ヘヴェンディーモ
DONE「雑渡さんのこと、欲望、気持ち...全てをもうちょっと、知りたいのです...」しばらく考えた後、雑渡はそう答えた。「いいよ、少しだけ」
※服を着たまま ※青姦寸前 ※ぺティング 2
ヘヴェンディーモ
DOODLE先々週の話が頭から離れない。それで、忘れられないから描きましたw 今も全然離れない... 怒ったな組頭が最高...! _:(´ཀ`」読みやすいように分けましたをどうぞ。 7
genko_gorilla
DONE2022/5/3の超忍で頒布いたしました「きみはシューティングスター」の前日譚です。本編を読んでいなくてもそこまで問題はございません。
伊作(ISA)、仙蔵(SEN)、食満(KEMA)によるボーイズアイドルグループ「SIK(シック)」のデビューにまつわるアレコレ。強めオタの昆さんが元気です。
きみはシューティングスター act.0.5 事の起こりは、春というには随分と日差しが強い四月の朝。
大型連休を目前に控えた、よく晴れた平日だった。
ぼくはいつものように、中学からの持ち上がりの友人と他愛ない話をしながら高校への道を歩いていた。入学当時こそしゃちほこばっていたが、フタを開けてみれば地方の公立校。見知った顔が多くすぐになじんだ。
最初のうちは戸惑った見知らぬ通学路も、真新しくあつらえた制服も、すでに単なる日常の一片になっていて。同じようにリラックスした笑顔を向ける友達の顔に、木漏れ日が降り注いでいたのを覚えている。
「ねえ、きみ。ちょっと」
振り返ると、きりりと締まった濃い眉に、同じくらい締まったつり目の男性。長袖では蒸すような快晴にもかかわらず、汗ひとつかかずに真っ黒なスーツを着込んでいる。
6094大型連休を目前に控えた、よく晴れた平日だった。
ぼくはいつものように、中学からの持ち上がりの友人と他愛ない話をしながら高校への道を歩いていた。入学当時こそしゃちほこばっていたが、フタを開けてみれば地方の公立校。見知った顔が多くすぐになじんだ。
最初のうちは戸惑った見知らぬ通学路も、真新しくあつらえた制服も、すでに単なる日常の一片になっていて。同じようにリラックスした笑顔を向ける友達の顔に、木漏れ日が降り注いでいたのを覚えている。
「ねえ、きみ。ちょっと」
振り返ると、きりりと締まった濃い眉に、同じくらい締まったつり目の男性。長袖では蒸すような快晴にもかかわらず、汗ひとつかかずに真っ黒なスーツを着込んでいる。
そらお
DONE #雑伊版深夜のワンドロライお題「ハロウィン」
オチが行方不明。かっこいい雑渡さんはいません。
猫耳しっぽの伊作くんがいます。名前のないモブ忍が出ます。
ワンライ、遅刻はするわ時間超過はするわでなにひとつ成長できていないのですが、とりあえずお題を頂いて頑張って書こう!というモチベーションになっています。
いつもありがとうございます。チャレンジできてうれしかったです。
「ハロウィン」そらお@masakanootiran「なんでこうなっちゃったんだよ~」
伊作は頭を抱えて部屋の隅にうずくまっている。
「なんでって、君が突然こんなところまでやってくるからだよ」
「雑渡さん~」
「辛いならやめてもいいけど、任務どうするんだい」
「だって――まさか、こんなことするなんて思わなかったんですよ~」
「大丈夫。よく似合ってるよ」
「なんの慰めにもなってません!」
「言っておくけど、今回わたしはなにもしていないからね」
「分かってます~~!」
うずくまったまま嘆く伊作を横目に、雑渡は雑炊の入った竹筒を軽く振って、ここに伊作を連れくるまでを思い返した。
忍術学園の六年である善法寺伊作がうずくまっているこの場所は、タソガレドキ領内の一角にあるタソガレドキ忍軍の拠点のひとつである。
3422伊作は頭を抱えて部屋の隅にうずくまっている。
「なんでって、君が突然こんなところまでやってくるからだよ」
「雑渡さん~」
「辛いならやめてもいいけど、任務どうするんだい」
「だって――まさか、こんなことするなんて思わなかったんですよ~」
「大丈夫。よく似合ってるよ」
「なんの慰めにもなってません!」
「言っておくけど、今回わたしはなにもしていないからね」
「分かってます~~!」
うずくまったまま嘆く伊作を横目に、雑渡は雑炊の入った竹筒を軽く振って、ここに伊作を連れくるまでを思い返した。
忍術学園の六年である善法寺伊作がうずくまっているこの場所は、タソガレドキ領内の一角にあるタソガレドキ忍軍の拠点のひとつである。
そらお
TRAINING雑伊版深夜のワンドロワンライお題「包帯」
数馬が赤くなったのは、伊作があまりにも優しい顔をして微笑むからだというのを本文で説明したかったです。
「包帯」雑伊+数馬 もう水仕事をするには少し辛い季節になってきた。包帯を洗う手を止めて、冷え切ってかじかんでしまった指先に息を吹きかけた。
温かい呼気でぬくもる度に、じわじわと血が通う気配に指先がうずき出す。
人体の不思議に心奪われ、赤みを取り戻す指先をじっと見つめた。
「伊作先輩、残りは僕が洗ってしまいますから。どうかお部屋に戻ってください」
井戸端で伊作と並んで包帯を洗っていた数馬が顔を上げて伊作をとがめた。その後ろには小山のように積まれた包帯の束がある。
「なに言ってるんだい。数馬のほうが残りの量が多いじゃないか」
「でも――そんなに指先ばかり見ていると、風邪をひいてしまいます」
「そうならないように、早く終わらせて医務室でお茶でも飲もうよ」
2286温かい呼気でぬくもる度に、じわじわと血が通う気配に指先がうずき出す。
人体の不思議に心奪われ、赤みを取り戻す指先をじっと見つめた。
「伊作先輩、残りは僕が洗ってしまいますから。どうかお部屋に戻ってください」
井戸端で伊作と並んで包帯を洗っていた数馬が顔を上げて伊作をとがめた。その後ろには小山のように積まれた包帯の束がある。
「なに言ってるんだい。数馬のほうが残りの量が多いじゃないか」
「でも――そんなに指先ばかり見ていると、風邪をひいてしまいます」
「そうならないように、早く終わらせて医務室でお茶でも飲もうよ」
そらお
TRAINING雑伊版深夜のワンドロワンライ10/3 お題「笑顔」
本当に本当の初めての雑伊
「笑顔」 雑伊+保「……え!?」
その日、保健委員委員長、善法寺伊作を迎えたのは、下級生たちの戸惑いの叫びだった。
「いや……集中してたら足元がおろそかになって」
照れたように笑う伊作に五対の幼い瞳がじっと注がれている。みな声を出すのも忘れて驚いているのだ。
「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!」
最初に我に返ったのは、二年の川西佐近だ。
「先輩の運の悪さは承知しております。けど――」
伊作の運の悪さは折り紙付きだ。保健委員である以上、その事実は自分たちにもつきまとっている。伊作の惨状は、ちょっと山へ入って少なくなっている生薬の種を見つけてこようとして落とし穴に落ちたか、罠にかかったかしたに違いない。そんなことは説明されなくてもわかっている。
2104その日、保健委員委員長、善法寺伊作を迎えたのは、下級生たちの戸惑いの叫びだった。
「いや……集中してたら足元がおろそかになって」
照れたように笑う伊作に五対の幼い瞳がじっと注がれている。みな声を出すのも忘れて驚いているのだ。
「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!」
最初に我に返ったのは、二年の川西佐近だ。
「先輩の運の悪さは承知しております。けど――」
伊作の運の悪さは折り紙付きだ。保健委員である以上、その事実は自分たちにもつきまとっている。伊作の惨状は、ちょっと山へ入って少なくなっている生薬の種を見つけてこようとして落とし穴に落ちたか、罠にかかったかしたに違いない。そんなことは説明されなくてもわかっている。