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    俺様

    リョウ

    DONE愛され慣れてなくてうだうだ悩んで戸惑って迷うKおじに、真っ直ぐな愛ぶつける俺様お暁様な暁K。を書こうとしたけど、私にお暁人様はまだはやかったようです…練習が必要だ!

    前置き:ナチュラル受肉Kおじとお暁くんは同棲しています。
     もし、別れることになったらダメージが大きいのは俺の方だ。
     あいつは——暁人は見た目も性格も良い。新しい相手を見つけるのなんて、難しくないだろう。なにより若い。俺と違って。
     俺と付き合っていたことなんてすぐ忘れるだろう。それが若さというものだし、それで良いと思う。
     それが、俺はどうだ。新たに恋愛をしたいかといえば、そんなことはない。妻と別れてから、愛だの恋だの興味はなかった。自分には向いていない。どうせ別れることになるなら、わざわざ相手を探す意味もない。なにより、そんなことに現を抜かす年齢でもない。
     暁人とそういう関係になってからも、つい考えてしまうのはあいつの気持ちが俺から離れてしまうのではないかということ。あいつが俺に「好きだ」と言う度に、身体を重ねる度にそのことが脳裏に浮かんで不安になる。暁人がこんなおっさんに執心している理由がわからない。だから余計に不安になるのだろう。
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