别养黑莲花皇帝当替身67話〜最終話まで感想覚書のような感想です。


66話
先生が自分から
雪ちゃん、めっちゃキスするじゃん……そしてちゃんとキスできてるからすごい。19歳なのに。25歳の冰河はがぶがぶしちゃって上手にキスできないのに。雪ちゃんすごい。
夫君か……雪ちゃんは夫君派か……
そして攻に幸せな一夜を提供したあとに消える受……
幸せでポワポワしていたあとの先生に去られたあとの雪ちゃんの絶望よ……不憫……

蕭図南がどう考えても当て馬なんだけど、過去のことがあるからぐいぐい先生にせまるじゃん……叔父上としては雪ちゃんを自分の身代わりにさせているんだろうなって思っているから仕方ないか。
先生はもっとはっきり拒絶した方がいい思う。
洞窟で手籠めにされそうなところを雪ちゃんに見つけられるところでキタキターー

叶うなら、地獄の果てまで『ファウスト』
陽の光の下で、柔らかくとろけて滲む蜂蜜色の瞳が好きだった。
水仕事で所々のかさついた、あたたかい手が好きだった。
優しくて穏やかな、ネロという男が好きだった。


「……ファウスト」
フードを被ったままの男の足元には、先ほどまで人間だったモノが転がっていた。
好きだった瞳は今、月明りの下で爛々と、襲い来る雀蜂のように輝いている。
好きだった手には今、血を滴らせながら鈍く光る銀の刃が握られている。
優しくて穏やかなはずの男は今、ファウストに冷たく向き合っている。
「あんた、なんでここにいんの」
ネロが着ている黒い上着の腕に刻まれた紋章は、治安組織のそれを逆にしたもの。
――ほんとうに、いるのか。
治安組織の特別部隊。表で対応できない事案に対してのみ出てくると言われている、所属している人員も人数も、ましてや存在すら公にされていない影の部隊。