能勢ナツキ
INFOサイトの日記更新しました。内容は「今まで描いた漫画の枚数を計算してみた」(2024.6.18更新)です。
https://hihoo2301.wixsite.com/romangoten/blog
miya_taka_08
PAST清玄寺 椿(玄武の門を護る守護者)年齢:27歳(家の家業継いでる)
誕生日:12月30日(山羊座)
身長:184cm
家族構成:弟1人、妹1人(両親は死別。祖父母と叔父(父親の弟)叔母夫婦と同居)
好きなこと:史跡巡り、絵を描くこと
苦手なこと:人と話すこと
好きな食べ物:あっさりしたもの・和風の甘味系
苦手な食べ物:濃い味付けのもの
ピュウ
DONE一次創作。一人称俺と一人称俺が共依存になる話。第三話→(https://poipiku.com/214064/10350349.html)
第五話→(https://poipiku.com/214064/10450298.html)
冷土にて 第四話「アンカー」 降雪のピークと思われる時期が終わり、溶けていく雪の下からほんの少しだけ本来の道が顔を覗かせるようになった。冬はまだ続くが、これ以上冷えはしないだろうという期待が寒さを和らげる。
今日の午前の店番は雪路の担当だった。
元々賑わいのある店ではなく、多くは家具の修繕が目当ての客なので工房に繋いで終わりだ。今日もストーブの面倒を見ながら店内の掃除をし、カウンターで書類の整理をしつつ客を待った。あと三十分もすれば昼食である。
呑気に食事のことを考えていると、店の前のタイルを軽快に歩く足音が聞こえてきた。雪路はカウンターに広げた書類をまとめ、入り口へ視線をやる。
ドアの前で屈みこみ、ガラス越しに店内を覗き込んでいるのが恐らく足音の主だった。
8964今日の午前の店番は雪路の担当だった。
元々賑わいのある店ではなく、多くは家具の修繕が目当ての客なので工房に繋いで終わりだ。今日もストーブの面倒を見ながら店内の掃除をし、カウンターで書類の整理をしつつ客を待った。あと三十分もすれば昼食である。
呑気に食事のことを考えていると、店の前のタイルを軽快に歩く足音が聞こえてきた。雪路はカウンターに広げた書類をまとめ、入り口へ視線をやる。
ドアの前で屈みこみ、ガラス越しに店内を覗き込んでいるのが恐らく足音の主だった。
ピュウ
DONE一次創作。一人称俺と一人称俺が共依存になる話。第二話→(https://poipiku.com/214064/10350228.html)
第四話→(https://poipiku.com/214064/10350376.html)
冷土にて 第三話「閃光」 絞り出した自分の声の情けなさに、雪路は顔を覆いたくなった。
「丸一日捜索に出てても平気な俺が何であれくらいで……」
雪路の変り果てた姿に、親方はひどく呆れていた。
「なんてザマだ。出掛ける許可を出すんじゃなかったよ。さっさと治すことだな、雪路」
遼遠と雪の中を歩いた翌朝、雪路は息苦しさで目覚めた。まだ日も上がり切らない早朝だった。
装備も準備もろくにせず雪を分け入ってきたせいで雪路は体が芯まで冷えてしまい、典型的な風邪症状に見舞われることとなってしまったのだ。熱と倦怠感、そして喉の奥に刺繍針が引っかかっているような痛みと湿った咳。体調の急変具合に、雪路はまだ夢を見ているんじゃないかと錯覚する。
三階の部屋からどうにか隣の工房まで壁伝いに歩いたが、この状態で働くのは到底無理な状態だった。
9982「丸一日捜索に出てても平気な俺が何であれくらいで……」
雪路の変り果てた姿に、親方はひどく呆れていた。
「なんてザマだ。出掛ける許可を出すんじゃなかったよ。さっさと治すことだな、雪路」
遼遠と雪の中を歩いた翌朝、雪路は息苦しさで目覚めた。まだ日も上がり切らない早朝だった。
装備も準備もろくにせず雪を分け入ってきたせいで雪路は体が芯まで冷えてしまい、典型的な風邪症状に見舞われることとなってしまったのだ。熱と倦怠感、そして喉の奥に刺繍針が引っかかっているような痛みと湿った咳。体調の急変具合に、雪路はまだ夢を見ているんじゃないかと錯覚する。
三階の部屋からどうにか隣の工房まで壁伝いに歩いたが、この状態で働くのは到底無理な状態だった。
ピュウ
DONE一次創作。一人称俺と一人称俺が共依存になる話。第一話→(https://poipiku.com/214064/10350213.html)
第三話→(https://poipiku.com/214064/10350349.html)
冷土にて 第二話「ふたり」雪がくるぶしの高さまで積もり、庭の木に留まる野鳥が丸く膨れている、冬のある日だった。
時計が十三時を回ったのを見計らって、雪路は作業着に重ねて上着を羽織り、工房を出た。
工房に隣接した桔梗家具店の裏口に上がり、入ってすぐの壁に掛けてある手提げ袋とコートを回収して店側へ――レジ台の裏手へ行った。
店番をしていたこの店の跡継ぎ――アンリが、雪路に背を向けて窓の埃を拭っているのが見える。客はいないようだ。
雪路は声をかけた。
「アンリ、昼は」
手を止め、ゆったりとした動作で雪路の方を向くと、アンリは表情を緩めた。
「ああ、お疲れ。行くよ」
アンリはエプロンのポケットから鍵を出して、慣れた手つきで店の戸締りをする。「お昼休憩中」の札を外から見えるように提げた。店はこれから少し遅い昼休みだ。
9996時計が十三時を回ったのを見計らって、雪路は作業着に重ねて上着を羽織り、工房を出た。
工房に隣接した桔梗家具店の裏口に上がり、入ってすぐの壁に掛けてある手提げ袋とコートを回収して店側へ――レジ台の裏手へ行った。
店番をしていたこの店の跡継ぎ――アンリが、雪路に背を向けて窓の埃を拭っているのが見える。客はいないようだ。
雪路は声をかけた。
「アンリ、昼は」
手を止め、ゆったりとした動作で雪路の方を向くと、アンリは表情を緩めた。
「ああ、お疲れ。行くよ」
アンリはエプロンのポケットから鍵を出して、慣れた手つきで店の戸締りをする。「お昼休憩中」の札を外から見えるように提げた。店はこれから少し遅い昼休みだ。
ピュウ
DONE一次創作。一人称俺と一人称俺が共依存になる話。第二話→(https://poipiku.com/214064/10350228.html)
冷土にて 第一話「白百合」【introduction】
謎の青い霧の拡がりによって、生活できる土地を大きく狭めることとなった世界。幼い頃に霧の中で親と生き別れた雪路は、再会を願って足掻き続けるも未だ叶うことはなかった。故郷の家具工房に迎えられ、平穏ながらも漫然とした日々を過ごす雪路。五度目の冬は、微かな変化の兆しを連れて訪れた――。
第一話「白百合」
ふと窓の外を見ると、庭の雑草の一枚一枚の葉に霜が降り、淡く光っていた。
冬の始まりを感じさせる朝だった。
雪路が寝泊まりしているのは三階の、手洗い場がついているだけの小さな部屋だ。入り口に「桔梗家具店」と綴られた木造建てのこの建物は、一階から二階は家具や調度品の販売フロアになっていて、最上階であるここは従業員の寝室と物置き部屋が並んでいる。この階で暮らしているのは、今のところ雪路しかいない。店の隣に工房を兼ねた平屋があり、そこに"親方"とその跡継ぎが暮らしている。
12755謎の青い霧の拡がりによって、生活できる土地を大きく狭めることとなった世界。幼い頃に霧の中で親と生き別れた雪路は、再会を願って足掻き続けるも未だ叶うことはなかった。故郷の家具工房に迎えられ、平穏ながらも漫然とした日々を過ごす雪路。五度目の冬は、微かな変化の兆しを連れて訪れた――。
第一話「白百合」
ふと窓の外を見ると、庭の雑草の一枚一枚の葉に霜が降り、淡く光っていた。
冬の始まりを感じさせる朝だった。
雪路が寝泊まりしているのは三階の、手洗い場がついているだけの小さな部屋だ。入り口に「桔梗家具店」と綴られた木造建てのこの建物は、一階から二階は家具や調度品の販売フロアになっていて、最上階であるここは従業員の寝室と物置き部屋が並んでいる。この階で暮らしているのは、今のところ雪路しかいない。店の隣に工房を兼ねた平屋があり、そこに"親方"とその跡継ぎが暮らしている。
櫻井(さくらい)
REHABILIhttps://poipiku.com/8873949/9470620.html(R-18)の直後、渉と両想いになって乙女心爆発してる文哉くんです後天的に身体が(一部除いて)男性化しちゃったけど心は女の子のままな受けです
乾燥機の扉を開けて、ジャージを取り出す。
洗剤のやさしい香りと、あたたかな熱が心地よい。
抱きしめて頬を寄せると、
今日の記憶が鮮明によみがえってくる。
彼の体温、触れた唇の感触、名前を呼んでくれた時の声。
どれもが願ってやまなかったけど、あきらめていたものばかりだ。
「……夢みたい」
彼のジャージに顔を埋めながら、文哉は甘いため息を零した。
ジャージの胸に刻まれた「羽鳥」の刺繡を見て、鼓動が高鳴る。
ふわふわとした熱に浮かされるように階段を上り、自分の部屋へ戻る。
ジャージをハンガーにかけて、ベッド横の壁に吊るす。
「渉くん」
自分の唇に触れて、彼との口づけを思い出すと
胸の奥がきゅぅんととろけて、それだけで頭がぽーっとしてしまう。
2648洗剤のやさしい香りと、あたたかな熱が心地よい。
抱きしめて頬を寄せると、
今日の記憶が鮮明によみがえってくる。
彼の体温、触れた唇の感触、名前を呼んでくれた時の声。
どれもが願ってやまなかったけど、あきらめていたものばかりだ。
「……夢みたい」
彼のジャージに顔を埋めながら、文哉は甘いため息を零した。
ジャージの胸に刻まれた「羽鳥」の刺繡を見て、鼓動が高鳴る。
ふわふわとした熱に浮かされるように階段を上り、自分の部屋へ戻る。
ジャージをハンガーにかけて、ベッド横の壁に吊るす。
「渉くん」
自分の唇に触れて、彼との口づけを思い出すと
胸の奥がきゅぅんととろけて、それだけで頭がぽーっとしてしまう。
yumenopolis
DONE一次創作作品『ユメノポリス』の小説第3話です。#03旋律『トロイメライ』子供の情景 シュラーを潜り抜け、その夢に一歩足を踏み込むと乾いた土の感触がした。
前方は暗く辺りは静まり返っている。目を凝らすと広大な平地が広がっていた。遠くはぼやけて良く見えない。ということは、あの遠方は夢主の意識が及んでいない夢の端、そこは重要ではないということだ。暗いがはっきりと地形が形成されているこの周辺は夢主にとって何か意味のある場所ということになる。しかし、足元は枯れた草木が生えているだけ。良く見ると人の手で慣らした跡が残っている。ここは元々田畑だったのだろうか。
誰の姿もない。夢魔の気配すらこの辺りには感じられなかった。
「…違うな。水晶が見せた場所はここじゃない。もっと──」
ふと、背を押すように背後からふわりと風がひとつ吹き、キラキラと何かが舞って頬を掠めていった。咄嗟に手のひらでその何かを掴み取る。
13141前方は暗く辺りは静まり返っている。目を凝らすと広大な平地が広がっていた。遠くはぼやけて良く見えない。ということは、あの遠方は夢主の意識が及んでいない夢の端、そこは重要ではないということだ。暗いがはっきりと地形が形成されているこの周辺は夢主にとって何か意味のある場所ということになる。しかし、足元は枯れた草木が生えているだけ。良く見ると人の手で慣らした跡が残っている。ここは元々田畑だったのだろうか。
誰の姿もない。夢魔の気配すらこの辺りには感じられなかった。
「…違うな。水晶が見せた場所はここじゃない。もっと──」
ふと、背を押すように背後からふわりと風がひとつ吹き、キラキラと何かが舞って頬を掠めていった。咄嗟に手のひらでその何かを掴み取る。
Howl
MENUまたもやギリギリ告知ですがオンイベ参加案内です!6月9日(日)
日本史歴史創作オンリー
時の旅人2024
https://pictsquare.net/19c0skcv4a1o4f5yrvk3k78squ0gnvqb
に参加します。
会場限定無配ありますのでのぞいて見てください。
兎守 優(旧:内山)
MAIKING実は何に使うかよく分かっていないバナーの新種を追加……しようと思いましたが、今回はあきらめました。代わりに途中のイラストですが、お祝い絵にします。
哀夜の滅士の二人です。服はいつか……着させるんです……。
夜灯サイトはこちらから↓
https://yatomori.lapindoux.com
ろてん。
DONE【モンカ実BL】据え膳先輩と後輩③2話目にあたるお話の最後となります。
ページのキリが悪いので前回の最後から
あとがきでもあるように1話目の後次すぐモンガマ会だったんですが、
ちょっと関係性深めれたのでいいかな…
このタイプの縦長漫画、普通の漫画だとどれくらいの量なのか知りたい(笑
ちなみに700px×8000pxくらいで描いて、余ったら切り落としてます。 4