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    寧々

    omoti_321

    DONE注意事項
    注意事項読んでふんわり苦手かもと思ったら回れ右お願いします

    類+寧々がお話しているだけ
    司とえむはお話しません
    寧々視点

    司とえむは両片思い設定
    このお話の類と寧々の間に恋愛感情はありません
    私はハッピーエンドを望んでる【もう君以外考えられない。例え君が僕を突き放そうとも、僕は君以外を愛せない。だから、どうかこの手を取ってくれないか】


    「けれども姫は、それを受け入れない・・・・・・か」
    「どうしたんだい、寧々。浮かない顔だね」
    「類。浮かないっていうか、複雑な気持ちっていうか」
    「ああ、まさか司がこんな恋愛ものを脚本する日がくるなんて・・・・・・!というところかな?」
    「類が司って呼び捨てにしてると変な感じ」
    「寧々、僕をからかうのはよしてくれ」

    話し合いの結果、次なるステップアップに繋げるために恋愛ものに関するショーにしようという話になった。皆で今まで見てきた作品の中でどんな恋愛が繰り広げられていたかを発言していく。題材がいつもと違う・・・・・・それが例え恋愛の話とはいえ、最高のショーにしたいという気持ちは変わらない。恥ずかしがって事が進まない、なんてことは何より避けたかった。かといって、多少の気恥しさが拭えないのはどうしようもない・・・・・・ごめん、皆。ある程度、話がまとまり方向性も決まったところで司が一度脚本を書き上げてくることになった。読んでみて、演じてみて違和感があったり、展開を変えた方が良いと感じたら脚本に変更を加えるという話だった。だけど、蓋を開けてみたらどうだろう。びっくりした・・・・・・という言葉で片付けていいのかわからない。それほど私は驚いた。まさか、司が。こんな脚本を書くなんて。甘く、切ない、胸が締め付けられるような痛み。
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