Recent Search
    Once you create an account, you can search by tags and keywords
    Sign Up, Sign In
    - or -

    106

    Hide ads with PoiPass!  

    MHrfch

    DONEキダ お題『月』
    #kbdnワンドロ #kbdnワンドロ_106 +2h
     月の石はきっと、今日みたいな夜を閉じ込めてできているに違いない、とダンデは月影を踏み締めながらぼんやり考えていた。頭上では、さあっと雲のヴェールを取り払ったような空に、煌々とまるく光る月が浮いている。残念ながらその表面にはピッピの姿は見当たらなかったが、代わりに海に落ちた写し身の上でテッポウオがぽちゃんと跳ねた。今夜は特に月が綺麗に見える日らしい、とは昼間に月見の計画を立てていた子どもたちからの情報だ。
     それを聞いたから、というわけでもなかったが、ダンデはなんとはなしにふらりと部屋を出て、当て所もなく歩を進めていた。隣には、バディであるムゲンダイナがいる。外皮の奥の内臓部が、うっすら光を滲ませ脈打っている。ずるずる、と長い尾を砂浜の上に引きずる音が、波の合間に響く。
    3125

    penpen91420

    INFO8月27日 webイベントほたたび2巡目
    8月28日 GOOD COMIC CITY28内神ノ叡智4
    にて頒布予定の
    魈蛍転生本サンプルです。
    (記憶持ち魈×記憶なし蛍)
    以前シリーズ物としてあげていた(現在取り下げ中)ものに
    設定の見直し、大幅加筆修正を加え、
    本文106ページ文庫サイズになります。
    表紙はフラット・フラリ様に描いていただきました。
    【魈蛍】エンドロールは流れない【サンプル】!attention!
    転生、現代日本パロ
    記憶持ち魈×記憶なし蛍
    本編にて流血表現あり





    春ノ章

    「……! ……せ、蛍!」

    麗らかな春の日差しの中、少女は目を覚ます。
    また、あの夢だ。しきりに誰かが自分の名を呼ぶ夢。でも、自分の名前だが呼ばれているのは自分ではないのだと、少女は直感で感じていた。
    呼んでいる人の声に聞き覚えはなく、夢の中でその人に抱えられながら、薄らと目を開けて顔を確かめようとするもその顔は見えない。
    そんな夢を、昔からもう何度も見ている。
    「……また、わからなかったな」
    この夢を見た朝は決まって切羽詰まったような声に胸を締め付けられ、少女は涙を流した。何に対する涙なのかは分からない。ただ、自然に零れてくる涙を拭う。
    7190
    Hide ads with PoiPass!  

    NovelRead3

    MAIKINGプリズン前日譚。ダグレン(初の臣莇w)
    ダグラスとレンが付き合ってからレンが死ぬまで(前半)。
    途中ダグレナ挟みます。ダグラスとレナートは、恋愛感情ないセフレ(身体の相性最高)だったけど、互いの事はよく分かって信頼も厚い…という、(劇中劇で)私の好きな臣左ですw

    このテイスト&行為の事後表現&下ネタが苦手な方は回避お願いします。


    おお、つか、今気付いたけど…106で臣さん取り合ってたのねww
    【ダグレン※ダグレナ含む】こいしいひと(前編)初めて見た時、なんて綺麗な目だろうって思ったんだ。
    「なあ、アンタが噂のウェアウルフ?」
    「は?」
    監獄でそう話しかけて来たガキに、俺は思わず顰め面で返事をした。だが、そのガキはそんな俺に怯むこともなく、まるで憧れのスター選手に会ったかのようにキラキラと目を輝かせて話を続けた。
    「うわぁ!ホントにデケぇ!噂以上にイケてんな、アンタ」
    「…喧嘩売りに来たのか、新入り」
    勝手にベタベタとまとわりつくそのガキに、俺はもう一度険しい視線を向ける。大抵の奴らならビビって逃げ出すその視線を、ガキは嬉しそうに受け止めて笑った。
    人形のように整ったツラに、無邪気な喜びが満ちている。
    ーーーそんな人間の顔、いつぶりに見ただろうか。
    7533

    blumeV0511

    DONE第106回#探納ワンドロ企画
    お題「裏切り」「カナリア」

    探が酷い男だけど納も大概ヤバいという甘さのケッペンもない話
    歌を忘れたカナリア、カナリア、可愛いカナリア

    柔らかな声でさえずって。どうか僕に愛を歌って。


    白く滑らかな肌に、触れることはそれほど時間はかからなかった。
    少しの弱さと、救済を。
    縋ってみれば、清廉潔白で美しいカナリアは柔らかな羽根で庇護してくれる。

    程々に欲を満たして。程々に寂しさを埋めて。
    程々に苛立ちをぶつけ。程々に。

    あぁ、なんて心地よい場所だろうか。
    母の胎の中も、これほどに心地よくなどないだろう。
    ぬるく甘い肌の上を辿ることの心地よさ。
    抱き留めてから甘やかすように髪を擽る指先の優しさ。

    孕む胎のない体は、何とも便利で。
    縋りつくことなど出来ない高いプライドは、とても都合が良い。


    髪の一本から、脚の先まで。
    可愛い僕のカナリアを都合よく飼い殺そう。
    1159
    Hide ads with PoiPass!  

    きたまお

    TRAINING106話付近、ニコロが料理人として定着したあたりで、ニコロのご飯を食べる皆さん。初めのうちは海でとったものを食べるなんてどうかしていると思っていた。なにせ、人類は一年前に海に到達したばかりだった。ハンジ団長やアルミンは海にいる魚や虫みたいなもの、なにかわからない黒いぐねぐねしたものも夢中になって追いかけていたが、ジャンは気持ち悪くて触るのも嫌だった。
    「海の幸を食べないなんて、海に囲まれた島の人間としてあるまじきことだ。それだけでもおまえらは十分罪深いよ」
     大皿にどんどん料理を盛りながらニコロが言う。ニコロはマーレ人の捕虜だが、もとは料理人をしていたそうだ。自分の店を持つための資金作りとして、パラディ島調査船に志願し、あっけなくこの島で捕らえられた。口は悪いが腕はいい。
    「いやでも、これを食べるってどうかしてると思ったぜ」
     ジャンは大きな鍋から、真っ赤にゆであがった固い不気味な生きものを引き上げる。昆虫みたいに固い殻に包まれて、真ん中の胴体は四角形、足が左右に五本ずつ出ていた。一番上の足にはザリガニみたいなはさみがあって、気持ち悪いことに全身にびっしり短い毛のようなものが生えている。
    「でも、うまいだろ」
     言葉に詰まった。前回も最初は敬遠していたが、ニコロが 2217