mira070111
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笹百合
REHABILI斬心ネタで春海。書きてぇ〜って書いた割に出来はリハビリな気がするのでリハビリで。
設定も何もまだ公表されてないのでふんわりしています。
春さん闇落ちしかけ。
残心 暗灰色の雲が空を覆う。見上げた暗雲からは大粒の雨が降りしきる。泥濘んだ地面はけたたましく雨を跳ねさせ、被った頭巾に雨音を鈍く打ち鳴らす。
視線を戻し前を見れば、よく見知った顔と海を彷彿とさせる深い青を湛えた双眸が俺を捉えていた。
「海。……あぁ、なんだか懐かしいな」
随分前か、少し前か……この名前を親しげに呼ぶのは、久しぶりな気がして。けれど、親しみを込めて呼ぶには俺と彼は、変わってしまった。
いや、変わったのはきっと、俺だけ。
だから、対峙した俺達の間に流れる空気はひどく張り詰めていた。
「……春、本気でやるのか?」
「仕方ないでしょう? 俺と君は敵なんだから。敵同士は切り合わないと、ね?」
鞘から刀を引き抜き、鞘を投げ捨てた。しかし、海は依然として刀を引き抜くことをしない。
2065視線を戻し前を見れば、よく見知った顔と海を彷彿とさせる深い青を湛えた双眸が俺を捉えていた。
「海。……あぁ、なんだか懐かしいな」
随分前か、少し前か……この名前を親しげに呼ぶのは、久しぶりな気がして。けれど、親しみを込めて呼ぶには俺と彼は、変わってしまった。
いや、変わったのはきっと、俺だけ。
だから、対峙した俺達の間に流れる空気はひどく張り詰めていた。
「……春、本気でやるのか?」
「仕方ないでしょう? 俺と君は敵なんだから。敵同士は切り合わないと、ね?」
鞘から刀を引き抜き、鞘を投げ捨てた。しかし、海は依然として刀を引き抜くことをしない。
笹百合
MAIKING某曲を聞いて書き始めたはいいが、段々誰が得するんだこれみたいな事に。続きは春さん視点に繋がるはずだった…。かきかけですが、ほぼ供養…。一応全部書く方がいいのかなぁ…。
「弥生先輩、これに目を通しておいてもらえますか?」
「はいはい、その後は会長に渡しておけば?」
「お願いします!」
後輩の役員は「助かります」とお礼を付け足すと、用があったのか足早に生徒会室を去っていった。
「うーん、これなら明日でも大丈夫かな」
生徒会の副会長、というのも慣れたもので、気が付けば高校生最後の年になっていた。
パラパラと書類に目を通した後、席を立つ。ドアを閉め、生徒会室に鍵を掛けたその時。
「お疲れ様? 生徒会副会長?」
「始」
少し揶揄うような声色で声を掛けられる。まぁ、その呼び方がすでに揶揄ってるそれなわけだが。
「生徒会長に望まれていた始は俺に何かご用でも?」
「はは、悪かったからそう拗ねるな」
1297「はいはい、その後は会長に渡しておけば?」
「お願いします!」
後輩の役員は「助かります」とお礼を付け足すと、用があったのか足早に生徒会室を去っていった。
「うーん、これなら明日でも大丈夫かな」
生徒会の副会長、というのも慣れたもので、気が付けば高校生最後の年になっていた。
パラパラと書類に目を通した後、席を立つ。ドアを閉め、生徒会室に鍵を掛けたその時。
「お疲れ様? 生徒会副会長?」
「始」
少し揶揄うような声色で声を掛けられる。まぁ、その呼び方がすでに揶揄ってるそれなわけだが。
「生徒会長に望まれていた始は俺に何かご用でも?」
「はは、悪かったからそう拗ねるな」
笹百合
REHABILIお題「ベッドに潜り込む」で春海某所でのお題を拝見して書いたもの。こちらでは初めての投稿なので試験も兼ねて。
なんだか少し元気が出ましたありがとうございます!
やる気は召されました。
ベッドに潜り込む「春ー」
「んー」
「はーるーーー春さーん」
「分かってます分かってます」
夜の帳も下り、ベッドの上で二人。一人はベッドと布団の間に身を挟み込んだ後、相手を呼ぶ。もう一人は名前を呼ばれながらも手にした本に視線を落としたまま。
何度恋人の名を呼んでも生返事しか返ってこず、さすがに立腹せざるを得ない。ベッドサイドの淡いランプの光に照らされた春の横顔は綺麗で、溜め息を吐きつつも見惚れてしまったりなど。
「もー先に寝ちゃうからなー」
「あー待って……! もう少しで切りのいいところだから……! ……はい! 今終わりました!」
春は本に栞を挟むと勢い良く本を閉じ、ベッドサイドに置いた。そして、そのままベッドに潜り込んでくる。
1007「んー」
「はーるーーー春さーん」
「分かってます分かってます」
夜の帳も下り、ベッドの上で二人。一人はベッドと布団の間に身を挟み込んだ後、相手を呼ぶ。もう一人は名前を呼ばれながらも手にした本に視線を落としたまま。
何度恋人の名を呼んでも生返事しか返ってこず、さすがに立腹せざるを得ない。ベッドサイドの淡いランプの光に照らされた春の横顔は綺麗で、溜め息を吐きつつも見惚れてしまったりなど。
「もー先に寝ちゃうからなー」
「あー待って……! もう少しで切りのいいところだから……! ……はい! 今終わりました!」
春は本に栞を挟むと勢い良く本を閉じ、ベッドサイドに置いた。そして、そのままベッドに潜り込んでくる。