hjm_shiro
DOODLE凪玲/旬のままの果実浴衣を着て近所の夏祭りに行くngroの話。りんご飴とプロポーズと未来のあれこれ。
日本の夏は暑い。湿度が高くて、汗がぜんぜん引いていかない。不快感が強いというべきだろうか。そんな中、俺は家の外へと引っ張り出されていた。
「なーぎ、ほら、早く!」
「うん」
汗ばんだ腕を掴まれる。人でごった返す通りを玲王は楽しそうな顔で歩いていた。それもそのはずで、通りには出店が所狭しと並んでいる。
焼けたソースの匂い、オレンジの提灯、発電機の騒々しい音。そして、目の前には鮮やかな色の浴衣に身を包んだ玲王がいる。
数日前、近くでお祭りがあると知った玲王は「祭りなら浴衣がいる!」と意気込んで何セットも浴衣を買い込んでいた。そんなにいっぺんには着れないでしょ、と止めたけど、ひとつに絞れなかったらしい。だから今回、玲王は淡い紫色の浴衣を着ていた。ちなみに俺は深緑の浴衣だ。帯は臙脂色なのでなかなかに攻めた組み合わせだ。なお、着なかった浴衣の中には金魚模様のものや花火模様の浴衣もあった。玲王曰く、近隣の祭はこの浴衣たちを着て制覇するつもりらしい。
4932「なーぎ、ほら、早く!」
「うん」
汗ばんだ腕を掴まれる。人でごった返す通りを玲王は楽しそうな顔で歩いていた。それもそのはずで、通りには出店が所狭しと並んでいる。
焼けたソースの匂い、オレンジの提灯、発電機の騒々しい音。そして、目の前には鮮やかな色の浴衣に身を包んだ玲王がいる。
数日前、近くでお祭りがあると知った玲王は「祭りなら浴衣がいる!」と意気込んで何セットも浴衣を買い込んでいた。そんなにいっぺんには着れないでしょ、と止めたけど、ひとつに絞れなかったらしい。だから今回、玲王は淡い紫色の浴衣を着ていた。ちなみに俺は深緑の浴衣だ。帯は臙脂色なのでなかなかに攻めた組み合わせだ。なお、着なかった浴衣の中には金魚模様のものや花火模様の浴衣もあった。玲王曰く、近隣の祭はこの浴衣たちを着て制覇するつもりらしい。
hjm_shiro
DOODLE凪玲/初恋は暴かれる同棲までこぎつけたものの、なかなか先に進めない玲王の話。
※過去のノベルティより抜粋。Wordにある最終稿ではなく、スマホにあった元原稿から引っ張り出しているため、印刷物とはところどころ違うかもです。 2850
hjm_shiro
DOODLE凪玲/恋の問診票自分好みになろうとする玲王が可愛くてたまらない凪の話。
※過去のノベルティより抜粋。Wordにある最終稿ではなく、スマホにあった元原稿から引っ張り出しているため、印刷物とはところどころ違うかもです。 3124
ぐどん
DONEぬいちゃんたちには個体差がある事を御理解の上お読み頂けると嬉しいです。皆さんの思い描くなれぬちゃんたちとは違ったイメージのなれぬかもしれません。
はっぴーうぇでぃんぐ「おれたちがひとはだぬいでやるぜっ」
先刻明るく跳ねた声で宣言したれおは今、装飾のリボンと格闘中だ。頭にも身体にも絡まって、今にも泣きそうだ。けれど、お手伝いしようとすると、「てぇだすんじゃねぇ!」と怒られる。
「れお〜……大丈夫〜……?」
「だいじょぶだっていってんだろ! おまえはおれにかまわずじゅんびしろよっ!」
尚もリボンに翻弄されているれおがちょっと、いや、物凄く可愛いと思ってしまったことは胸にしまう事にした。言ったら多分めっちゃ怒られる。
周りを見回すと、披露宴会場のテーブルが全て見事にぐちゃぐちゃになっていた。俺としてはれおが頑張ってくれた結果だし、これはこれで可愛いような気がするのでこのままにしたいとも思ったが、センスの無いニンゲン達にはあまり良く見えないらしい。
6640先刻明るく跳ねた声で宣言したれおは今、装飾のリボンと格闘中だ。頭にも身体にも絡まって、今にも泣きそうだ。けれど、お手伝いしようとすると、「てぇだすんじゃねぇ!」と怒られる。
「れお〜……大丈夫〜……?」
「だいじょぶだっていってんだろ! おまえはおれにかまわずじゅんびしろよっ!」
尚もリボンに翻弄されているれおがちょっと、いや、物凄く可愛いと思ってしまったことは胸にしまう事にした。言ったら多分めっちゃ怒られる。
周りを見回すと、披露宴会場のテーブルが全て見事にぐちゃぐちゃになっていた。俺としてはれおが頑張ってくれた結果だし、これはこれで可愛いような気がするのでこのままにしたいとも思ったが、センスの無いニンゲン達にはあまり良く見えないらしい。
yua_1318_nr
DONE体調を崩したroを一生懸命看病するngのお話です。同棲if、大人軸です。
roが幼児退行するシーンがあります。
ngはスパダリ気味です。
微睡みと看病 プッツリと切れていた意識がゆっくりと浮上してくる。窓から差し込んでくる光が眩しい。モゾモゾと動き、ベットサイドに置いてあるスマホを開くと、まだ九時すぎだった。まだ二度寝できるな、なんて。微睡みの中で、珍しくねぼすけさんな彼を優しく包み込む。まだ寝ているからか、いつもより温かくて落ち着く。むしろ暑いくらいだ。俺は丸っこくて、さらさらした髪に顔をうずめる。俺と同じシャンプーを使ってるはずなのに、俺とは違う甘いけど甘すぎない高級感のある玲王の香りが鼻腔を抜ける。うん、玲王吸い最高、なんて考えながら朝の穏やかなひとときを楽しんだ。
しばらくすると、俺よりほんの少し小さい身体がモゾモゾと動き出した。
9699しばらくすると、俺よりほんの少し小さい身体がモゾモゾと動き出した。
ぽる。
MENU6/30 JUNE BRIDE(凪玲プチオンリー)お品書きです
2枚目の画像は当日のポスターです
本はR-18なので年齢確認にご協力ください
無料配布のポストカードいっぱいあるのでお気軽に持っていってもらえたら嬉しいです
よろしくお願いします!! 2
HOWWTO--
DOODLE"你喜欢凪诚士郎,对吧。”————————————————————————————
wb:HOWWTO--
【凪玲】凪的三重世界·Chapter 6: 说你喜欢我吧。“玲王,回答呢?”
凪诚士郎将头轻轻放在御影玲王的肩膀上,毛绒绒的头发蹭在皮肤上,有些发痒。御影玲王不合时宜地想到萌宠频道中那些为了引起主人注意而拿脑袋撞人的小动物。可是凪从来都不是他的掌中物。我从未拥有过凪,御影玲王在心里嘲讽自己。
“诶,不要沉默嘛。”
凪诚士郎盯上了御影玲王的脖颈,他把手轻按在那片温热的皮肤上,有一下没一下地抚摸着,利用仿生人的触觉感知系统品味玲王强有力的脉搏。你看,即便冷汗打湿了头发,在这幅惊恐的外表下,你还是充满活力啊玲王。这样鲜活的玲王,我很喜欢哟。
“如果玲王暂时不想回答这个问题的话,那我换个问题。”
只是,你一直用那种目光注视着凪诚士郎。
我啊,稍微有点嫉妒。
“你到底想说什么,凪。”
4505凪诚士郎将头轻轻放在御影玲王的肩膀上,毛绒绒的头发蹭在皮肤上,有些发痒。御影玲王不合时宜地想到萌宠频道中那些为了引起主人注意而拿脑袋撞人的小动物。可是凪从来都不是他的掌中物。我从未拥有过凪,御影玲王在心里嘲讽自己。
“诶,不要沉默嘛。”
凪诚士郎盯上了御影玲王的脖颈,他把手轻按在那片温热的皮肤上,有一下没一下地抚摸着,利用仿生人的触觉感知系统品味玲王强有力的脉搏。你看,即便冷汗打湿了头发,在这幅惊恐的外表下,你还是充满活力啊玲王。这样鲜活的玲王,我很喜欢哟。
“如果玲王暂时不想回答这个问题的话,那我换个问题。”
只是,你一直用那种目光注视着凪诚士郎。
我啊,稍微有点嫉妒。
“你到底想说什么,凪。”
HOWWTO
DOODLE时至今日,御影玲王终于醒悟,他是食物。食欲·下 “御影玲王先生?您还好吗?”
心理医生见御影玲王盯着手机屏幕出神,忍不住出声提醒,“看来您的情况比我预估得还要严重。您这段时间最好完全远离那个根源,如果需要我可以给您提供必要的干预手段。”
“如果...如果在给你造成巨大情绪波动的对象身边睡觉,反而睡得更好,没有做噩梦呢?或许今晚之后我都不会再做噩梦?”御影玲王有些犹豫地出声。完全远离凪吗?做得到... ...吗?哪怕完全删掉联系方式,记忆也无法删除吧,更何况我真的有做到那个程度的勇气吗?
“您说的情况可能是暂时的缓解。这种缓解是有时间限制的,当时间结束,您的噩梦又会如期而至,到那时您是否又会去寻求那位对象的帮助?”
“我不清楚... ...”
4015心理医生见御影玲王盯着手机屏幕出神,忍不住出声提醒,“看来您的情况比我预估得还要严重。您这段时间最好完全远离那个根源,如果需要我可以给您提供必要的干预手段。”
“如果...如果在给你造成巨大情绪波动的对象身边睡觉,反而睡得更好,没有做噩梦呢?或许今晚之后我都不会再做噩梦?”御影玲王有些犹豫地出声。完全远离凪吗?做得到... ...吗?哪怕完全删掉联系方式,记忆也无法删除吧,更何况我真的有做到那个程度的勇气吗?
“您说的情况可能是暂时的缓解。这种缓解是有时间限制的,当时间结束,您的噩梦又会如期而至,到那时您是否又会去寻求那位对象的帮助?”
“我不清楚... ...”
hjm_shiro
DOODLE凪玲/微酔に染まる声⚠友情出演キャラ有り
凪の声が大好きな玲王の話。酔っ払ったときの凪の声が夜を思わせるような声で、余計に抗えなくなっちゃう玲王。
「凪!! おせーよ!」
凪の名前を聞いて、ぴくりと肩を揺らした。開始時刻から一時間は経とうかというところで、凪がやってきたらしい。俺は座敷の端っこで、同じテーブルに座るメンバーの声に耳を傾けた。気持ち、体を縮こませる。幸いにして、凪は俺のところへ来ることなく、潔たちがいるテーブルへと引きずり込まれた。
「彼、来たみたいだけどいいの?」
「……彼ってなんだよ」
「とぼけんなや。あの面倒臭がり屋の天才クン」
いつもべったりやん、と烏が言う。それには周りにいた氷織や雪宮たちも同調して、飼い主とワンコみたいだよね、と茶化した。どっちかっていうとヤドカリとかカタツムリの殻やない? なんて言われて想像する。確かに、俺におんぶされてるときの凪はそんな感じかもしれない。
2253凪の名前を聞いて、ぴくりと肩を揺らした。開始時刻から一時間は経とうかというところで、凪がやってきたらしい。俺は座敷の端っこで、同じテーブルに座るメンバーの声に耳を傾けた。気持ち、体を縮こませる。幸いにして、凪は俺のところへ来ることなく、潔たちがいるテーブルへと引きずり込まれた。
「彼、来たみたいだけどいいの?」
「……彼ってなんだよ」
「とぼけんなや。あの面倒臭がり屋の天才クン」
いつもべったりやん、と烏が言う。それには周りにいた氷織や雪宮たちも同調して、飼い主とワンコみたいだよね、と茶化した。どっちかっていうとヤドカリとかカタツムリの殻やない? なんて言われて想像する。確かに、俺におんぶされてるときの凪はそんな感じかもしれない。