きもいさん
DONEフラメモWebオンリー開催おめでとうございます!メロルドさんの特技の『聴覚が鋭い』って文字を目が認識したと同時に、絶対ハルリットくんのピアノの音の些細なことも気がついちゃうやつやん!!
って大興奮したよってお話です。
キャプ長…😇😇😇😇
【ルドハル】音が教えてくれるもの 心地よい音色。
紡がれる旋律。
澄んだ音は、まるで踊るように弾み、躊躇いもなく続いていた。
「ふふ……。見事ですね、ハルリットさん」
「本当に。特技とは言っていたけど、へぇ〜。こんなに上手いと思わなかったな」
旅の途中、マロンクリーム王国のはずれにある古城にレッドブーケの騎士たちは滞在していた。
城の近くまで来たのはまだ日が傾く前だった。城の主であるこの地方の領主にロマリシュが顔を見せに行くと、この先を進んだ山間の村はこの時期は皆で出稼ぎに出ていて、住人がほぼいないと教えてくれた。夜に休める場所もないかも知れないとのことで、今夜はこの城で泊まってはどうかと打診してくれたのだ。
夕飯にはまだだいぶ早かったので、領主がお茶に誘ってくれた。皆で話している間にピアノがあることを知ったハルリットが、自分の特技だと笑顔で言うので、領主も喜んでいた。
6070紡がれる旋律。
澄んだ音は、まるで踊るように弾み、躊躇いもなく続いていた。
「ふふ……。見事ですね、ハルリットさん」
「本当に。特技とは言っていたけど、へぇ〜。こんなに上手いと思わなかったな」
旅の途中、マロンクリーム王国のはずれにある古城にレッドブーケの騎士たちは滞在していた。
城の近くまで来たのはまだ日が傾く前だった。城の主であるこの地方の領主にロマリシュが顔を見せに行くと、この先を進んだ山間の村はこの時期は皆で出稼ぎに出ていて、住人がほぼいないと教えてくれた。夜に休める場所もないかも知れないとのことで、今夜はこの城で泊まってはどうかと打診してくれたのだ。
夕飯にはまだだいぶ早かったので、領主がお茶に誘ってくれた。皆で話している間にピアノがあることを知ったハルリットが、自分の特技だと笑顔で言うので、領主も喜んでいた。
nigailemonn
REHABILIハンギョンに淫紋あるだろって幻覚2、3枚目はサングラス無し差分とヘソ下差分
謎ポーズになってしまった
サンリオにヘソ周りにハート型のタトゥーあるコスチュームある子がいるので(ガチ)ありうるんじゃねという妄言から 3
suzusiro
DONEハロウィンifネタのルドロド。クロードが女装してる。少しだけ雰囲気えっちです。
兄と弟~if Halloween~ 夜の帳が下りた町はライトアップされた装飾品や街灯でキラキラと輝いていた。
仮装をした子供達の声が楽しげに夜の町に響き渡る。
十月三十一日。今日はハロウィンだ。
しかし、陽気に走り回る子供達とは対照的にクロードの表情は暗かった。
クロードはぐっと唇を噛みしめる。
どうしてこんな事になってしまったのかと。
この世の終わりのような顔をするクロードを見て、メロルドはにこやかに、それはもう苛立ちを覚えるぐらいの笑顔を浮かべながら、クロードの頬をつんと突いた。
「もう、クジ引きで決まったんだからいい加減腹くくりなよ~。せっかく可愛い格好してるんだからさ」
「……うるさい」
ぱし、とメロルドの手を払う。
メロルドの言う可愛い格好。
3757仮装をした子供達の声が楽しげに夜の町に響き渡る。
十月三十一日。今日はハロウィンだ。
しかし、陽気に走り回る子供達とは対照的にクロードの表情は暗かった。
クロードはぐっと唇を噛みしめる。
どうしてこんな事になってしまったのかと。
この世の終わりのような顔をするクロードを見て、メロルドはにこやかに、それはもう苛立ちを覚えるぐらいの笑顔を浮かべながら、クロードの頬をつんと突いた。
「もう、クジ引きで決まったんだからいい加減腹くくりなよ~。せっかく可愛い格好してるんだからさ」
「……うるさい」
ぱし、とメロルドの手を払う。
メロルドの言う可愛い格好。
suzusiro
DONE幻覚その2。ルドロド。ハロウィンネタです。兄と弟~Halloween~「トリックオアトリート!」
可愛らしい仮装に身を包んだ子供達がハロウィンの常套句を口にした。
その言葉にクロードは、かごから数個クッキーの入った袋を取り出し、彼らに手渡す。
「ハッピーハロウィン」
その言葉に子供達は笑みを零し、バイバイと元気よく手を振りながら去って行った。
その後ろ姿を見送り、見えなくなったところで、ふうと息をつく。
十月三十一日。今日はハロウィンで、クロードはボランティア活動の一環として子供達にお菓子を配り歩いていた。そろそろ、かごの中のお菓子が少なくなってきた。施設に戻って補充をしてこないといけない。そう思った時だった。
「トリックオアトリ~ト~」
「……兄貴」
吸血鬼の仮装をしたメロルドは、子供のように、さあ、どっちだと言わんばかりに待ち構えていた。大の大人が何をやっているのだろう。クロードは兄に冷たい眼差しを送った。
1269可愛らしい仮装に身を包んだ子供達がハロウィンの常套句を口にした。
その言葉にクロードは、かごから数個クッキーの入った袋を取り出し、彼らに手渡す。
「ハッピーハロウィン」
その言葉に子供達は笑みを零し、バイバイと元気よく手を振りながら去って行った。
その後ろ姿を見送り、見えなくなったところで、ふうと息をつく。
十月三十一日。今日はハロウィンで、クロードはボランティア活動の一環として子供達にお菓子を配り歩いていた。そろそろ、かごの中のお菓子が少なくなってきた。施設に戻って補充をしてこないといけない。そう思った時だった。
「トリックオアトリ~ト~」
「……兄貴」
吸血鬼の仮装をしたメロルドは、子供のように、さあ、どっちだと言わんばかりに待ち構えていた。大の大人が何をやっているのだろう。クロードは兄に冷たい眼差しを送った。
suzusiro
DONE幻覚が過ぎるルドクロ(ルドロド?)。公式から答えが出る前の幻覚なので、キャラ解釈甘いです。
兄と弟。 耐えられなかったんだと思う。
努力を重ねても重ねても兄と比較され続ける事に。
いつからだろうか。
何をやってもそつなくこなす優秀な兄が、憧れから疎ましい存在に変わったのは。
例えば、だ。学校でテストがある度に教師は勿論、兄を知るクラスメート達に比べられた。部活動では兄は助っ人として引っ張りだこで。優秀な成績を収める兄は生徒会長を推薦されて、その肩書きに恥じぬよう主席で学校を卒業した。華やかな学校生活を送った兄と比べて、クロードの学校生活は灰色そのものだった。何をするにしても兄を知る人物から兄と比べられる。周囲のクロードへの評価は「兄の劣化版」、「悪くはないが、カリスマ性はない」、それが関の山だ。
1481努力を重ねても重ねても兄と比較され続ける事に。
いつからだろうか。
何をやってもそつなくこなす優秀な兄が、憧れから疎ましい存在に変わったのは。
例えば、だ。学校でテストがある度に教師は勿論、兄を知るクラスメート達に比べられた。部活動では兄は助っ人として引っ張りだこで。優秀な成績を収める兄は生徒会長を推薦されて、その肩書きに恥じぬよう主席で学校を卒業した。華やかな学校生活を送った兄と比べて、クロードの学校生活は灰色そのものだった。何をするにしても兄を知る人物から兄と比べられる。周囲のクロードへの評価は「兄の劣化版」、「悪くはないが、カリスマ性はない」、それが関の山だ。