Raizu_03200101
DONE【不定期新連載】・CREDIT(敬称略)
WRITE.らいず ILLUST.@Y0UCAR32
鬼コクに人格を乗っ取られた🐯×可哀想な🕒️のお話 第1話
⚠ほとんどが捏造
⚠今のところ可哀想なのは🏴☠️🧡だけ
⚠何でも大丈夫な人だけ 25
肴飯のポイ箱
DONEホラー企画のお話。お題「冥婚」
愛にも恋にもアピールには物理的に限りがあるって話です。🗼時空恋人キダです。
髪の毛一本も残ってない 薄暗く、タバコの紫煙が立ち込めるパブの片隅。菫色の長い髪をその空間に沈めながら、一人の男が丸テーブルを挟んだ先にいるもう一人の男へと語りかけていた。
「ここ最近、オレの周りに赤い封筒が急に現れるんだ」
話を聞いていた血色の悪い細身の男は、怪訝そうに眉を顰めつつも目の前にあるグラスを傾ける。
「高額納税者のお前に督促状を送るバカでもいるんですか?」
「いや、分からないんだ」
「は?」
「デスクの上や、帰り道の路地裏、家のバスマットの上なんかにないつの間にか置かれているんだが……中を見る前にみんなが回収したり燃やしてしまうからな」
「なるほど、じゃあこの話についてはここで終わりです」
「いや、もうちょっとだけ聞いてくれても良いじゃないか」
2480「ここ最近、オレの周りに赤い封筒が急に現れるんだ」
話を聞いていた血色の悪い細身の男は、怪訝そうに眉を顰めつつも目の前にあるグラスを傾ける。
「高額納税者のお前に督促状を送るバカでもいるんですか?」
「いや、分からないんだ」
「は?」
「デスクの上や、帰り道の路地裏、家のバスマットの上なんかにないつの間にか置かれているんだが……中を見る前にみんなが回収したり燃やしてしまうからな」
「なるほど、じゃあこの話についてはここで終わりです」
「いや、もうちょっとだけ聞いてくれても良いじゃないか」