Ａの肖像（続き）　小部屋から出て先ほどブーケを食べた唇があったところへと向かう。しかしそこにあの唇は無く、扉が鎮座しているだけだった。扉の向こう側にもまた同じものがあるのではと身構えながらドアを開いたが、くぐり抜けた先にあったのは一面灰色の部屋だった。かなり広いその部屋は仕切りで先が見えない。しかし先ほど動き出して彼らを襲ってきた女の絵画と同じ物が幾つも並んでいる。
　さすがに襲われた時の光景が記憶に新しく近寄り難い。ふたりは壁からなるべく離れるように進んでいった。壁に仕切られた区画の一面には新たな絵画が飾られている。絵の前面には新聞紙がばら撒かれ、傍らに鼻にランプを下げたゾウの像が置かれている。
『ねぇ。そこ、どいてくださらない？』

【VΔLZ】メリークリスマス长尾景抽响电锯，震耳欲聋的轰鸣敲击三人的鼓膜。齿轮运转带动导板传导锯链，锋利的尖齿顺滑地切进甲斐田晴的小腿，像用小刀削下一片嫩豆腐。血液从断口溢出，被高速运转的锯链弹飞四溅，破碎的皮肉被机器搅碎成一团肉糜粘在墙壁上慢慢滑下，昏黄的墙壁上被以鲜红作画点出朵朵梅花。

半截小腿孤零零地躺在血泊中，从肉中露出的白骨被血管中溢出的鲜红覆盖，血液水流一般滑向甲斐田晴脚底。

弦月藤士郎坐在监控室里配着烈酒欣赏此等美景，他不喜欢吵闹声，因此长尾景用毛巾堵住了甲斐田晴的嘴。从喉咙中爆发的哀鸣受湿润的毛巾阻挡，穿透厚重的纤维物与湿哒哒的水滴，被电锯声覆盖，就连甲斐田晴自己都无法听清他身体的痛喊。

“我还是比较喜欢锯弓。”弦月藤士郎靠在地下室门口揉了揉耳朵，“电锯声太吵了。”

【VΔLZ】饮鸩止渴甲斐田晴一推开门，怀里就撞进一个温热的躯体。他被扑得脚下不稳，手臂护着对方的腰背向后退了个踉跄。长尾景埋在他颈窝中，喷出的鼻息捂热这一片肌肤。

“长尾......你又不穿鞋。”

长尾景身着一套印有怀抱草莓的小熊图案睡衣，裤脚高高挽起露出两条腿。他赤脚踩在长廊上，檐下穿堂而过的风敲响风铃也拂过他的发尾。被甲斐田晴推搡了两下，长尾景才闷闷地从鼻腔里挤出一个嗯的音节。

甲斐田晴的心脏被一根鸟羽轻飘飘地挠了一下，他有点不自在地垂下头回抱长尾景，两人的吐息均匀散落在夜色中，引来几片花瓣的停歇。

长尾景尾随甲斐田晴在家中穿梭，就连对方洗澡也要蹲在浴室门口。人影映在模糊的玻璃上，长尾景伸出指尖搭在玻璃门上，目光追逐着晃动的浅影。雾气贴上冰凉的玻璃凝结成水珠划开他的泪腺，甲斐田晴打开浴室门看见的就是这样一幅景象。