OMORI
オモナガな松田
DOODLEサニーがOMORIたちに姿を与えた時の話。相も変わらず自己解釈強め。ホンペ軸の数年前にサニー家が日本で暮らしてる時のお話です。
鋳型の夢「サニー、」
僕の方など見ずに、お父さんはそう言った。僕の隣に座っているマリがスイッチが切れたみたいに静かになって、僕は床に散らばった茶色い箸を見つめることしかできなかった。
「もうすぐ7つだろう。どうして箸一つまともに持てないんだ」
僕は固まったままその言葉を聞く。マリとお母さんの食器がカチャカチャと音を立てて、お父さんの箸がカタンと机に並んだ。
「マリはお前の歳には箸は勿論、ナイフとフォークも正しく使えたんだぞ。……いつまでもそうやって『出来ない』ことを免罪符に諦めるのか?」
さすがマリだ。僕とは違う。
「……ごめんなさい」
お父さんは溜息をついて立ち上がり、僕の腕を掴んで廊下まで引っ張っていく。ご飯を食べ切るまでは座っていなきゃいけないけれど、お父さんがこうして引っ張った時は別だ。
2336僕の方など見ずに、お父さんはそう言った。僕の隣に座っているマリがスイッチが切れたみたいに静かになって、僕は床に散らばった茶色い箸を見つめることしかできなかった。
「もうすぐ7つだろう。どうして箸一つまともに持てないんだ」
僕は固まったままその言葉を聞く。マリとお母さんの食器がカチャカチャと音を立てて、お父さんの箸がカタンと机に並んだ。
「マリはお前の歳には箸は勿論、ナイフとフォークも正しく使えたんだぞ。……いつまでもそうやって『出来ない』ことを免罪符に諦めるのか?」
さすがマリだ。僕とは違う。
「……ごめんなさい」
お父さんは溜息をついて立ち上がり、僕の腕を掴んで廊下まで引っ張っていく。ご飯を食べ切るまでは座っていなきゃいけないけれど、お父さんがこうして引っ張った時は別だ。
でいむ
DONEマリちゃん、お誕生日おめでとう✨構図にだいぶ悩みましたが、まるでドレスの裾を広げるようにピクニックのマットを広げて無邪気に笑いかけてくるシチュエーションが降りてきたので描きました。
自分のOMORIプレイも終盤近いですが、諸々の真実は明かされていないまま…まだ知らないことはありますが、夢の中では皆と仲良く過ごしてほしいです😭
でいむ
DONE2月18日はバジルくんの誕生日!🌻OMORIはプレイ途中なので彼についてまだ分かっていない部分もありますが、気質に共感できるところがあるので、気になっております…
爽やかグリーンなキャラデザも好き!
でいむ
PAST親友を捜すのはそのうちじゃなくて今すぐがいい人たち昨年12月からOMORIをプレイし始めて、順調に沼に浸かりつつあります(^o^)
もうすぐ物語の核心まで迫っていると思います…ドキドキ
この4人組が好きですが特にヒロくんが推しです
皆で仲良く踊ってくれ!
2枚目はコメント文字なしver.
元ネタ
https://www.youtube.com/watch?v=l446hUqQ7GY 2
オモナガな松田
REHABILIこういうサニとオモとボを永遠に吸ってたいなんでボがピアノ室にいたかは、『OMORI』って役職をいつも通り恋しく思ってピアノを見に来たけれど「ここオモの部屋と化してるよな」って思って虚しさに苦しめられたからです
入る隙が無かったぜ。
青と赤が絶妙に混ざり合った、目を焼くような鮮やかな紫の世界で、彼は一人座り込んでいた。鈍すぎて回りそうもない思考は、まるで彼に思考そのものを放棄させているようだ。
視界に飛び込む色彩はどれも鮮烈であるはずなのに、彼はそれを不快と判断しなかった。彼は今、紫の宇宙空間にぽつりと浮かんだ、真っ白な綿雲の上にいる。時折蠢く綿雲の中からは赤黒い金魚が跳ね、再び綿雲の中へその姿をくらます。
彼は右手にスコップを持っていた。園芸で見かける柄の短いそれを、彼は誘われるように雲の中へ突き刺していく。
ザク、と雲の見た目とは反したその感触で驚く彼に、理性が流れ込んでくる。風が吹き込むように流れだした思考が早く目覚めろと警告を送るも、彼は意図的にそれを無視した。
3266視界に飛び込む色彩はどれも鮮烈であるはずなのに、彼はそれを不快と判断しなかった。彼は今、紫の宇宙空間にぽつりと浮かんだ、真っ白な綿雲の上にいる。時折蠢く綿雲の中からは赤黒い金魚が跳ね、再び綿雲の中へその姿をくらます。
彼は右手にスコップを持っていた。園芸で見かける柄の短いそれを、彼は誘われるように雲の中へ突き刺していく。
ザク、と雲の見た目とは反したその感触で驚く彼に、理性が流れ込んでくる。風が吹き込むように流れだした思考が早く目覚めろと警告を送るも、彼は意図的にそれを無視した。