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    hanaya_koso

    DONE3月16日春コミ⏮️プチオンリーにて配布したペーパー用の小説です。
    🤕→🐳←🔨のわちゃわちゃギャグ。
    肉まんよりも大好きな人の写真が欲しかった後輩ズと、何も知らない🐳さんの話。
    食い気より色気カメラを向けられていることに気付いた時には大きく口を開けてしまっていて、まあいいかとクロノはそのまま熱々の肉まんにかぶりついた。元々細かいことは気にしないタイプだし、何より今は冷めないうちに肉まんを食べたい食欲が勝っていたのである。寒い冬と言えばやっぱり買い食いの肉まんじゃと最初に教えてくれたのはアカバである。疲労と空腹でくたくたになっている中食べる肉まんとはこうも美味いものかと感動して以来、任務の帰りに本部近くのコンビニに寄り道をして肉まんを買うのがちょっとしたマイブームになっている。ふわふわもちもちでほんのり甘い皮、そして中から現れる、ジューシーで食べ応えのある餡。筍と玉ねぎが混ぜ込まれているのか、シャキシャキした食感が楽しい。そして何より、手が悴みそうなほど寒い日に食べる肉まんのなんと美味しいことか。まるでホッカイロのように、掌を温めてくれる。その上腹と心まで満たされるのだからすごい食べ物だ。
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    たまちん

    DONE留文ワンライ大遅刻参加
    お題「肉」
    非転生系現パロです(大学生か社会人かは特に決めてない)
    沢山食べる君を見たいじゅうじゅうと脂を滴らせ、網の上で焼かれながら若い胃袋を誘惑に誘うソレを見つめながら、文次郎は「何だかなぁ」と胸の内で独り言ちた。
    芳しい香りを放つ煙の向こう、艶々とした白米に焼き上がったソレをのせ、くわっと大口を開き食われる方も光栄だろうと思えるほどの食べっぷりを見せるのは不倶戴天の犬猿の仲、食満留三郎その人である。
    文次郎の視線に気付いた留三郎が訝しげな顔をしたので、溜息をつきながら目を伏せ食べ頃になった肉を箸でつまみ上げた。
    いや、やっぱり何なんだこの状況はと再度文次郎は頭を悩ませた。


    事の発端は1週間程前、たまには外食でもするかと思いつくまま街に出た日に遡る。
    外食と言っても何を食べるかは特に決めてなかったので、取り敢えず目について気になった店に入ろうと彷徨いていた所、同じ様に身軽な様子でいた留三郎と目が合ってしまった。そのまま予定調和の様に口喧嘩からの小競り合い…からの大食い勝負が始まる事となる。不運にも、偶々2人の側で大食いチャレンジを開催していたラーメンのチェーン店があった故に。
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