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    高尾

    kyrckr

    MEMO高尾和成の話秀徳で宿敵に再会してしまってすぐに唸るようなパスを~と切り替えできてしまったのが高尾くんの愛すべき器用さだけど、それでも納得しきれていたわけではなかったと思う。半年以上敵と認識し続けてきた相手を再会したその日から仲間なんで思えない。高尾くんの遺恨はそんなもんじゃなかったはず。
    それでもバスケットマンとして自身を磨き続けて、時には間近で見る緑間真太郎の才能と技術に傷を抉られることも何度だってあった。対抗心と、仲間としてやっていこうとする気持ちがせめぎ合う内面を隠して、飄々とした態度を崩さず真ちゃんを観察し続けた。
    そして、自分の中で絶対的勝者であった緑間真太郎が初めて負けた姿を見た時、敗北から立ち上がろうとする姿を目の前で見てしまってようやく、唸るようなパスを出したい、認めさせたい、こいつと優勝したいって心底腹くくった、くくれたんじゃないかなって…
    それまでは、高尾くん自身もまったく意識してなかったけど緑間真太郎は緑間真太郎のままだったから、帝光緑間と秀徳緑間は別物だってやっと気付いたというか、はっりき認識できた、とかだったら熱い(そして相変わらず帝光緑間は嫌い)
    己の中に居座り続ける圧 1145