Cadre小噺:眠れないオレ最近どうにも眠れなくて困ってる。
オレは寝なくても平気な連中と違って、睡眠を削るとたちまち調子が狂う。

ルーベンやルーク、ロナウドだって同じで、人間だからちゃんと寝ないと駄目だ。特にルーベンはオレと同じ生身だからな。あいつは工具を握ったまま徹夜することもあるけど…。

普段は皆、食事や運動も整えてるから、寝つきは意外と良い方だと思う。
オレだって本気で休みたいときは義足を外す。そうすりゃ体も心もだいぶ楽になる。

それなのに眠れないってことは…穢れの影響かもしれない。

リアに頼めばすぐに調合してくれるんだろうけど――あの人の薬は効き目が強い分、とにかく不味い。強壮剤に慣れたオレでも泣きそうになるくらい苦い。例えるなら漢方を原液で飲むようなもんだ。頼むから味を改善してほしい。

シャル＋ぐだ♂『錠』①まず、はじめはシャルルと他の十二勇士のサーヴァントとレイシフトしてたはずなんだけど、何かに影響されたのかいつも気さくなシャルルが不意に荘厳な感じになり、マスターである立香くんをマスターと呼ばなくなる、これに違和感を感じた周囲が突如マスターを逃がそうとするんだけど、シャルルが結局立香くんを捕まえてしまい…　
②”元からそうだった”かのように、シャルルが我が子をかつての城の中で愛でる。剣を手に取り振ってみせる様を見守りはするが、戦に立つことなど許さなくてその是非を問うようなこともない。ただ見守るのみ。上手い下手ではなくここに居てその姿を見られるのだから良いと。眠るときは昔語りをして、温い熱に安堵する。生きているのだと立香くんの心臓の音に耳を傾けた。