両方用意されていて、降谷は、ならばとFBIへとデータを転送させた。
4343と降谷が半眼無心でパソコンに向かっていたら後ろから珍しい声がした。
「それはこちらで処理しておく」
「赤井」
珍しい。警視庁内に用意された公安とFBIのスペースはフロアが別になっていて、赤井がこちらへ来ることは殆どなかった。先程の黒あめ騒ぎを窺っていたのだってレアケースである。
仮に赤井が貸し借りとか良心の呵責を感じているとしたら、赤井ならば返すのもまた任務上だろう。今じゃない。まさか本気でキスが不愉快だったと抗議するのだろうか。
赤井は降谷が向かうパソコンのモニタを指差している。
「こちらにデータを送ってくれ」
「いいんですか」
「ああ」
公安でもFBIでもどちらが処理しても構わない内容のものだった。殆どの情報は日本語英語と両方用意されていて、降谷は、ならばとFBIへとデータを転送させた。
血圧/memo
DOODLE真珠採り22023.7.20 赤井は薬物検査のため入院。降谷も脳震盪を起こしていたことにより念のため病院に一泊と相成った。病院内で顔を合わせることはなかったが、伝え聞くに赤井の神経異常はすぐに改善されたそうだ。後遺症の問題もないらしい。
降谷はというと、右瞼を挫創し縫合、右の上腕骨は骨折、喉には痣がくっきりと。これが賭けに勝った結果だった。いっそ清々しい程である。
不甲斐ないとは思わなかった。寧ろこれで済んだのだから上出来だ。
純粋な体術だけに限るなら降谷と赤井の力量は同等程度と踏んでいる。普通に対峙しただけならこれ程の手傷を負うこともないが、降谷が今回満身創痍になった理由は至極簡単、赤井の戦う目的が普通とは違ったからに他ならない。
2257降谷はというと、右瞼を挫創し縫合、右の上腕骨は骨折、喉には痣がくっきりと。これが賭けに勝った結果だった。いっそ清々しい程である。
不甲斐ないとは思わなかった。寧ろこれで済んだのだから上出来だ。
純粋な体術だけに限るなら降谷と赤井の力量は同等程度と踏んでいる。普通に対峙しただけならこれ程の手傷を負うこともないが、降谷が今回満身創痍になった理由は至極簡単、赤井の戦う目的が普通とは違ったからに他ならない。
血圧/memo
DOODLE真珠採り12023.7.19 任務完了。インカムの声に降谷は違和感を覚えた。あちらの部隊は赤井秀一が指揮を執る手筈となっている。なのに声は別の者であった。赤井秀一ならば、無事任務を達成した旨を無駄に気障な言い回しで告げそうなものだ。
己が公安の部隊に後始末の指示を出す降谷は、気配に振り返る。アンドレ・キャメルが何とも言えない顔で走ってきた。あちらの、FBIのチームで赤井と共に動いていた筈。
不測の事態。
それもリーダーの赤井秀一に。
出来ればFBIだけで始末をつけたかったがそうも言っていられず公安に、降谷に助けを求めて来た。
そんなところだろうか。
降谷はすぐに判断しキャメルのほうへ向かった。キャメルはあからさまにほっとした顔をした。並んで廃墟ビル内を走りながら説明を促す。
3127己が公安の部隊に後始末の指示を出す降谷は、気配に振り返る。アンドレ・キャメルが何とも言えない顔で走ってきた。あちらの、FBIのチームで赤井と共に動いていた筈。
不測の事態。
それもリーダーの赤井秀一に。
出来ればFBIだけで始末をつけたかったがそうも言っていられず公安に、降谷に助けを求めて来た。
そんなところだろうか。
降谷はすぐに判断しキャメルのほうへ向かった。キャメルはあからさまにほっとした顔をした。並んで廃墟ビル内を走りながら説明を促す。