Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    タラン

    アロマきかく

    DOODLEとにかくエモい部分片っ端から詰め込んだらえらいことになった。
    ダフネはこの点のみんなにはこの点のままで居て欲しい。他の点の情報で汚したくない。ここは確かだと思う。奴はこの点が大好きだから。
    でもさ、コービン君はあの点の記憶を持ったままなのよ。あの時オフィサーダフネを助けたランク5職員としての記憶は残ったままなわけよ。でもダフネは遮った。それってすげえ辛い。ノー推敲。真面目にこの記憶どうするんだろ。
    僕は僕に問う きっかけは、”アナスタシア”との一連のやりとりだろう。
     ふと、”あの点”の記憶がよぎる頻度が増えてきていた。

     始めのうちはアナスタシアと過ごした記憶ばかりが思い起こされた。

    ――チーフ……いえ、コービンさん。疲れているのなら、疲れた、と正直に言ってしまってもいいと思うんです――

     いつだったか、業務の合間にアナスタシアが切り出してきた。あの時は疲れてなんかいませんよ、と強がってしまったが、アナスタシアはとっくに僕の心情を見抜いていた。
     彼女自身、”お姉ちゃん”としての皮を被り続けていることに疲れ切っていたのだ。無理して皮を被っていることの大変さを僕の様子から感じ取っていたのだろう。
     僕たちは似た者同士だった。
    18034