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    鶴田

    霧(きり)

    TRAININGワードパレット24 結ぶ 足跡 花
    リプありがとう
    創作っ子の始まりを書いてみる。以下キャラの名前とメモ書き。

    青野 光祐 絹川 永久
    2人は小学3年くらいまで同じクラスだった。それから永久は家族と海外(メインヨーロッパ)で暮らす。高校は日本で過ごしたい(音楽から距離を置きたい)と思って1人戻ってくる。母方の親戚(鶴田家)に下宿。3年の冬に戻ってきて、2人は同じ高校に通うことになる。
    マツバウンラン 雨上がり、色濃くなったアスファルトの上を光祐と二人、歩く。家から離れれば、景色も見覚えのないものになっていく。けれども、斜め前を歩く光祐は、一切迷いのない足取り。学校見学に行ったとは言っていたけれど、その一度ですっかり覚えたのだろうか。
     ふと、光祐が振り返る。ずいぶん鋭くなった猫目。その瞳孔が光を浴びて縮む。どうしたのと問えば、いや、と言いつつある一点を見つめる。その先を辿ると、自分の靴に至る。
     靴紐が解けていた。一言断ってしゃがみ込み、紐を結ぶ。もう一度謝らなくちゃ、と顔を上げた先、薄紫の花々が目に入った。向こうでも見かけた野花。小さな花を、垂直にいくつもつけたその植物が、道の横に広がる空き地にぽんぽんと生えていた。
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    Hoopono41030595

    DONE鶴田さん(@ayanenonoca)からのお題「くわぶぜ、お互いの弱いところ」をようやく書きました。遅くなってごめんなさい。

    バカなぶぜくんが性癖なので。このあと塩対応しながらくわわがめっちゃ甘やかしてくれると思います。
    「今日こそは教えてもらう!」
    「もう~、またなん?毎日しつこいなぁ。」

    部屋で横になりながら、本を読む桑名に豊前はドーンとその胸にダイブするように飛び込んだ。
    自然に桑名が受け止める。

    「そうだよ。教えてくれるまでは毎日聞く。」
    「だから、僕の弱点なんて、教えないってば。動物は弱点を知られたら死んじゃうんだよ。」
    「刀だからでーじょぶだよ。」
    そんなやり取りが続いていた。

    ◇◇◇

    桑名の弱点を知りたい。
    豊前がそんなことを言い始めたのはつい数日前のことだ。
    きっかけは何だったか覚えてはいない。
    なんだか、話の流れで「豊前には弱点が多いよねえ。」と桑名がつぶやいた。
    「俺に弱点が多い?」
    「そ、小さい虫は嫌いだし、ピーマンは食べられない。それに……。」
    桑名が豊前に背後からのしかかりおなかや脇をくすぐる。
    「やめろちゃ、こちょばい!」
    豊前は逃げようとするが、体に力が入らないのか上手く桑名の腕から逃れられない。
    「こしょぐられるのも弱いし……。」

    その言葉に豊前はむっと口を結んだ。
    「桑名には弱点はねーのかよ。」
    「どーかな、自分じゃよくわからないけど。」
    「よーっし、俺が弱点 1118