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    とまと

    DOODLEしのぎゆ🦋🌊
    前に呟いたのを直してポイへ移動しました。

    うちのしのぶさんがにょぎではない男の義勇さんをどういう目で見ているか、が根底にあります。
    この男女で恋愛が想像できなくて、うちのしのぶさんが同性愛者なので。
    初恋が姉、姉の存在を乗り越えた先でにょぎを愛する子なんです。
    お人形遊びしのぶは時折義勇を「お茶会」に招くことがある。

    蝶屋敷の奥の奥、増築されたそこは洋風な造りになっていて、ドアを開けると桃色を基調とした壁紙や絨毯にテーブルクロスと、極端過ぎる少女趣味の部屋が広がっていた。

    椅子を引いて義勇に座るよう促す。西洋では「れでぃーふぁーすと」なるものがあるそうだ。義勇は何が何だか分からず首を傾げるだけだったが。

    暫くしてしのぶが配膳用の木製の台車を引いて戻ってきた。直ぐに壊れてしまいそうな見た目のティーセットが乗っている。段になったプレートには洋菓子が沢山飾られていた。

    「アフタヌーンティーですよ」

    しのぶは義勇の前にカップを置いて紅茶を注いだ。
    義勇は不思議な味がして放って置くと苦みが増すこのお茶のことをあまり好きでは無かった。洋菓子は様々な食感があり面白くて好ましいと思うのだが。どちらかと言うと菓子で茶を飲み込んでいた。玉露が良い、とは言えない。そのような我儘を気軽に言える間柄でも無かった。
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