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    オフ会

    ankounabeuktk

    DONEオフ会(?)にコピ本持ってく文化があるっていうから……
    やまうごく【オル相】 寮での酒盛りは、規模感はあれど恒例の催しものからほぼ日常になりつつあった。皆が食材を持ち寄るので食事代わりに酒を呑まず腹を満たして行くものもいるし、食物には目もくれずひたすら命の水を流し込む輩もいる。つまり、好きにしていい。
     なにしろ開催場所はエントランスから丸見え、女性棟と男性棟へ別れる、絶対に通りかかる共用部分で行われているから姿を隠して部屋に帰るなんてことはできない。勿論強制ではないし、ミッドナイトの誘いに乗らないこともできる。少しは食い下がられても、断るにはそれなりの理由があるのだとわかっているから女傑は去るものは追わない。
     断ったことはいつまでも覚えているが。
     そんなわけで、明日は祝日のため今夜の酒盛りは大人数で大層盛り上がり、場の隅の方でオールマイトも話に相槌を打ちながら烏龍茶を飲んでランチラッシュが作ったというポテトサラダをちまちま口に運んでいた。その隣、体はオールマイトと反対側を向いて相澤がミッドナイトに捕まって結構な量の酒を飲まされていた。嫌そうに飲まされていたのは最初のうち、一定のラインを超えた相澤は並ぶ缶ビールの中から適当に選びながら、オールマイトが二度見する早さで次々と空にしていた。
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    sugasugatamama

    DONEマンダロリアンの二次創作
    30代ディン・ジャリン×20代ルーク・スカイウォーカー

    みすみさん(@mismi_0108)とのオフ会で出たお題(アソーカ+アルコール)のdinlukeです
    現代パロかつ、映画トレインスポッティングの一部パロディでもあります

    設定年齢口調は独自設定。ディンさんがルークに振り回されています
    同時にボソカbosokaとアニパドもいます!
    ※誤字脱字は見つけ次第直します
    ようこそ、我が家へ 同僚の友人のバンドがクラブでライブをするというからついてきたが、俺は今断らなかった自分を密かに恨んでいた。クラブはダウンタウンにある昔ながらのバーの地下にあり、若い客の熱気と騒音とアルコールや汗や煙草による悪臭に満ちていた。換気扇などもはや一つも機能していないのか、煙草の煙が薄暗い天井に溜まり、会場はステージを中心にフロア内をパタパタと照らす照明の光を受けて薄ぼんやりと白んでいる。人の多い場所は苦手だ。さらに言うと、騒がしいのも得意じゃない。しかし、せっかくの同僚のボ=カターンの誘いであるし、時には息抜きも必要だと思ってついてきた。家に帰れば現実が待っている。もちろん、その現実を大切に思っているが、床に散らかった子どものおもちゃや溜まりに溜まった洗濯物、埃をかぶった本やBDやDVD、賞味期限ぎりぎりの調味料や子どもが好きな甘いお菓子、アルファベット型のショートパスタでいっぱいの食品棚、割れないプラスチックの食器、そんなものを思うと時々無性に叫びだしたくなる。子どもを疎ましく思ったことは一度もない。あの子を愛している。でもかつて整理整頓された部屋で、読書や映画鑑賞にゆっくり時間を割いていた数年前を思うと、今の自分の身動きが取れない様子に息が詰まる。息子が学校の同級生宅にお泊り会で家を留守にすることになった時、小躍りしそうになるほど嬉しかった。久しぶりに取れた一人の時間を満喫するつもりだった。しかし、結局仕事が押して午後休は潰れ、いつもの通り定時を大幅に過ぎてやっと職場を後にできた。今さら家に帰って部屋を掃除したり、本を読んだりする時間はない。むしろ一食分の夕食を作るのが手間だった。そもそもあの子がいないんじゃ、中途半端な時間にいそいそと家に帰っても仕方がない。どこかで適当に食事を済ませようとかと頭を悩ませていると、同じように残業上がりのボが「まだいるなんて珍しい。いつもなら仕事が終わったら一目散に帰るのに」と話しかけてきた。彼女は俺の事情を知ると、今夜恋人とダウンタウンで外食してからライブに行くことになっている、せっかくだから一緒にどうだと誘ってきた。
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