みえろ
DONE(ルビミスってたのでルビなしverに差し替えました)山姥切国広と大包平の短編です。おもしれー男を見つけてしまった山姥切国広。
霊力供給(?)ネタです。キスまでの接触があります。
某本丸を見ていいなと思った組み合わせではありますが、某本丸とは別のとある本丸の話です。
作中で大包平→山姥切国広の呼び方は山姥切としていますが、どちらもいるときはフルネームで呼び分けているのかなあと考えています。
一匹狼、おもしれー男に出会う1.
「俺も行く」
そう口にした瞬間、部隊の視線がさっと自分に集まるのを大包平は感じた。ただ一振り山姥切国広だけが、思案するようにゆっくりとこちらを振り向いた。
感情の読めない碧の瞳、その視線を真正面から受け止める。咄嗟に口をついて出た言葉だったが、間違った判断だとは思っていなかった。山姥切は否と言うかも知れない。だとしても、大包平はあくまで主張を通すつもりでいた。
だから、皆が静かに見守る中、山姥切が黙ってうなずいた時、大包平は思わず目をまたたいた。頭の中で組み立てていた反論が霧散する。誰にとっても予想外だったのだろう、かすかなざわめきが部隊の中を駆け抜けた。
刀を手に、山姥切は立ち上がった。大包平もそれに続く。最後に隊長を振り返り、ひとつ大きくうなずいた。俺に任せておけという意気だったのだが、曖昧にうなずき返す隊長の顔には、期待よりも心配が現れていた。
7973「俺も行く」
そう口にした瞬間、部隊の視線がさっと自分に集まるのを大包平は感じた。ただ一振り山姥切国広だけが、思案するようにゆっくりとこちらを振り向いた。
感情の読めない碧の瞳、その視線を真正面から受け止める。咄嗟に口をついて出た言葉だったが、間違った判断だとは思っていなかった。山姥切は否と言うかも知れない。だとしても、大包平はあくまで主張を通すつもりでいた。
だから、皆が静かに見守る中、山姥切が黙ってうなずいた時、大包平は思わず目をまたたいた。頭の中で組み立てていた反論が霧散する。誰にとっても予想外だったのだろう、かすかなざわめきが部隊の中を駆け抜けた。
刀を手に、山姥切は立ち上がった。大包平もそれに続く。最後に隊長を振り返り、ひとつ大きくうなずいた。俺に任せておけという意気だったのだが、曖昧にうなずき返す隊長の顔には、期待よりも心配が現れていた。
珠丘(たまおか)
DONE #創作審神者 #刀剣乱舞 #初老審神者と見習いjk審神者 #小説もどき元々の元ネタの前日譚。
ふと思いついたので、そのまま書いてみた。
審神者と近侍。少女は昔の記憶が曖昧だった。特に家族のことについて曖昧だった。
日常生活の振る舞い、知識、学生生活にも不思議に思うぐらい記憶と知識はしっかりしていた。少女は時の政府の指示で、とある初老の独身男性審神者に預けられることになった。
男は猫背気味、近侍のお陰か身なりは整っている。
性格はのんびりとのほほんとしている。
少女のことは、ちょっと仲のいい親戚のように接し、記憶に関しては触れることはなかった。ただ初期刀兼近侍の歌仙兼定が、何か言いたげな複雑な顔をしていていた。
二人には男女の関係はない。
それは緩やかな親戚、家族、兄弟のような関係。
少女も自身の記憶が曖昧の事について、それのことに関しては特に気にすることなく、学生生活を満喫していた。ただ、審神者の家にいると言うことで短刀の誰かが、こっそりと護衛を務めていた。
1311日常生活の振る舞い、知識、学生生活にも不思議に思うぐらい記憶と知識はしっかりしていた。少女は時の政府の指示で、とある初老の独身男性審神者に預けられることになった。
男は猫背気味、近侍のお陰か身なりは整っている。
性格はのんびりとのほほんとしている。
少女のことは、ちょっと仲のいい親戚のように接し、記憶に関しては触れることはなかった。ただ初期刀兼近侍の歌仙兼定が、何か言いたげな複雑な顔をしていていた。
二人には男女の関係はない。
それは緩やかな親戚、家族、兄弟のような関係。
少女も自身の記憶が曖昧の事について、それのことに関しては特に気にすることなく、学生生活を満喫していた。ただ、審神者の家にいると言うことで短刀の誰かが、こっそりと護衛を務めていた。