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    R-18

    七面倒

    MAIKING長くなりそうなので尻叩きに。完成品はR-18です。
    年齢操作?ネタ鏡の前で、ジャケットを体にあててみた。
    我ながらよく似合ってる、とサンジはひとりほくそ笑む。なんといっても色が良い。漆黒の生地と大きめの金ボタン、そこに自前の金髪が見事に調和している。あえて重厚なダブルプレストを選び、カラーシャツで抜け感を出したのも奏功した。クールさと大人の茶目っ気が同居する出で立ちは、ジジイのスペシャリテにも負けない絶妙のハーモニーを奏でている。
    ぴんと立った折り目をなぞり、サンジは明日のことを夢想する。さらりとしたおろしたての手触りが心地良い。

     ――このスーツでフロアに出れば、レディたちの注目を集めること間違いなしだ。

    たとえば、いくら口説いてもにこにこするばかりのアマンダ。挨拶代わりに頭を撫でるリリア。煙草はやめなさいと飴玉をくれるマダム・セーブル。彼女たちだって、きっと理解してくれる。そこにいるのは“チビナスちゃん”ではなく、一人前の男なのだと。コック連中も態度を改めるに違いない。そんなんでグリルに手が届くのか、なんて小馬鹿にしてくる新参者も、あそこ《・・・》の毛も生えてねェくせに、なんて下品なジョークを飛ばす古株も、みんなまとめて思い知らせてやれる。それに、何といっても。
    10116

    Thanatos_wisper

    PROGRESS山に住む鬼の❤️と迷い込んだ💜が生活を始める話
    古い時代 かきかけ 後々R-18を含む話です

    [簡単な設定]
    💜クソガキ 呪術師見習い
    秀才と甘やかされて育ったため、それを素直に認めない大人に不満を抱いている
    食べることが唯一の楽しみ

    ❤️龍脈から記憶を読む鬼
    山の守り人のような事をしている
    人間に興味がある
    <仮>―呪術師同士の戦いで親方様が亡くなってしまった。このままでは自分も殺られてしまう。恐ろしい。恐ろしい!死してなお、自由を奪われ隷属させられるなど御免だ。遠くへ、もっと遠くへ、逃げなければ…!

    形見の数珠を手に、一人の青年が草木をかき分けて駆けていく。薄暗い月明かりの下、やがて崖のふちへと追いやられる。木々の合間から白い二頭の狐が、唸り声を出しながら姿を現した。式神だ。青年は死を覚悟した。

    捕まって死んでしまうくらいなら、いっそのこと、自分で死んだ方がましだ。こちらへ走り出した狐へ背を向けて崖から飛び降りる。ああ、死ぬ前にもっと普通に生きたかった。幼い頃に才能を認められ、名だたる呪術師と言われる男の下へ奉公するよう家から出された。それからはずっと雑用ばかり任されて、無愛想なあの老人とは師弟の関係すら結べなかった。人生とはこんなにつまらないものなのか。もっと自由に生きれたら、鳥のようにどこまでも飛んでいって、まだ知らない世の中を見れたのに。
    21113